Valveが手がけるSteam向けコントローラー「Steam Controller」が2026年5月5日(火)に発売された。日本では正規販売代理店のKOMODOが運営するKOMODO STATIONから購入できる形となったが、国内外ともに発売直後に在庫が底をつき、購入できなかったユーザーが続出した。
PC GamerやTom's Guideなど複数の海外メディアの報告によると、Steamストアでも決済エラーが頻発し、繰り返し購入ボタンを押すことでようやく注文を通したユーザーが相次いだ。日本でもKOMODO STATIONへのアクセスが朝から集中し、KOMODOが公式Xで障害を報告する事態となった。Steam Deck以来となる、Valve製ハードウェアの発売日恒例ともいえる展開だ。
- 3行まとめ
- Steam Controller(スチームコントローラー)が国内外で即日完売
- 海外では発売から約30分、日本でも当日朝には在庫切れ
- KOMODO STATIONがアクセス集中で一時ダウン、Steamストアでも決済エラーが頻発
Steam Controllerが国内外で即完売、サイト障害も発生
Valveが2015年の旧モデル以来、約11年ぶりに投入した新型コントローラー。設計を大幅に刷新し、Steam Deck譲りのデュアルスティックレイアウトを採用した点が旧モデルとの最大の違いとなる。
Steam Controllerの主な仕様と価格



価格は17,800円(税込)。米国では99ドル(約1万4,400円)で、日本は割高に映るが、現行のアジア圏における為替レートを考慮するとおおむね想定内の設定といえる。出荷は5月11日(日)から順次開始。1アカウントにつき2台までの購入制限が設けられている。
スティックにはTMR(トンネル磁気抵抗)方式を採用しており、従来のポテンショメーター式と異なり接触部品を持たない非接触構造となっている。いわゆるスティックドリフトが起こりにくい設計で、近年のホールエフェクト技術をさらに進化させたものと位置づけられる。前面下部には左右それぞれにトラックパッドを搭載。Steam Deckと同様の思想のもと、コントローラー操作に正式対応していないPCゲームも扱いやすくなる。
背面には4つのグリップボタンを備え、Steam上で任意の機能を割り当て可能。グリップセンサー(Grip Sense)によるジャイロ操作にも対応し、接続方式はUSB-C有線・Bluetooth・2.4GHz無線(Puck経由)の3通り。同梱のSteam Controller Puck(スチームコントローラーパック)はワイヤレス送信機と充電台を兼ね、コントローラー底面に磁気吸着する。バッテリー持続時間は35時間以上、1台のPuckに最大4台まで接続できる。
対応環境はSteam、もしくはSteamリンクアプリを動作させられる機器全般で、Windows・Mac・Linux PC、タブレット、スマートフォン、Steam Deck、Steam Machine、Steam Frame(VRヘッドセット)が含まれる。裏を返せば、Steamが動かないPS5やXbox Series X|Sでは使用できない点は押さえておきたい。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | Steam Controller |
| 発売日 | 2026年5月5日(火)※日本出荷開始は5月11日(日) |
| 価格 | 17,800円(税込) |
| 購入先(日本) | KOMODO STATION |
| 接続方式 | USB-C有線 / Bluetooth / 2.4GHz無線(Puck経由) |
| スティック | TMR磁気スティック×2(スティックドリフト対策設計) |
| トラックパッド | ハプティクス搭載×2(34.5mm正方形) |
| 背面ボタン | グリップボタン×4(任意割り当て対応) |
| ジャイロ | 対応(グリップセンサー / Grip Sense) |
| バッテリー | 35時間以上 |
| 同梱品 | Steam Controller Puck(ワイヤレス送信機 / 充電台)※1台で最大4台のコントローラーに対応 |
| 対応環境 | Steam / Steamリンクアプリ動作デバイス全般(Windows・Mac・Linux PC、Steam Deck、Steam Machine、Steam Frame、スマートフォン等) |
| 購入制限 | 1アカウントにつき2台まで |
海外約30分・日本は当日朝に完売、Steamストアでも決済エラーが頻発
発売は日本時間5月5日(火)午前2時(米国太平洋時間5月4日午前10時)。PC Gamer、Tom's Guide、GamingOnLinuxなどの報告をまとめると、Steamストアは発売から約30分で「在庫切れ」表示に切り替わった。決済画面で「トランザクションの初期化エラー」が繰り返し表示され、購入ボタンを何度も押し続けることで注文を通したユーザーが多かった。配送予定も発売直後に「3〜5営業日」から「6〜10営業日」へ延長されるなど、需要の大きさが随所に表れた。
日本でもKOMODO STATIONに早朝からアクセスが集中し、KOMODOは公式Xで以下のとおり障害を報告している。
日本でも当日朝には在庫が尽き、購入完了まで数時間かかったり、決済直前でエラーが出たりといった報告がユーザーから相次いだ。海外ではeBayでの転売品が定価の2〜3倍にあたる250ドル前後で取引されているケースも確認されており、再入荷を待って正規価格での購入を検討したい。
Steam Controllerへの関心がこれだけ高かった背景には、旧モデルが2015年の発売当時、右スティックの位置にトラックパッドを配置するという独自設計で汎用性に課題を抱えていた点がある。新型ではデュアルスティックを採用した標準的なレイアウトに転換しつつトラックパッドを残しており、約11年越しの設計刷新がPC向けコントローラー市場に久々の話題をもたらした。
現時点でKOMODO STATIONから次回入荷時期は案内されていない。在庫状況はKOMODO公式X(@KOMODO_Games_JP)またはKOMODO STATIONの製品ページで随時確認してほしい。
FPS POWER TUNE
Googleの優先ソースに追加
Source: Pressrelease / KOMODO公式X / PC Gamer / Notebookcheck
EAA FPS News(イーエーエー)をもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。



コメント