『エーペックスレジェンズ(Apex Legends)』のシーズン29「オーバークロック(Overclocked)」の発表会が開催され、開発チームが新シーズンの全容を明らかにした。配信開始は現地時間2026年5月5日の予定だ。
今回の発表では、1年以上ぶりとなる新レジェンドの参戦に加え、デスボックスからチームメイトを直接復活させる新システムや、武器・マップを含む大規模なメタ変更が明らかになった。この記事では、開発者パネルで発表されたシーズン29の新要素を全てまとめる。
- 3行まとめ
- スライドを武器にした新レジェンド「アクセル」が1年以上ぶりに登場
- デスボックスから直接リスポーンできる新システムで試合の流れが変わる
- 武器・マップ・ランク・マッチメイキングまで全面的にアップデート
シーズン28を振り返って
シーズン29の話に入る前に、開発陣はシーズン28の手応えについて振り返った。
ガンダムとのコラボイベントはチーム史上最も野心的なクロスオーバーの一つで、ブロークンムーンに巨大モビルスーツ像を設置し、エピオンのラッシュとバスターライフルといったインパクトの大きな新要素をイベント内に導入した。コミュニティの反響も大きく、チームとして手応えを感じたシーズンだったという。

もう一つの注目点は、硬質光メッシュだ。窓やドアの破壊が可能になるこの仕組みに対し、プレイヤーが近接戦での立ち回りを根本的に見直すようになったことを開発陣は高く評価しており、Apexにおけるスキルと戦略の重要性を改めて確認できたと語った。
シーズン29に向けた開発方針
シーズン29を語る前に、チームが今年掲げる方針についても言及があった。

チート対策・マッチメイキング・サーバー安定性・オーディオの信頼性を「競技的な誠実さ」の根幹として最優先に取り組んでいるとのことで、これらは今後も継続的な優先事項だという。コミュニティからのフィードバックをロードマップ構築に積極的に活用しており、シーズン29の配信に合わせてロードマップの更新情報を含むゲームアップデートブログも公開予定だ。また今年は、ワイルドカードイベントや大型IPコラボも引き続き展開していく方針を示した。
新レジェンド「アクセル(Axle)」
ロールアウトから1年以上が経過し、ようやく新顔がアリーナに降り立つ。開発陣は「スライドを武器化した存在」と表現しており、移動系レジェンドに新たな選択肢が生まれる。

アクセルのバックグラウンド
アクセルはハイパーコンペティティブなボディモッド(身体改造)バイクレーサーだ。マッドマギーとフューズを輩出した、爆発物文化が根付く惑星・サルボ出身で、「レッドライン」と呼ばれるルールなしのバトルバイクレースで頭角を現した。

幾度もの怪我と身体の置き換えを経験してきた彼女だが、それらを挫折とは捉えていない。切り落とした部位は「より強くなるためのトロフィー」として誇らしく受け入れている。ブリスクが主催したレースで優勝したことでApexゲームスへの招待を受け、今シーズンからロースターに加わる。
同じ惑星出身のマッドマギーとフューズは彼女に対してそれぞれ異なる反応を示すとのことで、ストーリー面での絡みも今後の楽しみになりそうだ。
アクセルのアビリティ

アクセルのアビリティは「スライドの支配」を軸に設計されている。コンセプトとしてはマギーとオクタンを足したようなハイブリッドで、個人の突破力とチーム全体のモビリティを両立している。開発陣によれば、上位から下位まで全スキルバンドの選手が活用できることを目標に設計したという。
なお、パッシブのスライド強化はシーズン以前のワイルドカードイベントで試験的に導入されたメカニクスがベースになっている。実際に使ったことがある人にとっては、あの感触が常時使えるようになったイメージに近いだろう。

- パッシブ「ドリフト」:
- スライド中の移動速度が上昇し、横方向への操作精度も向上する。ヴァルキリーのジェットパックに近い、常時発動の移動強化系パッシブ。
- 戦術アビリティ「ニトロゲート」:
- ゲートを投擲して設置し、踏み込むとブーストスライドで射出される。オクタンのジャンプパッドと同様に、設置したゲートは味方・敵どちらでも使用可能なため、配置には注意が必要だ。奇襲時の角度取り、小規模な移動、ダウンした味方のリセットなど、応用範囲は広い。


- アルティメット「キックスタート」:
- 自律追尾型のドローンを射出する。地面を這うように進み、最も近い敵を探知すると一直線に追いかけて起爆する。爆発に巻き込まれた敵は空中へ打ち上げられ、スタン状態で無防備に晒される仕様だ。ダメージは25固定(爆発中心から離れるほど打ち上げ距離は減少)。ドローンのHPは200で、射撃での破壊も可能。クリプトのEMPや、バンガロールのEMP系アップグレードでも無効化できる。
開発陣は「概念的にはホライゾンの逆」とも表現している。ホライゾンが垂直方向へ飛び回り敵を地面に引き寄せるとすれば、アクセルは横方向の地形を制し、敵を地面から弾き飛ばす存在だ。ALGSでの即時採用については「リング外周を活用した立ち回りや撃破重視のスタイルに強いオプション」として期待しつつ、試合終盤でのアルティメット有効性は慎重に見ていきたいと述べた。




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