Bungieが『Destiny 2』のライブサービス終了を発表したことで、Destinyファンと『Marathon(マラソン)』ファンのコミュニティが真っ二つに割れている。
最終アップデート「Monument of Triumph(モニュメント オブ トライアンフ)」が6月9日に配信される一方、「マラソンがDestiny 2を殺した」という言説が拡散し、大手クリエイター同士の衝突にまで発展した。
- 3行まとめ
- Bungieが『Destiny 2』のライブサービス開発終了を発表、最終アップデート「Monument of Triumph」は6月9日配信
- 「マラソンがDestiny 2を殺した」説が広まり、コミュニティが「Destiny派 vs マラソン派」に分裂
- 『Destiny 3』を求める署名は約29万件に到達し、マラソンの最大同時接続者数を上回った
『Destiny 2』、6月9日にライブサービス開発が終了へ
Bungieは2026年5月、約12年続いた『Destiny』シリーズの旗艦タイトル『Destiny 2』について、ライブサービス開発を終了すると正式に発表した。最終となるコンテンツアップデート「Monument of Triumph」は2026年6月9日に配信される。
ただし、これは「サービス終了(シャットダウン)」ではない。Bungieは開発終了後も『Destiny 2』をプレイ可能な状態に保つと明言しており、初代『Destiny』と同じように、サーバーは稼働し続ける。新規の拡張やシーズンコンテンツの追加が止まる、いわゆる「メンテナンスモード」への移行というかたちだ。
Bungieは公式声明のなかで、『The Final Shape(最終形態)』でメインストーリーが完結したことに触れ、「私たちの共有された世界とDestinyが、Destiny 2を超えて生き続ける時が来た」と述べている。スタジオは今後、次世代タイトルの開発に注力するとしている。
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最終アップデート「Monument of Triumph」の中身は驚くほど豪華
「サービス終了の最終パッチ」と聞くと寂しい内容を想像しがちだが、Monument of Triumphはファンが長年要望してきた要素を詰め込んだ、非常にボリュームのあるアップデートになっている。Bungieはこれを「全アクティビティのプレイヤーへ宛てたラブレターの詰め合わせ」と表現している。

主な内容は以下の通り。
- ディレクター(Director)の復活:プレイヤーから不評だったポータルシステムに代わり、おなじみのナビゲーションハブ「ディレクター」がゲームの中心に戻る。ポータル関連アクティビティはディレクター下部のノードから引き続きアクセス可能
- Pantheon 2.0:恒久実装されるボスラッシュ形式のエンドゲーム。6月9日にユニークなボスを擁する2つのアクティビティが開放され、6月13日に全ボスが集うフルガントレット、6月16日からは報酬付きのエンカウンターローテーションが始まる
- レイド/ダンジョン報酬のオーバーホール:すべてのレイド・ダンジョン武器と防具が最新基準に更新され、Tierパリティ、セットボーナス、新パークが追加される
- スパロウレーシングリーグの復活:長年要望されてきたレースモードが帰ってくる
- サンドボックス調整:ハンター、ウォーロック、タイタンの各サブクラスに新アスペクト、新グレネード、新近接アビリティなどが追加
長年プレイしてきたガーディアンにとっては、最後にもう一度ゲームへ戻る理由として十分すぎる内容と言っていい。
「マラソンがDestiny 2を殺した」説でコミュニティが分裂
問題はここからだ。サービス終了の発表以降、オンライン上では「MarathonがDestiny 2を殺した」という言説が急速に広まっている。
背景にあるのは、Bungieが新規IPの抽出型シューター『マラソン』へリソースを集中させていたという見方だ。マラソンは2026年3月6日(日本時間)にローンチ。SteamDBによればローンチ初日にSteam同接ピーク88,337人を記録し、ユーザーレビューは「非常に好評」の90%(当時)を獲得するなど、決して出だしは悪くなかった (関連記事)。
その後は同接が落ち着き、本稿執筆時点(5月下旬)のSteam同接はおおむね1万人前後(24時間ピークで約1.1万人)、累計レビューは51,000件超で好評率83.9%という水準にあるようだ。ただし、これらはいずれもSteam版に限った数字。マラソンはPS5/Xboxにも同時展開しており、Sonyは全体の販売・同接データを公表していない。
市場分析会社Alinea Analyticsの集計(3月下旬時点)によれば、全プラットフォーム合算の1日あたりアクティブユーザー(DAU)は約34.5万人とされ、ForbesのPaul Tassi氏も「この推定値はBungieの実数に近い」と自身の取材で裏付けている。内訳はSteamが約70%、PS5が約19%、Xboxが約11%とされ、Sony傘下の新規IPながらPC(Steam)が中心という構図だ。少なくともこの時点では、Steamの同接数だけで「過疎」と断じるのは早計だった。なお、このDAUは3月下旬時点の数値であり、その後の最新値は公表されていない。
この「MarathonがDestiny 2を殺した」という不満は、ついにマラソンの「レビュー爆撃」にまで発展した。ただし、低評価レビューの多くはマラソンというゲーム自体の出来を批判するものではなく、「Destiny 2を見捨てた(と受け取られる)開発体制」への怒りが中心だったとされる(加えて、価格や課金まわりへの不満も含まれる)。
さらに、Destiny界隈の大手コンテンツクリエイターのひとりが「今後いかなる形でもマラソンを支持しない。Destiny 2やDestiny 3を取り戻すためにマラソンを葬る必要があるなら、自分はそうする」という強い立場を動画で表明。これに対し、近年マラソンを楽しんでいた別のクリエイターが反発し、双方の支持者を巻き込んだ「Destiny vs マラソン」の対立構造が生まれてしまった。
影響力の大きいクリエイターの発言は、軽い気持ちで放たれたものであっても、ゲームのイメージに大きなダメージを与えかねない。両陣営が争った結果、極端に最悪な状況になった場合、片方ではなく「両方のゲームが終わる」の状況に陥る危険性がある。



コメント
コメント一覧 (3件)
それもこれもMarathonがインディーの脱出ゲー以下のクオリティと同接数しかないのが悪い
Bungie程でかい会社がV時回復出来る程のポテンシャルもないし来年には社員がSIE側に吸収されるとの見方が多数
BungieってPvEとかソロゲーは作れるけど
PvPがHALO3で止まってる感じがして刺さる人には刺さるけど万人向けは作れないんだよなぁ
だからこの問題ってひとえにかけたことに対してリターンが少ないって問題に尽きる気がするわ
もっと安いコストで作ってれば成功と言えるだろうしそれこそ二足の草鞋ができたかもしれんしな
D2の立ち上げに失敗し、アクティビジョンと袂を分かったのが終わりの始まりでしょう
その後の数年をなんとか食い繋ぎ、ソニーの傘下になってメインストーリーを完結させただけでも大成功だよ