Infinity Wardが『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア4(Call of Duty: Modern Warfare 4)』のコスメ方針を明らかにした。「世界観に忠実」で「地に足のついた」路線を貫くと宣言し、過去作で物議を醸した派手なコラボスキンとは一線を画す姿勢を示している。
3行まとめ
CoD:MW4コスメは世界観重視を公約、スポンジボブ等の派手コラボを明確否定
公式コミュニティマネージャーが具体名を挙げて「Keep the receipts(証拠を取っておけ)」と宣言
CoD:BO6の反省を踏まえた路線転換、シーズン後半が真価の試金石
IWが掲げる「世界観に忠実」なリアル路線

『モダン・ウォーフェア4』の正式発表を受け、開発元のInfinity WardがX上でコスメに関する方針を表明した。
同スタジオは「MW4のあらゆる要素はゲームのナラティブに根ざしている。すべての機能、すべての決定がモダン・ウォーフェアらしさを感じられるものでなければならない。それにはコスメやコラボも含まれる」と述べ、「地に足のついた、透明性のある」運営を約束した。
加えて、ファンの声を聞く姿勢も強調。「何をゲームに求めるか聞かせてほしい」とコミュニティへの対話を呼びかけている。

どうせ変なスキン出すだろうに反論
この発表に対し、プレイヤーが「どうせレディー・ガガとかオムニマンとかのふざけたコラボをぶっ込んでくるんだろ。そうなった時にこのツイートを連中の顔に投げつけてやれ」と皮肉混じりに前述の『CoD:MW4』の発表を引用。
このポストに公式コミュニティチーム(@CallofDutyCM)が、「レディー・ガガなし。オムニマンなし。テレタビーズなし。スポンジボブなし。証拠を取っておけ(Keep the receipts)」と返答。真っ向から否定する対応を見せた。

「証拠を取っておけ」という表現は、「世界観を壊すコラボはない」という自信の表れだろう。少なくとも現時点で、これらの世界観とマッチしないIPコラボが登場する可能性は限りなくゼロに近いと言えそうだ。
CoD:BO6の反省とCoD:BO7からの軌道修正

コスメ問題(?)が最も深刻だったのは2024年の『CoD:BO6(Black Ops 6)』だ。アメリカン・ダッドやビーバス・アンド・バットヘッドといったアニメ作品とのコラボが導入され、ミリタリーシューターとは明らかに異質なアートスタイルが混在。ユニークではあるが、視覚的な統一感の崩壊がコミュニティから批判を浴びた。
続く『CoD:BO7(Black Ops 7)』ではトーンダウンの兆しが見られたものの、ミリタリーテーマから外れたコスメやブループリント(武器設計図)は依然として登場。『CoD:MW4』でInfinity Wardがどこまでリアル路線を貫けるかは、シーズンが進むにつれて試されることになる。
なんでもあり化した歴代CoDコラボ

CoDシリーズにおけるコラボの歴史は長い。当初は映画キャラクターなど「世界観に馴染む」ものが中心だったが、年を追うごとに振り幅が拡大。EAA!! の過去記事でも、『CoD:MWII』以降は「他作品とのコラボイベントを過去にないペースで開催している」と繰り返し報じてきた。時系列で並べると、その暴走(?)ぶりが一目で分かる。
ランボー / ダイ・ハード:2021年5月、『CoD:BOCW(Black Ops Cold War)』『ウォーゾーン(Warzone)』の「シーズン3 リローデッド」にて、ジョン・ランボーとジョン・マクレーンが新オペレーターとして期間限定実装。80年代アクション映画つながりで、まだ「硬派」寄りのコラボだった(関連記事)

Scream(ゴーストフェイス):2021年10月、『CoD:BOCW』のハロウィンイベント「ホーンテッド」にて、ホラー映画『スクリーム』の殺人鬼がオペレーター化。専用モード「Scream Deathmatch」も実装された。イベントなので問題なし(関連記事)

進撃の巨人:2022年、『CoD:ヴァンガード(Vanguard)』にて、日本の人気アニメ『進撃の巨人』とコラボ。第2弾では「鎧の巨人」スキンも登場。ちょっと怪しくなってきた。(関連記事)

ゴジラ・コング・メカゴジラ:2022年5月、『CoD:ヴァンガード』『ウォーゾーン』の「オペレーション・モナーク」にて、怪獣王たちがコラボ実装。巨大怪獣が島を闊歩する専用ゲームモードまで登場した(関連記事 / バンドル詳細)

ターミネーター:2022年6月、『CoD:ヴァンガード』にて、SF映画の金字塔『ターミネーター』とのコラボが発表。"They'll be back" のメッセージとともに告知された(関連記事)

ニッキー・ミナージュ:2023年、『CoD:MWII(Modern Warfare II)』『ウォーゾーン』にて、ピンクの全身衣装をまとったラッパーがオペレーターバンドルとして登場。ミリタリーとの落差が一気に広がった象徴的な一例だ
ザ・ボーイズ:2023年7月、『CoD:MWII』「シーズン4 リローデッド」にて、Amazonドラマ『ザ・ボーイズ』のホームランダー、スターライト、ブラックノワールがバンドル化。専用フィールドアップグレード「Temp V」まで実装された(関連記事)

スポーン:2023年9月、『CoD:MWII』「シーズン6」にて、トッド・マクファーレン原作のアメコミ『スポーン(Spawn)』とコラボ。ダークヒーローがゲームに降臨した(関連記事)

ヘルシング ほか6作品一斉:2023年10月、『CoD:MWII』のハロウィンイベントにて、日本のマンガ・アニメ『ヘルシング』の"アーカード"を含む6作品が一斉コラボ。物量推しだしハロウィンなのでファンには喜ばれたのかも?(関連記事)

デューン 砂の惑星:2023年12月、『CoD:MW3(Modern Warfare III)』「シーズン1」にて、SF大作映画『デューン 砂の惑星』とのコラボアイテムが登場。世界観は特に問題ないと思うが、日本での反応は微妙だった(関連記事)

機動戦士ガンダム:2024年6月、『CoD:MW3』『ウォーゾーン』にて、RX-78-2 ガンダム、シャアザク、エアリアルがオペレータースキン化。日本でも大きな話題となった大型コラボだ(関連記事)

WWE(プロレス):2024年7月、『CoD:MW3』「シーズン5」にて、米プロレス団体WWEのコーディ・ローデスとレイ・ミステリオがバンドル化。「とどめの一撃」が鍵となる限定モード「スラムデスマッチ」も登場した(関連記事)

イカゲーム:2025年1月、『CoD:BO6』にて、Netflixの世界的ヒット作とのコラボが開催。オペレータースキンや武器設計図に加え、専用イベントモードがマルチ・ゾンビ・ウォーゾーンに登場した。これは好評だった気が?(関連記事)

ミュータント・タートルズ:2025年2月、『CoD:BO6』「シーズン2 リローデッド」にて、亀の忍者たちにあやかった近接武器5種が一挙追加。最終報酬は「スプリンター先生」のオペレーターだった(関連記事)

ビーバス・アンド・バットヘッド:2025年7月、『CoD:BO6』「シーズン4 リローデッド」にて、90年代の問題児アニメがセルシェード調スキンで登場。コミュニティからは「フォートナイトかよ」という声も上がった、まさに今回IWが名指しで否定した作品の一つだ(関連記事)

これでも一部にすぎない。スヌープ・ドッグ、トゥームレイダー、ディアブロのリリス(ハロウィンイベント「The Haunting」)、SAWのジグソウ人形、ジョン・ウィック「バレリーナ」など、その振り幅は年々拡大の一途をたどっていた。今回のIWの公約は、まさにこの「なんでもあり」の流れに対するブレーキでもある。

収益面では成功しても、ゲームの視覚的アイデンティティを損なうという批判は根強い。派手すぎるコスメは「敵の視認性に影響する」「没入感が削がれる」といった実害ベースの不満として語られることも多い。Infinity Wardの方針転換は、こうした声に対する回答でもある。
ただし、ライブサービスの収益構造上、コスメ販売は無視できない柱だ。シーズン後半に入っても世界観を維持できるかどうかが、この"公約"の真価を問う試金石になる。
最後まで硬派でいられる?

「証拠をとっておけ」とまで言い切ったIW。リアル志向への原点回帰を歓迎する声がある一方で、「収益のために結局折れるだろう」という冷ややかな見方も根強い。実際、引用RTには「発売4ヶ月後にはバカみたいなテーマの山がぼったくり価格のショップを占拠してるのを見ることになる」といった辛辣なコメントも並んでいる。
はたして『CoD:MW4』は最後まで「地に足をつけたまま」を貫けるのか。それとも過去作と同じ轍を踏むのか。
ちなみに個人的には、収益を上げてくれたほうが良いゲームになるだろうし、誰がどんなスキンを着ていようが気にならないので好きにしてくれ派だ(勝ちにはこだわる)。コラボスキンは欲しければ買うし、欲しくなければ買わないだけだろう。
あなたはリアル志向? それとも世界観さえ守ればOK? もしくはなんでもあり派?
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Source: @CallofDutyCM
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コメント
コメント一覧 (21件)
BO7の発売前も似たようなこと言ってたよな
まあアニメやらガンダムではなくなったけど…実写ドラマ系でも中心にするのかな
自分以外のユーザーのスキンON/OFF出来る機能つけてくれれば何でも良いよ
視認性悪い真っ黒ピチピチP2Wスーツさえ無かったらどうでもいいわ
硬派おぢ達が地に足付いたスキンを買わないのが悪いんだよね結局
ゲーム会社は慈善事業じゃないんだから
スト6は相手側がスキン有効にするか選べるんだっけ? メモリも無駄食いするしそれならみんな笑顔になるけど。やっぱり無理かなぁ
スト6は自分が見るためにスキンを買うけどFPSは手しか見えないってのがな
目的が自分用の鑑賞なのか見せつけて誇示する目的なのかってのもでかいかと
(一応処刑がTPS視点になるのは鑑賞するためではあるんだが)
硬派、硬派ってうぜぇな。そんなに硬派やリアルにこだわるならBFだけやって出てくるんじゃねーよ。胸にパンティー付けた変態スキンとかお前達が望む硬派だろ。
コラボスキンは出さないと明言したけど
eスポーツ応援スキンで視認性の悪い有利なスキンは出すんだろうねぇ
度を超えなければ別にコラボスキン出しても良いと思うけどね、FOコラボとか悪くなかったし