レジェンドメタの変更点
アクセルの参戦に伴い、既存レジェンドにも連鎖的なアップデートが入る。開発陣によれば、変更の多くはアクセルと大量のプレイテストを重ねた結果として自然に導き出されたものだという。
コンジットの強化内容

コンジットは「アクセルと組ませたい」という判断から強化が入る。パッシブの移動速度は、スカーミッシャー分類のレジェンドへダッシュする際に5%上昇するよう調整され、アクセルとテンポを合わせて突っ込める動きが期待される。またコンジットのエネルギーバリケードは、ニトロゲートで勢いよく突っ込んでくる敵を止める罠としても機能するため、対アクセルのカウンターとしても有効だとの言及があった。
これまでアップグレードで獲得していた「スプリットチャージ」の能力が基本アビリティに統合された。一時シールドの回復量・容量・クールダウンはそれに合わせてリバランス済みだ。代わりにLv3アップグレードには新しい2択が追加されている。「即時バリケード」を選べば一時シールドの一部を即座に付与でき、「永続バリケード」を選べばダメージを受けながら一時シールドを回復する形になる。
ヴァンテージの変更内容


ヴァンテージは試合終盤での失速が課題とされてきた。アルティメットのスナイパーズマークは周辺視野を犠牲にする独自のスコープを使う仕様のため、終盤の近接戦で機能しにくいという声が根強かった。
今回の変更でスナイパーズマークの倍率は3倍から4倍に変更されたが、代わりにトグル切り替えで2倍の低倍率サイトが使えるようになった。遠距離は4倍、接近戦は2倍と素早く切り替えられるため、試合終盤での立ち回りの幅が広がる。加えて、スナイパーズマークの照準レスポンスも向上。
パッシブは敵をピンした際にアルティメットゲージが溜まるよう変更され、パッシブ・タクティカル・アルティメットの使用ループが強化されている。タクティカルについても、エコー移動の所要時間を短縮し、大きなジャンプ着地時のスタンが削除された。
武器メタとアイテム変更
アクセルのコンセプトである「アドレナリン全開のスピード感」を武器の面でも後押しするべく、今シーズンは複数の武器が入れ替わる。
Lスターのケアパッケージ昇格とCAR SMG復帰


Lスターが今シーズンのケアパッケージ武器に昇格する。合わせて「Redline(レッドライン)ホップアップ」が追加され、プラズマ弾が過熱に近づくほど弾が大型化してダメージが増加する仕様になった。トリガーを引き続けながら過熱ギリギリを維持する技術が求められる、アクセルのスタイルと噛み合ったデザインだ。
Lスターのケアパッケージ入りに伴い、CAR SMGが地上ルートへ復帰する。オルタネーターやR-99と同じ土俵での争いになり、SMG環境がにぎやかになりそうだ。
既存武器の調整と新近接武器「ツインレイザーズ」
ヘムロックはブリーチチャージのクールダウンが延長される。オルタネーターはホップアップ解除に必要なポイント数が調整され、解除までやや時間がかかるようになる。詳細な数値については配信後に明らかになる予定だ。

今シーズンは全レジェンド共通で装備できる近接コスメティック「Twin Razors(ツインレイザー)」も登場する。二刀流の回転式レーザーブレードを持つ武器で、シーズン29「オーバークロック」のイベントパックから入手できる。
マップ・ゲームプレイの変更
今シーズンはマップにも踏み込んだ変更が入り、移動の選択肢や試合の流れそのものに影響を与える調整が複数実施される。
マップローテーションとトライデント廃止
シーズン29のマップローテーションはブロークンムーン、オリンパス、ストームポイントの3マップとなる。
オリンパスとストームポイントではトライデントが完全撤去される。開発陣は「トライデントはローテーション手段として期待通りの使われ方をしていない」と説明した。移動系の恩恵はレジェンドのアビリティや構成の中に組み込む方向性を目指しており、アクセルの登場がその方針をわかりやすく体現している。
ブロークンムーンについてはジップレールの使用範囲を見直す。主要エリア内での短距離移動には引き続き使えるが、マップを大きく横断するような長距離ローテーションには使えなくなる。いわゆる「サイレントな第三者ハイウェイ」として機能していた部分にメスが入ることで、交戦がより読みやすくなることが期待される。

デスボックスリスポーン

シーズン29の目玉システムの一つが、デスボックスからのリスポーンだ。スクワッドが戦闘に勝利した場合、リスポーンビーコンまで移動しなくても、その場でデスボックスからチームメイトを直接復活させられるようになる。バナーを拾って移動してビーコンを使う一連の手順が、戦闘の勝利という条件を満たした場合に省略できるイメージだ。
リスポーンビーコン自体はこれまで通り残るため、状況に応じて使い分けができる。リスポーン中は詠唱時間があり、VFXが周囲から視認できる仕様のため、使用タイミングの判断と周囲の警戒が重要になる。
何度でも使用できるが、デスボックスからの復活を繰り返すたびにクールダウンが延長していく設計になっており、連続使用への自然な歯止めがかかるようになっている。
チェーンヒーリング、ヘルスバー改善、オーディオ改善
回復まわりとUIに複数の改善が入る。チェーンヒーリング(Chain Healing)は、複数の回復アイテム(シールドセルと注射器が対象)を事前にキューに並べておくと自動で連続使用してくれる新機能だ。回復中もエイムや索敵に集中できるのが狙いで、設定からオフにすることも可能だ。
敵ヘルスバーの表示条件も見直される。煙や草木の中に隠れた敵のヘルスバーが不必要に表示されてしまう問題が修正され、実際に視認できる敵のみにヘルスバーが表示されるよう調整される。
加えてオーディオの改善も実施される。具体的な内容は公式パッチノートで確認が必要だが、競技環境における音響の信頼性向上を継続的な優先事項として取り組んでいると開発陣が明言している。
ランクとマッチメイキングの変更
今シーズンも競技環境の改善が続き、開発陣が複数の変更点を発表した。
ランク調整(ソロキュー・プレイスメント)

シーズン開始時のプレイスメントとDIV(ランク内の細分化ランク)が正しく割り当てられないバグが修正される。一部のプレイヤーで発生していた「プレイスメントが固まらない」問題への対応だ。
ソロキュープレイヤー向けには、今スプリットの後半からマッチメイキングを調整する仕組みが導入される。ソロ参加のプレイヤーが3人スタックと対戦する際の不利感を軽減するため、ソロプレイヤーはランク・アンランク双方でわずかに低めのスキル帯にマッチングされるようになる。3スタックとの勝利レート格差を縮めることが目的だ。
マッチメイキングとボットの扱い
マッチメイキングでは、高スキルロビーが成立するまでの待機許容時間を引き続き延長する。人口が少ない時間帯や最上位・最下位層では若干の待機時間増加が生じる可能性があるものの、ロビーの質を優先する方針だ。ピーク時には素早いマッチングと質の両立を目指す。
ランクマップローテーションの期間については、前シーズン末に実施した短縮テストの結果を分析し、今後の方針を決定する予定だ。
ボットについては、アンランクのトリオ・デュオ・ワイルドカードにおける一部リージョンの中スキルロビーへの導入テストを継続する。1ロビー(60人)あたり最大3チームまでという上限は変わらず、ランクには導入しないと明言された。また、ボットチームと同じスクワッドに組まれることもない。
『エーペックスレジェンズ』S29「オーバークロック」概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | エーペックスレジェンズ(Apex Legends) |
| シーズン | Season 29「Overclocked(オーバークロック)」 |
| 配信日 | 現地時間2026年5月5日 |
| 対応機種 | PS4 / PS5 / Xbox One / Xbox Series X|S / Nintendo Switch 2 / PC(EA App・Epic Games Store・Steam) |
| 価格 | 基本プレイ無料 |
開発陣が「7年目にして最も野心的なシーズン」と表現したシーズン29。スライドを軸にした新しい戦い方がメタをどう塗り替えるか、そしてデスボックスリスポーンが試合のリズムをどう変えるか、実際のプレイで確かめたいところだ。あなたが一番気になった変更点はどれだろうか?

Source: Apex Legends 公式サイト


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