『エーペックスレジェンズ(Apex Legends)』のシーズン29「オーバークロック」の発表後、開発チームによるQ&Aセッションが行われた。新レジェンド・アクセルの細かな挙動から、デスボックスリスポーンの具体的な仕様、ランク改善の方針まで、幅広い質問に丁寧な回答が続いた。
発表会後のQ&Aでは、プレゼン中に語りきれなかった細部や、コミュニティが気になっていた疑問点が掘り下げられた。登壇した開発チームの回答を全16問まとめて紹介する。
- 3行まとめ
- アクセルはマッドマギー・フューズと同じ惑星出身だが面識なし、レッドライン時代の因縁ライバルが今後のストーリーの鍵
- アルティメットはHP200で破壊・EMPで無効化可能、「当たった後どう動くか」を意識した設計
- アクセルのパッシブは期間限定イベント「ワイルドカード」で試験導入されたスライド強化がベース、今回から常時使用可能に
『エーペックスレジェンズ』S29 開発チーム Q&A 全16問

登壇したのは『エーペックスレジェンズ』の開発を率いる以下の5名だ。
- Evan Nikolich(イーヴァン・ニコリッチ)氏:デザインディレクター
- Eric Canavese(エリック・カナベーズ)氏:リードBRデザイナー
- Chris 'C4' Cleroux(クリス・C4・クレルー)氏:プレイヤーインベストメント担当ディレクター
- Ashley Reed(アシュレイ・リード)氏:ナラティブリード
- John Larson(ジョン・ラーソン)氏:レジェンドデザイナー
Q1. アクセルのストーリーと、他レジェンドとの関係性は?
リード氏:トレーラーの中に、彼女がレッドラインで過ごしてきた時代の断片を意図的に散りばめています。レースのたびに身体を更新し、自分を磨き続けてきた彼女ですが、その過程で最も近い関係を築いた存在がいました。「友情」とは少し違う、強烈なライバル関係に近いものです。その詳細は今後のアクセル関連コンテンツで明かされる予定ですので、楽しみにしていてください。
他のレジェンドとの関係で言うと、アクセルはとにかく競技に真剣なタイプです。ミラージュやオクタンのようなノリとは完全に対極にいます。アッシュに対しては厳かなうなずきと当たり障りのない褒め言葉を贈りますが、それがアクセルにとっての最上級の評価です。
同じ惑星出身のマッドマギーとフューズもそれぞれ彼女に対して何か言うと思いますが、二人の反応は全く違うものになるでしょう。また、アリーナに入ってくる前から全レジェンドの成績を把握しているので、初めから相手を知り尽くした状態で戦いに臨んでくるという独特の立ち位置もあります。
Q2. アクセルは既存のレジェンドと血縁関係があるか?
リード氏:いいえ、今回は全く新しい顔です。同じ惑星の出身ではありますが、同じ星に生まれたからといって深い関係があるわけではないですよね。同じ国の出身でも知らない人はたくさんいますし、そういうことです。マッドマギーとフューズはそれぞれ何か言うとは思いますが、二人の温度感はかなり違うものになるでしょう。
Q3. アクセルのアルティメット「キックスタート」のダメージ量は?

ラーソン氏:25ダメージ固定です。メインの出力はあくまでもノックバック、つまり打ち上げだと思っていただければと思います。爆発の中心に捉えられた敵は大きく吹き飛びますが、外周に近いほど打ち上げ距離は短くなります。実際にプレイテストでくらった人間がここにいますが、本当に吹っ飛びますので覚悟しておいてください。
Q4. アクセルのパッシブは、ワイルドカードイベントのスライドと同じものか?
ラーソン氏:ベースは同じです。チューニングは少し違いますが、ワイルドカードで使ったことがある方なら感覚的に近いものを感じてもらえると思います。最初にスライドした瞬間から横方向の制御性能の向上と、スライド開始時の加速感の違いがわかるはずです。
Q5. アルティメットは、建物内の敵と外にいる敵のどちらを優先して追尾するか?
ラーソン氏:ドローンは視線が通っている近い敵を優先してロックオンします。建物の中にいる敵と外にいる敵が混在している場合、外の敵が先に捕捉されやすい仕様です。建物内の敵を狙いたいときは、ドアや開口部に近い位置から射出して視線を通す必要があります。またドローンがロックオン態勢に入るまでには少し距離が必要なので、至近距離で使うのはあまりおすすめしません。使い込んでいくうちに感覚として掴めてくると思います。
Q6. クリプトのドローンでアクセルのアルティメットを破壊できるか?

ラーソン氏:できます。クリプトのEMPや、バンガロールのEMP系アップグレードなど、既存のEMP系効果と同じ扱いになります。ニトロゲートのスライドゲートもドローン本体も、それらの効果でダメージを受けたり破壊されたりします。
Q7. アクセルのアルティメットへの対策は?
ラーソン氏:ドローンのHPは200ありますので、チームで集中射撃すれば起爆前に破壊できます。グラビティキャノンやパスファインダーのグラップルなど、追尾範囲外へ素早く脱出できる手段があれば、ロック自体を外すこともできます。ただ、当たった後にどこへ飛ばされるかを考えて準備しておくことも重要です。
実際に打ち上げられて建物の上に乗ったとき、「ここからどうするか」という判断の瞬間が生まれます。そういった駆け引きをアルティメット全体を通して作りたかったので、完全に防ぐより「当たったあとどう動くか」を磨いてみてほしいです。
Q8. 移動系レジェンドを追加する際、最大の課題は何か?

ラーソン氏:「どこまでが行きすぎか」という線引きをどう引くかが一番難しいところでした。移動系の能力は誰でもアクセスできる形にしたかったので、オクタンのジャンプパッドのように「いつどこに置くか」という判断がカギになる設計に落ち着いています。パッシブについては現時点でやや強めにチューニングしていますが、他のアビリティとどう噛み合うかを見ながら調整を続けていきます。
ニコリッチ氏:ラーソンが全部言ってくれましたね。



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