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レインボーシックス シージ:「ALIENWARE ジャパンリーグ」完結、圧倒的強さでチャンピオンの座に輝いたのはCYCLOPS Athlete Gaming

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『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』の日本コミュニティ独自イベント「R6祭」では、一年に渡って行われた「ALIENWARE ジャパンリーグ」チャンピオンシップFINAL決勝戦が開催されました。熱戦を制したのはCYCLOPS Athlete Gaming(CAG)。プロリーグ後半戦に向けて、この上ないスタートダッシュとなりました。

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「R6祭」のトリを飾る決勝戦

会場に集合したコスプレイヤーの皆さん

3位決定戦やエキシビションマッチ、クイズイベントで盛り上がった「R6祭」ですが、コミュニティの人々やプロ選手による楽しいイベントの後には、いよいよ今年度の最後にして最大の戦い、「ALIENWARE ジャパンリーグ チャンピオンシップFINAL決勝戦」がスタートしました。

2019年の春から1年に渡って行われてきたこの国内トーナメントで最後に残った2チームは、CYCLOPS Athlete Gaming野良連合NRG(いわゆる「国内組」で、プロリーグに出場している野良連合ESL組とは別に、日本国内でのトーナメントで戦っているチーム)。

この2チームは2月に行われた同大会のオンライン・トーナメント「DAY4」でも一度対決し、第1マップの「ヴィラ」、第2マップの「国境」ともにCAGが制し、2-0で勝利しています。プロリーグ・チームをなぎ倒してここまでやってきたNRGとしては、このオフラインの場が前回のリベンジを果たすまたとないチャンス。

CAGのメンバー。左から、Anitun、BlackRay、gatorada、XQ(コーチ)、Ayagator、SuzuC

野良連合NRGのメンバー。左からiZRO、VaNiSh、prototype1z、Shift、Candy

第1マップ「海岸線」

「海岸線」でのCAGは個々の撃ち合いの強さを活かし、特にgatoradaAnitunが遊撃として駆け回ります。それに対する解答かそれとも苦肉の策か、攻撃から始まったNRGは時間を使ってからのディフューザー設置という流れで、2ポイントを獲得することに成功します。

しかし同じことを繰り返して勝てる相手ではないため、NRGはどこかで思い切った手を打つ必要があります。前目の攻めではCAGによって一人ずつ確実に削られる展開になってしまい、気付けば4-2とCAGのリードで攻守が交代します。

CAGのコーチXQ

攻撃に転じてからのCAGは、SuzuCのピックしたGlaz(グラズ)が目を引きます。一方でgatoradaはAsh(アッシュ)のR4-Cにサプレッサーとレーザーサイトをつけるという構成。一度勢いをつけさせると手が付けられない彼らの攻撃力でもって、NRGの試みをことごとく封じ、最後はAyagatorのNokk(ノック)もCAGにとっては得意の乱戦を作るきっかけになるなど貢献し、3ラウンドを連取。7-2という差をつけて海岸線でのマップポイントを取得しました。

第2マップ「カフェ」

土壇場で設置ポジションを変えるなど、虚をつく動きでラウンドを取得するNRGでしたが、それに対してSuzuCのPulse(パルス)が、相手の位置情報からその意図を正確に把握しながら応戦します。

1-2となったところでNRGはたまらずタイムアウトに入るも、CAGは巻き返しのディフューザー設置を狙ってきた相手の勢いを逆用する見事な立ち回りで、逆転のチャンスさえ与えません。

情報面で劣勢に立たされ続けたNRGは、攻撃6ラウンド目にして1zがIQをピックし情報戦での対抗策を打ちます。しかしそれに対してCAGはここで情報面の優位を捨て、飛び出しキルからのメンタル面での優位を取りに行きました。これが通ってしまうと勝負が決まりかねない場面でしたが、NRGは1対4の状況に取り残されたCandyが冷静にクラッチを決め、2-4と踏みとどまって攻守交代します。

逆転を狙うNRGのCandy選手

NRGは防衛を1ラウンド通して3-5。この時点ではThatcher(サッチャー)がBANされていることもあり、まだ逆転のチャンスは十分にありました。続く第9ラウンド。NRGは3階守りでW側を手厚く守ります。対してCAGはE側に集中した攻めを選択しますが、NRGはそれも抑えて相手の動きを封じることに成功したかに見えました。

しかし、ここからどうするのかとなった場面で、CAGが国内最強チームとしての違いを見せつけます。gatoradaのAsh(アッシュ)が2階から思い切って突撃し、一人でW側を制圧。それに合わせてE側からも突入。スピード勝負でNRGのせん滅に成功します。そして最終ラウンド1階での戦いは、CAGが短時間でベーカリーの確保に成功し、後はほとんど抵抗を許さずラウンド取得。この瞬間にCAGの優勝が決定しました。

大会MVPを決める場面。BlackRayは果敢に裏取りを試みるもAnitunに阻まれる

優勝はCAG

野良連合NRGからの二度目の挑戦を一蹴して優勝したCAGの実力について、疑いの余地はないでしょう。特に第1マップの「海岸線」では7-2と、いかにもチーム間に実力差が見られるスコアとなっていました。これについてCAGの方々に話をうかがったところ、彼らは「自分たちがミスをした場面はあったが、他はすべて想定通りに運んだ」と、ブートキャンプでの準備が奏功したことを誇らしく語ってくれました。

ここまで大躍進を見せてくれたNRGにとっては、相手が相手とはいえ、さらにチームとして成長する上で重要な課題が詰まったオフライン戦だったように思います。

今週3月18日からは、プロリーグ・シーズン11後半戦がスタートします。現在無敗で1位を独走しているCAGの強さについては、昨シーズンから自らの力で証明してくれています。APACファイナルには出場するものとして、果たして世界のチームを相手にしても、今回のオフラインのようなプレイングを継続できるかどうかが一つの争点になるでしょう。

『レインボーシックス シージ』の発売日は2015年12月10日で、対象機種はPS4、Xbox One、PC。

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