ActivisionおよびInfinity WardのCoDシリーズ最新作『Call of Duty: Modern Warfare ll (コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア 2/ MWll)』では、「シーズン03リローデッド」が進行中。
次回「シーズン04」のコンテンツはまだ何も明らかになっていませんが、Infinity Wardの開発スタッフによると、今後のシーズンで登場するとあるマップでは、『CoD:MWll』だけでなく「未来のCoD」にも関わるテストがひっそりと行われるそうです。
今後の新マップは「未来のCoD」と関連が?
DEXERTOがInfinity Wardの『CoD:MWll』開発スタッフらと行ったロングインタビューの中で、マルチのデザインディレクターGeoff Smith氏は、「現在開発しているコンテンツ」について意味深な発言をしています。
「そうですね…、たとえば(『CoD:MWll』の)今後のシーズンではとあるマップが登場するのですが、それは『未来のもの』への直接的なテストになっているんですよ」
DMZもウォーゾーンより前にテストしていた?
Smith氏の言う「未来のもの」とは、『CoD:MWll』よりも後、『モダン・ウォーフェアⅢ』ではないかと噂されている2023年の新作や、それ以降のCoDタイトルの話のようです。
実際にこのロングインタビューでは、Infinity WardをはじめCoD作品に携わるスタジオでは、新作に向けたコンテンツは、実際にリリースされる何年も前からテストをしていることが、開発スタッフから直接説明されています。
たとえば『ウォーゾーン2.0』で初めてCoDに登場した、オープンワールド仕立てのサバイバルモード「DMZ」は、前作『ウォーゾーン』の最初のマップであるヴェルダンスクを造り始める前から、そのプロトタイプがテストされていたとSmith氏は述べています。
「実はヴェルダンスクを造り始める前から(DMZの)プロトタイプに取り組んでいたんです。それこそが私たちに求められる方向だと感じていました。しかしその頃は、それを実現させるための余力が無かったんです」
それは2018年ごろ、Battlestate Gamesの『Escape from Tarkov(エスケープフロム タルコフ)』が、FPS界の新奇なサブジャンルとして話題を集め始めた頃のことと推測されます。大人数で広大なマップに出撃し、敵AIと交戦したりアイテムを集めたり、クエストをこなしたりするこの種のFPSを「CoDでもやろう」というアイデアが、大ヒットした『ウォーゾーン』よりも先に試されていたとは驚きです。
「総じて、良いゲームを開発するというのは、頭のおかしい、恐ろしいことに挑んでいくものなんです。とにかく色んなものを試していくんです。一人称。三人称。リスポーンあり。なし。PCゲームなのかコンソールなのか。常にゲームをして、今あるものを見ていくんです。本を書く人がたくさん本を読んだり、TV番組を作る人がTV番組をたくさん見るようなものです」
最終的には『ウォーゾーン』が先に成功を収め、『DMZ』はリリース時より「ベータ」となっていますが、Smith氏の発言からはゲーム開発にかかる時間と労苦が察せられます。
何がテストされるのか
今この瞬間にも、CoD開発スタジオの内部では、何年も先を見越したアイデアがプロトタイプとなり、テストされていると想像すると興味が尽きません。
実際のところ、今後のシーズンで『CoD:MWll』に登場するマップの、どういった部分が未来のCoDとつながっているのでしょうか。マップの構造なのか、ギミックなのか、それともプレイヤーには気付きにくい映像表現の実験なのか。現時点では知りようのないことですが、シーズン04以降に実装されるマップには、いっそうそのディティールまで注目していく必要がありそうです。
- タイトル:Call of Duty: Modern Warfare ll(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア Ⅱ)
- 発売日:2022年10月28日
- 対象機種:PS5/PS4, Xbox X|S/Xbox One, PC(Battle.net / Steam)
Source: DEXERTO
コメント
コメント一覧 (1件)
未来を見るのも大事だが現在も見てくれ
細かいところのバグが増える一方じゃないか何とかしてくれ