約8年前の2016年、Brandon Herrera氏が「AK-50」の開発を発表(関連記事)。その目的はAK-47を50 BMG弾(通常は対空・対装甲車両に使用される大口径弾)に対応するというとんでもない夢だった。
それから2017年5月のバージョン1で初発射に成功し、2021年5月のバージョン2では8発の連続発射に成功。そして今回ついにバージョン3が完成した。
AK-50の歴史
これまでの「AK-50」の記事は下記でご覧いただきたい。
技術的な課題点としては、単純なスケールアップでは不可能で、銃の大きさは増大するが使用者の体格は変わらないという課題、そしてガス圧や相対圧力など、多くの工学的問題に直面していた。
当初は不可能と言われていたプロジェクトながら、YouTubeチャンネルの成長と共に進化。技術的挑戦と革新の象徴として注目を集ている。
AK-50バージョン3登場!
バージョン3では完全に機能する組み立て済みの「AK-50」を目指しており、ハンドガード、ダストカバー、光学機器マウント、マズルブレーキの取り外しを容易にするデタントピンシステムなどが追加され、内部メカニズムの改良も施されている。
「AK-50」バージョン3の最終テストでは、10発入りマガジンの連続発射に成功。高速度カメラによる発射の記録や肩から発射するテストも実施されている。White Claw(アルコール飲料)の5缶を一発で貫通、というか消し飛ばし、AKクローンをRAUFOSSと呼ばれる特殊な弾薬を使用して完全に破壊。粉々に吹き飛ばしている。
「AK-50」は標準的な.50 BMG弾のほか、より強力な対装甲車両用のMark 21 RAUFOSS弾も使用可能。2024年版「AK-50」はブラック塗装といくつかのデザインの改良により、見た目も機能も素晴らしい爆裂ライフルへと進化。標準的なAKプラットフォームの特徴を保ちながら、.50 BMGの威力とロマンを詰め込んだ唯一無二の銃となっている。
Gaming Device Power Tune for FPS
Source,Image: YouTube
コメント
コメント一覧 (2件)
最後の塗装後さらっと流し見するとM82のパチモンにしか見えん
AKの形をできるだけ保って50口径にするって訳じゃないんだな
レシーバーの流用だけ? 見たかったのは見た目が巨大なAK47だったんじゃないの?