1年で幕引き:今度はアリーナシューター『スター・ウォーズ:銀河のハンター』がサービス終了へ、PC Steam版もキャンセルか

TPSアリーナシューター『スター・ウォーズ:銀河のハンター』10月1日サービス終了へ、リリース1年で幕引き / PC Steam版もキャンセルか
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NaturalMotionは3月15日、「スター・ウォーズ」の世界を舞台にした4v4のアリーナシューター『スター・ウォーズ:銀河のハンター』のサービス終了を発表した。現地時間4月15日に最後のコンテンツ追加アップデートを行い、その後10月1日をもってサーバーが停止する。

PC Steam版のリリースも予定していたが、こちらも早期アクセスが始まる前にキャンセルされる可能性が高くなった。

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『スター・ウォーズ:銀河のハンター』サービス終了へ

Star Wars: Hunters - Gameplay Walkthrough Part 1 - Tutorial (iOS, Android)

『スター・ウォーズ:銀河のハンター』は、2024年6月にNintendo Switch、iOS、Android向けにリリースされた基本プレイ無料のTPSアリーナシューター。「スター・ウォーズ」シリーズの広大な銀河を舞台に、プレイヤーは賞金稼ぎ、反乱軍の英雄、帝国のストームトルーパーなど、個性豊かなキャラクターとなって4v4のハイペースな戦いを繰り広げる。

現在はシーズン5が進行中。PC Steam版のリリースに向けて、2024年12月にはプレイテストも開催していた。

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モバイル版ゲームプレイの模様

しかし、開発を手がけるNaturalMotionは3月15日、公式サイトにて「Sunset on Vespaara(ヴェスパーラの落日)」なる不穏なタイトルのブログを掲載。『スター・ウォーズ:銀河のハンター』のアップデート終了、およびサービス終了を発表した。

『スター・ウォーズ:銀河のハンター』は、現地時間4月15日を予定している次のアップデートをもって、新規コンテンツの実装が終了するとのこと。このアップデートではサポートクラスの新ハンター「Tuya」が実装され、全プレイヤーがこの新ハンターに無料で即時アクセスできる。

ゲームのダウンロードやプレイは可能だが、10月1日にはサーバーがシャットダウン。つまりサービスが終了する。

現在のシーズン5については、3月25日より3週間の延長期間に入る。ランク・シーズンも同様に延長。今シーズンのイベントが再開催され、ショップバンドルも継続販売される。

全プラットフォームでの購入機能は、4月15日の最終コンテンツ・アップデートで停止する。なお有料通貨「クリスタル」の返金はナシと説明されている

Steam版もリリース前に立ち消えか

今回のサービス終了のメッセージには、PC Steam版に関する記載はない。しかしモバイル版とSwitch版のサービス終了とともに、こちらも立ち消えとなった可能性が高い。

本来であればプレイテストを経て、2025年1月27日より早期アクセスをスタートする予定だった。この早期アクセスについても続報がない状態が続いていた。

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PC Steam版も予定していた

振り返ると、モバイル版およびSwitch版も決して順調な出だしではなかった。2021年のリリースを予定していたものが、複数回の延期を経て、2024年になってようやく正式リリースされていた。

スターウォーズのモバイルシューターとしてプレイヤー・コミュニティを築こうとしていたところだったが、残念ながら今回、1周年を待たずにサービス終了が発表された形だ。

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メニュー画面

大激戦区「ヒーローシューター」の新たな退場者に

『スター・ウォーズ:銀河のハンター』が、数字的にどのくらいの人気を博していたのかは定かではない。

Metacriticを参考にしてみると、スコアは57で賛否両論。「スター・ウォーズファンならきっと好きになる」と評価されている一方、「課金しないと、キャラクターを決まった順番でしかアンロックできない。最初の数時間が同じようなゲームプレイの繰り返しになってしまい退屈」といった指摘も見られる。

TPSアリーナシューター『スター・ウォーズ:銀河のハンター』10月1日サービス終了へ、リリース1年で幕引き / PC Steam版もキャンセルか
バトルパス

他には、楽しい要素はたくさんあるものの「シューター系として、特に目新しいとは言えない」という厳しい意見も。

ご存じの通り、ヒーローシューターのジャンルは今や大激戦区と化している。2024年末には『マーベル・ライバルズ』が新たな人気タイトルに加わることに成功したが、これは極めて例外的。SIEの『CONCORD(コンコード)』などの新作があっけなく姿を消していった。ジャンルをヒーローシューターに限らなければ、つい先日も3v3シューター『Spectre Divide(スペクターディバイド)』のサービス終了が決まったばかりだ。

『スター・ウォーズ:銀河のハンター』は、人気の「スター・ウォーズ」にあやかったにも関わらず、『マーベル・ライバルズ』のような成功はおさめられなかった。プレイヤーを定着させる何かが足りなかったのだろうか。

いかにして他の人気タイトルからプレイヤーを呼び集めるのか。『スター・ウォーズ:銀河のハンター』は、現在のPvPシューター界の過酷さを改めて感じさせる作品だった。

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Source: STAR WARS: Hunters

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コメント

コメント一覧 (3件)

  • サ終の話になると必ず鳴き声コンコードの猿湧くのヤバ過ぎる
    ネタにしてもマジにしても頭悪いんだろうなってのバレるよな

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