9月24日のリリースを予定していた脱出系FPS最新作『Marathon(マラソン)』の発売が延期となった。開発を手がけるBungieが、現地時間6月17日のリリースを通じて発表した。
『マラソン』発売延期、次回日程は未発表

4月にゲームプレイ映像や神秘的な世界が公開された後、北米で早速アルファテストが開催された『Marathon』。この種のテストとしては珍しく、参加者へのNDA(秘密保持契約)が撤廃され、開発中のゲーム内容要素について自由に議論可能になったことも話題になった。

しかし、その前評判はBungieの期待する水準に満たなかったようだ。SNSや公式Discordで得られた意見をもとにスタジオ内で議論が繰り返された後、開発スタッフは、『Marathon』がプレイヤーの情熱を真に表現してくれるゲームとなるにはさらなる時間が必要であるという結論に至った。新しいリリース日程は明らかにされていない。
リリースに向けた今後のアップデート・ポイント
一方では、アルファから得られるものも多かった。重圧下でのサバイバル。あらゆる細部に満ちた神秘とロア。レイド形式のエンドゲーム・チャレンジ。そしてBungieならではの、ジャンルを定義するようなFPS戦闘体験...。このように、『Marathon』にユニークな魅力を与えている要素について、開発側がつかむ機会を得られたのだ。
今後数か月は、アルファテスト参加者も含まれるクローズドテストを継続し、こうしたポイントを強化するためのゲームプレイのアップデートや、新コンテンツのテストが実施される。
- サバイバルゲームの向上
- よりチャレンジ性が高く、魅力的なAIとの戦闘
- 新しいタイプの戦利品と、動的イベントを用いてランの達成感を高める
- より緊迫感のある、作戦重視の戦闘に
- 『Marathon』ユニバースの強化
- ビジュアルの忠実度を高める
- 発見してインタラクトできる、ナラティブと環境ストーリーテリングの増加
- 原作3部作のテーマに沿った、より暗めのトーンを提供
- ソーシャル体験の追加
- ソロとデュオでのよりよいプレイヤー体験
- 近接チャットを導入し、ソーシャルな物語が息づくように
以前から延期の可能性が指摘されていた『Marathon』だが、識者らの予想が的中した形だ。その見通しはコミュニティでも共有されていたのか、公式Xの投稿には決断を前向きに評価するコメントが集まる。
開発中ということもありまだまだ未知数のゲームだが、日本を含む世界のゲーマーを惹きつけられる、新鮮かつ神秘的な作品となる日を心待ちにしたい。

Gaming Device Power Tune for FPS

Source: Bungie
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