オーバーウォッチ:“アスペクト比21:9追加”は視界が30%以上削減される「ガッカリアップデート」だと批判、ブリザードが回答

オーバーウォッチ:アスクペクト比21:9の対応はガッカリ?縦の視界が30%以上も削減
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先日、PC版『Overwatch(オーバーウォッチ)』のPTR(パブリックテスト環境)への大規模アップデートで追加されたアスペクト比21:9の追加ですが、その内容がガッカリだとコミュニティーで話題になっています。

PTRで確認したプレイヤーの情報によると、『オーバーウォッチ』の最大FOV(視野角、Field of View)である103を使用した状態だと、縦の視界が30%以上も削減されているとのことです。

ガッカリアップデート?

21:9の画面で16:9を表示した場合。

21:9の画面で16:9を表示した場合

21:9の画面。左右の視野角は変わらず、縦の視界が狭まっているのが分かる。

21:9の画面。左右の視野角は変わらず、縦の視界が狭まっている

床と天井を見るとその違いが良くわかります。ブリザード・エンターテイメントのゲームディレクターであるジェフ・カプラン氏はこの件を以下のように説明しています。

「どの解像度においても最大FOVを103以上に増やす予定はないので、21:9対応に対する選択肢は多くない。21:9を使用しているプレイヤーにとってこれが求める答えではないのは分かっているが、16:10や16:9のプレイヤーに対して21:9がFOVの大きなアドバンテージを持ってしまうのは公平ではないと感じている」

これがゲームバランスのための選択であり、最大FOVを増加させることによる修正の予定はないことを明らかにしています。

調整が困難な理由

『LoL』や『CS:GO』などのゲームでも21:9で視界を広げることが可能ですが、『オーバーウォッチ』のようにトリッキーな動きが多く、視界を広げることが明らかなアドバンテージに繋がるゲームにとってはかなり難しい問題だと言えます。

さらにマクリーのデッド・アイや、ソルジャー76のタクティカル・バイザーのように視界がアルティメットの効果範囲となるスキルの存在も、対応が難しい理由の1つとして挙げられます。スキルの効果範囲を広げればゲームバランスに大きな影響を与える可能性が高く、対策のために効果範囲を限定してしまうと、今度はゲームの直感性を損ねる恐れもあります。

PCゲームのハードウェアによるアドバンテージは、高いスペックによる60FPSの実現、144hzモニターの使用、ゲーミングマウスやキーボードの使用など多岐に渡りますが、アスペクト比とFOVの問題はそれ以上に明確なアドバンテージに繋がってしまう難しい問題と言えるでしょう。

Steamによると95%のゲーマーは1080p(16:9)以下のシングルモニターでゲームをしていると言われているように、21:9でプレイしているプレイヤーは全体的にもかなり少ないと推測できます。今後のBlizzardの対応に注目が集まります。

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Source: PCGamesN

オーバーウォッチ:アスクペクト比21:9の対応はガッカリ?縦の視界が30%以上も削減

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コメント

コメント一覧 (3件)

  • 21:9って値段はともかくPCモニターとしては幅取り過ぎじゃないか?

  • CSGOでは逆に4:3の低解像度を引き伸ばして視界を狭めてでも敵を大きく見えるにするのが主流なんだけどね
    逆のことを出来るのでも別にいいと思うけどなぁ

  • まあ競技性を維持しようと思ったら妥当な仕様だわな。
    ゲーミングマウスやキーボードなんかは実際のところマクロを使わないかぎりはデバイスの性能の高低というより好みの要素の方がはるかに強いけど、FPSにおいて視界が広い環境ってのは視界が狭い環境に対するほぼ完全な上位互換だもんねえ。

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