今日は4月1日でエイプリフールですが、残念ながらジョークではないようです。
ゲーム周辺機器の製造/販売を手がけるMad Catz Interactive(マッドキャッツ インタラクティブ)は、連邦倒産法第7章の適用を申請。業務停止と資産の売却を開始したことを発表しました。
同社は以前からCEOと会長の辞任や37%もの社員のリストラ、会社の売却も含めた再建を模索していましたが、それも断念。同社取締役および役員は同日辞任したと報告されています。
連邦倒産法第7章の適用申請は、同社は再建する意志がないことを意味しており、精算と共にMad Catzが消滅することを意味します。
Mad Catz
Mad Catzは1989年設立の周辺機器メーカーで、主に格闘ゲーム向けのアーケードスティックで知られていました。また独特のメカニックなデザインをしたマウスやゲームパッドにも根強いファンがいます。
かつては梅原大吾氏と最初のスポンサー契約を結び、フライトシミュレーションゲーム向けの製品で有名なSaitekや、ゲーミングヘッドセットで有名なTRITTONを買収するなど大きな成長を遂げていた同社ですが、近年は厳しい経営状況が続いていました。
とりわけ音楽ゲーム『Rock Band 4』の売上不振や、開発のHarmonixとの契約終了によって大きな損失を計上。また、アーケードスティック「ARCADE FIGHTSTICK Tournament Edition」開発に携わり、ウメハラ氏を含むプロゲーマーのサポートにあたったマークマンことマーク・ジュリオ氏の解雇や、Logitech GによるSaitekの買収なども重なり、今回の破産へと至ったようです。
現在もMad Catzの公式サイトは閲覧可能ですが、今後の国内の製品サポートなどについては明らかにされていません。
Source: Polygon
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コメント
コメント一覧 (1件)
前に使ってみようかなと思ってゲーミングマウス買ったら1年くらいだった頃突然うんともすんとも言わなくなったなあ