世界最大級のデジタルゲーム販売プラットフォーム「Steam」にて、記録的なVAC(Valve Anti-Cheat)によるBANが7月6日に観測されました。その件数は40,000件を越え史上最大規模になったことが判明しています。
Steamと言えば毎年恒例のサマーセールが7月6日に閉幕したところですが、Steamの統計情報を扱うSteam Databaseによると同日のVACによるBAN件数は40,443件に登りました。
VACはユーザーのコンピュータにインストールされたチートを検知するようにデザインされた自動システムで、VACによるBANは公式にて「永久的、かつ交渉不可能」と表現されています。
これは今までの記録である、2016年10月12日の15,225件を大きく上回る記録。VACによるBANのほかにも、ゲーム内での報告によるBANが5,008件であることも観測されています。
別の統計サイト「Vac-Ban.com」では、集計方法が違うので観測されているBAN件数は異なるものの、7月5日と7月6日に発生したBANによって削除されたデジタルアイテムは約11,199ドル(約128万円)に登るとも報告されています。
Valveによる声明は今のところ出ていませんが、サマーセールでサブアカウントなどを作成し大量発生したチーターのBANが一斉に行われたものと見られています。VACによる大量BANが不名誉な夏の風物詩として定着しないよう、今後も厳格な処置が求められます。
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コメント
コメント一覧 (2件)
記事にもあるように、ほとんどがチートを使うために作ったサブアカウントで購入したゲームが一本だけとかだったんじゃないですか?それにしても少ないような気もしますが
意外と少ないな