フレンドリーファイアも戦術:斬新すぎる”質量交換”TPS『Morphies Law』が2017年冬発売 [UPDATE]

Morphies Law(モーフィーズ・ロウ)
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UPDATE:発売日が「2018年3月中旬までを目標」に変更されました。日本語版トレーラーを追加しました。

ゲームデベロッパー「COSMO SCOPE」は、新規TPS『Morphies Law(モーフィーズ・ロウ)』を、Nintendo SwitchとPCに向けてリリースすることを発表した。発売時期は2017年冬の予定だが、詳細な日時はまだ不明。

『Morphies Law』は”質量”を交換しながら戦っていくユニークなシステムを備えた、4人1チームでの対戦が可能なマルチプレイシューター。攻撃されるとその部位の体積が減り、逆に攻撃すると攻撃を当てた部位の体積が増える。キャラクターのサイズの変化が、これまでのゲームにない様々な戦略を生むことになりそうだ。

Morphies Law - Announcement Trailer

CONTENTS

”質量交換”というオリジナリティ

モーフィアスロウ紹介用

『Morphies Law』の基本的なルールはとても単純なものだ。攻撃を当てる度に、当てられたプレイヤーの部位の質量が当てたプレイヤーの部位に転送される。頭を撃てば自分の頭が膨らむし、足を撃たれれば自分の足が縮む。結果として、熟練したプレイヤーは大きくなり攻撃を当てられやすくなる。逆にそうでないプレイヤーは攻撃困難なサイズになるまで縮むのだ。

このシステムのおかげで、同じ試合で上級者も初心者もゲームを楽しめるようになるという。プレイヤー間のスキル格差の調整は様々なゲームがレート制などを取り入れているが、「ボディサイズ(当たり判定)の変更」というありそうでなかった試みはどのように作用するのだろうか。

体積の変化が生む様々な戦術

モーフィアスロウ2
サイズの影響は撃ち合いの有利不利だけに留まらない。各部位のサイズは、アビリティを含む利点にも直結する。例えば大きな足を持ったプレイヤーは建物に飛び乗ることができるし、小さなプレイヤーだけが入れる穴が存在する。ゲーム中の立ち回りに、その時のボディサイズがダイレクトに影響するのだ。

トレーラー中でも、小さなプレイヤーが大きなプレイヤーの追跡を振り切って、チューブのような通路を使って移動する姿が確認できる。プレイヤーのサイズにより行けるエリアが変わることで、1試合の中で戦闘が起こる場所が次々と変わっていくのであろう。自分と同じスキルのプレイヤーと交戦する場所に行くか、あえて違う場所に行き奇襲を試みるかという選択が生まれそうだ。

モーフィーズ・ロウ [Nintendo Direct 2017.9.14]
https://www.youtube.com/watch?v=IsMzqWTZuE4

フレンドリーファイアが戦術に

モーフィアスロウ紹介用
加えて、他のゲームでは忌み嫌われる”フレンドリーファイア”がチーム戦術の要になりうるという点もユニークだ。このゲームの勝敗は自チームのアバターの大きさで決定される。アバターは敵プレイヤーから質量を奪うと大きくなるが、”フレンドリーファイア”で質量をやり取りした場合は自チームのアバターに影響しないのだ。よって、あえて味方と質量をやり取りし、敵より有利なポジションを確保することが可能になる。

撃ち合いが得意なプレイヤーを、あえてフレンドリーファイアすることにより小さいサイズのまま敵陣で暴れ回ってもらう。味方に足から質量を奪ってもらい、そのプレイヤーが敵をひきつけている間に上から一気に攻撃を仕掛ける。全員の質量を1人が一手に請け負い、残りの3人は小さくなって後方から奇襲をかける。様々な戦術が使えそうで夢が広がる仕様だ。

大胆なスキル調整とユニークな基本仕様

スキル格差は全ての対戦ゲームで重要な要素の一つだ。大抵はレートを設定することにより、近いスキルを持ったプレイヤー同士がマッチングするようにしてある。それに対して、『Morphies Law』はダイレクトにゲーム性に影響する”体積の増減”という大胆な設定を試みた。これはシュータープレイヤーとして注目に値する仕様だ。

近い実力のプレイヤーとの切磋琢磨がシューターの大きな魅力の一つだが、実際は全てがうまく機能しているとは言い難い。プレイヤーが生身の人間であるがゆえに、そのときの調子や周りの仲間との連携など、数値化するのが難しい要素がたくさん存在している。結果として、一方的な試合になってしまい、勝っている側も負けている側もゲームの楽しさを味わえないという事態が度々起きる。

これに対して、レート制以外の解答を『Morphies Law』は提示してくれた。もし質量交換システムが著しい成功を収めれば、シューター界隈全体の流れを変えることになるかもしれない。

動画やスクリーンショットで見ると、思った以上にプレイヤーキャラクターのサイズが派手に変化している。もしかすると巨大化には限りがなかったりするのであろうか。カラベラそっくりなルックスにふさわしいお祭り騒ぎも期待できそうだ。

モーフィアスロウ
モーフィアスロウ
モーフィアスロウ

『Morphies Law(モーフィーズ・ロウ)』の発売日は2017年冬で、対象プラットフォームはNintendo SwitchとPC。

追記:公式サイトの情報によると、未だ開発の真っ只中らしい。一応、目標として2018年の3月中旬までには発売する予定らしいが、一方で最も大事なのはゲームのクオリティだという。開発陣がクオリティに完全に満足しなければ、改善のために更なる時間をためらいなく使うことが宣言してある。ローンチが遠のくは残念だが、並々ならぬ熱意を注いでいる結果の方を楽しみに待とう。

公式サイトMorphies Law

Source: Morphies Law

Morphies Law(モーフィーズ・ロウ)

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コメント

コメント一覧 (16件)

  • シューターなのにPS4とXBOXマルチじゃないの珍しいな

  • 絶対面白いやんこんなん!でも、キャラクターのバリエーションを増やしてくれれば◎

  • リザルト画面で極端なバランスの奴とかいたら笑いそう

  • Switchは特に年齢層低いはずだからトロールや悪質なプレイが心配
    PCも心配だけどどちらかと言えばチーターの方が不安
    しっかりとどちらも対策してくれれば良いが.....

    個人的にはFPSロックないと嬉しいな

  • これまた非常にユニークなゲームを 
    荒らし対策をきっちりすれば化けそう...

  • リザルト画面で極端なバランスの奴とかいたら笑いそう

  • Switchは特に年齢層低いはずだからトロールや悪質なプレイが心配
    PCも心配だけどどちらかと言えばチーターの方が不安
    しっかりとどちらも対策してくれれば良いが.....

    個人的にはFPSロックないと嬉しいな

  • これまた非常にユニークなゲームを
    荒らし対策をきっちりすれば化けそう...

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