PlayStation 4 / PlayStation VR体験会で試遊した最新ゲームのプレイレポートの続きです。『Hidden Agenda ―死刑執行まで48時間―』『Bravo Team(ブラボーチーム)』など、未発売のタイトルを含む最新ゲームを試遊させていただきました。
スマホを使ってプレイできたり、PS VRでリアルなシューティングができるゲームなど、どちらも新しいプレイスタイルを取り入れた、次世代ゲームと言っても過言ではない最新ゲーム体験を味わえました。VRは実際にプレイしないとイメージが伝わりにくいですが、読者の方に少しでも自分が覚えた感動を共有できたらと思います。
ハイテク人狼ゲーム? 『Hidden Agenda ―死刑執行まで48時間―』
『Hidden Agenda ―死刑執行まで48時間―』は、スマートフォンやタブレットをコントローラーとして使い、1人から最大6人で協力や時に駆け引きをしながらストーリーの「分岐ルート」を決めていくという、新しいタイプのアドベンチャーゲーム。ストーリーモードでは1人~6人でじっくりプレイすることも可能で、対戦モードでは2人~6人で熱い心理戦を楽しむことができます。
『Hidden Agenda ―死刑執行まで48時間―』 アナウンストレーラー
『Hidden Agenda ―死刑執行まで48時間―』ストーリー概要
犠牲者の遺体に罠を仕掛け、第一発見者までも狙うという極めて残忍な手口で殺人を行う“トラッパー連続殺人事件”。容疑者の逮捕で、ついに幕が引かれたかと思いきや、2日後に迫った死刑執行を前に突如容疑者が「真実を話す」と新たな供述をはじめる…。「トラッパーは別にいる」のだ、と。
プレイヤーは、2人の主人公である警官ベッキー・マーニーと検事フェリシティ・グレイプスの視点から再び事件の真相に迫る。果たしてこの事件の本当の真実を暴くことができるのか。
今回の体験会では、他メディアの方と交わり4人でプレイ。ゲームは警官ベッキーが彼女の相棒と共に、事件の鍵となる“トラッパー”が潜む犯行現場に潜入する場面からスタート。
本作を象徴する要素である最初の「分岐」は犯行現場の潜入時。我々プレイヤーたちは、警官ベッキーと相棒が共に現場を捜索する「協力」か、別々に行動して捜索する「分散」か、どちらか一方の選択肢に投票します。
ゲームは過半数の投票を得た選択肢が採用され進行。このときプレイヤー同士は、先の展開を予測しつつ、慎重に相談し選択肢を決定していく必要があります。
この仲間と相談して選択肢を決定してゆくという作業が本作の肝で、プレイヤー同士が協力してストーリーを進めるモードとは別に、ポイントを競い合う「対戦モード」があります。
対戦モードが燃える
対戦モードでは、選ばれたプレイヤー1人の端末に「秘密の指令」が下され、指令が遂行できたら100ポイントを獲得。他のプレイヤーは指令を受けたプレイヤーを当てることができたらポイントを獲得することができ、多くのポイントを稼いだプレイヤーの勝利となります。
実際のシーンにはありませんが、分かりやすく例えるなら、もし“トラッパー連続殺人事件“の犯行現場で、警察官二人で潜入捜査をするシーンで指令が下されるならば、選択肢「二人で一緒にいく」か「二手に分かれる」かを選ぶこととなります。その際に「秘密の指令」は、“選択肢「二手に分かれる」”を選べというように指示されます。指令を受けているプレイヤーは、他のプレイヤーに悟られぬよう、選択肢「二手に分かれる」を選ばせるように仕向けなくてはなりません。
無理に他プレイヤーを誘導や説得してしまうと「指令を遂行しようとしているのでは?」と勘ぐられてしまうので、バレないようにスマートに演技し誘導しなければなりません。一方で他のプレイヤーも、常に誰が指令遂行者か考えながら選択肢を選びます。
このさまざまな思惑を張り巡らせ、頭脳戦を繰り広げるプレイスタイルに筆者は病みつきになってしまいました。経過の途中で誰を疑っているのかを選択する画面が出てくるので、全員で盛り上がりつつもなかなかの友情ブレーカーゲームにもなり得るかもしれません。
心理戦にさらなるスパイスを追加する「テイクオーバーカード」
さらに本作には、自身が投票した選択肢を強制採択できる「テイクオーバーカード」というまさに切り札となるアイテムも存在。開始時に1枚ずつ与えられ、プレイ中にも早押しなどで獲得するチャンスがあります。
指令を遂行するのに強力なアイテムとなりますが、最終決定で使ってしまうと、ほかプレイヤーから疑われるのは必至。また直後に他のプレイヤーが使用すると決定権が移ってしまうので、使い所によっては勝敗に大きな差がでます。
疑われてでも指令達成のために使用したり、あえて事前に使用してプレイヤーの目を欺いたり、複数枚所持したまま最終決定に臨んだり、幅広い戦略を立てることができます。筆者のプレイ時には、指令遂行者が最終決定の場面でテイクオーバーカードを使用、そのタイミングで、他のプレイヤーがカードを使用したことで、見事に指令の達成を防ぐことができました。
この「テイクオーバーカード」により頭脳戦に拍車がかかり、秘密の指令を遂行できたときや、指令を阻止できたときには、得も言われぬ快感を味わうことができます。
みなさんも親しい友人を集めプレイし、重厚なストーリーを共有するだけでなく、誰が指令遂行者かを推理する頭脳戦を楽しんでみてはいかがでしょうか。『Hidden Agenda ―死刑執行まで48時間―』はPS4向けに発売中で、価格は2,700円(税込)です。
ダウンロード:PlayStation Store
リアル系タクティカルシューター『Bravo Team』
『Bravo Team』日本版トレーラー
こちらはTGS2017で試遊済みのプレイですが、肩越しに画面の撮影ができたのでもう一度プレイしてみました。本タイトルはPlayStation VR シューティングコントローラーが使用できリアルなシューティングが楽しめます。
詳細なプレイレポは関連記事からご覧ください。なお、発売予定日は2018年発売予定に延期されています。
関連記事:リアル系VRシューター『Bravo Team』体験レポ、仲間と前線を押し上げろ!【TGS2017】
VRオーケストラが楽しめる『JAPAN Studio VR音楽祭』も体験
今度は銃撃戦や頭脳戦を繰り広げるゲームから打って変わって、2017年5月に開催されたコンサート「GAME SYMPHONY JAPAN 23rd CONCERT ~PlayStationを彩るJAPAN Studio音楽祭2017~」を体験できる「VRデジタルシアター」です。JAPAN Studio音楽祭2017とは、ゲーム音楽に特化したコンサートシリーズの「GAME SYMPHONY JAPAN」と数々の名作タイトルを生み出してきた「JAPAN Studio」とのコラボレーションで実現したコンサート。『人喰いの大鷲トリコ』や『サルゲッチュ』の楽曲がオーケストラで演奏されました。
『JAPAN Studio VR音楽祭』紹介映像
『JAPAN Studio VR音楽祭』では実際に演奏されたオーケストラの音楽を楽しめるだけではありません。VR空間内のスクリーンにゲームの映像が流れたり、周りを見回すとゲームをイメージした美麗な空間が映し出されたり、オーケストラの楽器の音圧とあいまって、「おおっ!」と声を漏らしてしまいました。
音楽を聞くのではなくVRで”体感”する未来感溢れるタイトル。この体験はVR内でしか味わえないので、ゲーマーにも音楽好きにもぜひ一度触ってもらってほしいところです。収録楽曲はコンサートで演奏された楽曲の中から厳選された14曲で、価格は1,900円(税込)となっています。
ダウンロード:PlayStation Store
また体験会では、『バイオハザード7 レジデント イービル』の無料DLC「Not A Hero」も試遊してきました。プレイレポは以下からどうぞ。
関連記事:『バイオハザード7 レジデント イービル』の無料DLC「Not A Hero」をPS VRで先行体験、VRで恐怖倍増
©2017 Sony Interactive Entertainment Europe. Developed by Supermassive Games.
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