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未来がやってきた:NVIDIAがAIで3D環境をレンダリングする技術公開

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NVIDIAはカナダのNeurIPS 2018にて、完全に人工的で、インタラクティブな3D環境をレンダリングすることを可能にする、画期的なAI研究を発表しました。

現在、仮想世界のオブジェクトは個々にモデルを生成する必要がありますが、今回の研究では現実のビデオから自動的に学習させることで、建物や樹木、車両などのオブジェクトをレンダリングすることに成功しています。

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AIがゲーム制作に革新をもたらす可能性

同社はこの技術によりゲーミングや自動車、建築、ロボティクス、VRのための仮想世界を迅速に構築できる可能性があるとしています。例として、現実世界の場所をもとにしたインタラクティブなシーンを生成したり、お気に入りのポップスターのダンスを自分がそっくりそのまま踊っているようなシーンをファンに見せることもできるとしています。

この研究の開発チームを率いてきた、NVIDIA のディープラーニング応用研究担当バイス プレジデントのブライアン カタンザーロ氏は、次のように述べています。

「NVIDIAは、25年間にわたって、インタラクティブなグラフィックスを生成するための新しい方法を生み出してきましたが、ニューラル ネットワークを使った手法は今回初めて実現しました。ニューラル ネットワーク、その中でも具体的に言うと生成モデルは、グラフィックスの創出に変化をもたらすようになります。これによって、開発者は従来の何分の1かのコストで新しいシーンを作れるようになるでしょう」

この研究成果の1つとしてカンファレンスでデモ公開されたのが、以下のドライブゲーム。このゲームでは、あらゆるコンテンツが従来のグラフィックス エンジンで生成された3Dワールドのスケッチを動画に変換するニューラル ネットワークによって、インタラクティブにレンダリングされています。

Research at NVIDIA: The First Interactive AI Rendered Virtual World

生成ニューラル ネットワークでは、照明や素材、ダイナミクスといった世界の外観をモデル化することを学習済み。シーンがすべて人工的に生成されるため、オブジェクトの削除、修正、追加といった編集も簡単に行うことができるとしています。

論文では「視覚世界のダイナミクスをモデル化および再創造する能力は、知的エージェントの構築に不可欠である。純粋に科学的な関心を別にしても、継続的な視覚経験を人工的に作成するための学習は、コンピューター ビジョンやロボティクス、コンピューター グラフィックスといった分野で多様な用途を持つ」と説明しています。

Source: PressRelease

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コメント一覧 (5件)

  • ええやん。インディーズとか規模の小さい会社とかモデリングに割くコストを別に回せるようにできるし。

  • はぁ…またクリエイティブな職が奪われてく…

    • 量産するビルとか車とかより、ゲーム特有の武器とか装備のモデリングにコストを回せるってことやぞ

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