オーバーウォッチ:アップデート配信、ソルジャー全面強化など14のヒーローに調整(PTR)

日本版オーバーウォッチ: ソルジャー76の新ボイスは別声優が担当
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Blizzard EntertainmentはPC版『Overwatch(オーバーウォッチ)』のPTR(パブリックテスト環境)へアップデートを配信、パッチノートを公開しました。新サポートヒーロー「バティスト」の実装を始め、14名のヒーローに細かな強化と弱体化が適用されています。

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パッチ・ハイライト(2月26日配信パッチ)

新ヒーロー:バティスト(サポート)

オーバーウォッチ:新ヒーロー「バティスト」詳細、弾丸ダメージを増加させるULTを持ち、メインヒーラーとして活躍可能

バティスト は様々な試作デバイスや武器を駆使し、激しい戦闘状況下であっても味方を守りながら脅威を排除する歴戦のコンバット・メディックです。バティストの「 バイオティック・ランチャー 」は、ダメージに優れた3点バーストのSMGで、性能をフルに発揮するには、精度と反動のコントロールが求められます。サブ攻撃は着弾地点の周囲の味方を回復させるグレネードを発射します。「 リジェネ・バースト 」で強力な再生バーストを発動し、自分と周囲の味方のライフを徐々に回復させます。危険が近づくと、バティストは「 イモータリティ・フィールド 」を投擲し、味方を死から守ることもできます。バティストは「 エグゾブーツ 」で戦場を駆け抜け、他のヒーローでは越えられない障害物や長い距離を飛び越えます。また、「 アンプリフィケーション・マトリックス 」を展開し、マトリックスを通過した味方の弾のダメージおよび回復効果を倍増させることもできます。

一般的なアップデート

アーマー

  • アーマーにヒットした時のビーム系のダメージが20%減少
    • メイ:メイン攻撃
    • モイラ:サブ攻撃、コアレッセンス
    • シンメトラ:メイン攻撃、セントリー・タレット
    • ウィンストン:メイン攻撃
    • ザリア:メイン攻撃
  • 継続ダメージの効果がアーマーで軽減されないように変更
    • アナ:メイン攻撃
    • アッシュ:ダイナマイト
    • ハンゾー:龍撃波
    • メイ:ブリザード
    • モイラ:バイオティック・オーブ
    • ウィドウメイカー:ヴェノム・マイン
    • ザリア:グラビトン・サージ

開発者コメント: これまでは、ウィドウメイカーの「ヴェノム・マイン」などの継続ダメージ効果や、シンメトラの「フォトン・プロジェクター」などのビーム兵器からアーマーが受けるダメージの量はまちまちでした。今後はダメージがより一定となり、予測しやすくなります。

パワーアップ

  • パワーアップがターゲットへの命中時ではなく発射時に適用されるように変更

開発者コメント: 以前のパワーアップ効果は、効果を受けているヒーローの攻撃が敵にヒットした場合にのみ有効でしたが、今回より武器の発射時に適用されるようになりました。これにより、攻撃がヒットした時点でダメージを与える側のヒーローのパワーアップ効果が切れてたとしても、ダメージ上昇効果の恩恵を受けることができます。

ノックバック

  • ノックバック距離をより一定になるよう変更
  • 飛行中のヒーローもノックバックと速度低下を受けるように変更

開発者コメント: ノックバック効果がヒットしたときの挙動について、敵の動きによる変化が少なくなりました。場合によってノックバック効果の大小が変動するのではなく、ノックバックを受けるまでの動きに関係なく同様の効果を与えるようになりました。「ヴァルキリー」を使用中のマーシーや、「ブースター」を使用中の D.Va など、飛行中のヒーローもノックバックするように変更することで、ゲームプレイがより流動的でリアルになりました。

サウンド

  • ダメージパワーアップ中に攻撃がヒットした時の新規サウンドを追加
  • ダメージパワーアップ中に攻撃がヒットしたが、ダメージを与えなかった場合の新規サウンドを追加

開発者コメント: バティストを追加するにあたり、どのヒーローをプレイしていても、自分の攻撃にダメージ上昇効果が付いているか否かを判断できるようにしました。

アーマーに関する変更は残念に思うプレイヤーも喜ぶプレイヤーもどちらもいそうですが、パワーアップやノックバック、サウンドはどれも歓迎される変更ではないでしょうか。

ヒーローのバランス調整

アナ

  • ナノ・ブースト
    • ヒール量を300から250に減少

開発者コメント: 瞬時に回復ができるアナの「ナノ・ブースト」は、プレイヤーの生存率を高める有用なアルティメットです。しかし、ライフの多いヒーローに対する効果をやや低下させる調整が必要でした。

ドゥームフィスト

  • ライジング・アッパーカット
    • クールダウンを7秒から6秒に短縮
  • サイズミック・スラム
    • クールダウンを7秒から6秒に短縮

開発者コメント: アビリティのクールダウンを短縮することで以前の強さをやや取り戻し、よりスムーズにプレイできるようになります。

ハンゾー

  • 鳴響矢水
    • 探知範囲を7メートルから9メートルに拡大

開発者コメント: 一部のマップでは環境オブジェクトが密集しており、「鳴響矢水」の効果が感じられないエリアがありました。効果を向上させるため、「鳴響矢水」の探知範囲を拡大しました。

ルシオ

  • ソニック・アンプリファイア
    • 「サウンドウェーブ」を攻撃アシストとしてカウントするように変更

開発者コメント: ルシオの「サウンドウェーブ」によるノックバックは、敵をキルに追い込む強力な手段ですので、攻撃アシストとしてカウントするよう変更しました。

マクリー

  • ファニング撃ち
    • ダメージを55から50に減少
  • デッド・アイ
    • ターゲットを2.5秒ロックオンした際のダメージが毎秒275から毎秒550に増加

開発者コメント: 全ヒーローのアーマー効果が減少したため、以前ほどファニング撃ちのダメージが必要とされなくなりました。一定時間ロックオンした「デッド・アイ」のダメージを増加させることで、高いライフを持ち動かないターゲット(バリアなど)や、ライフ が 600以上あるヒーローに対しての効果が上昇します。ライフが600を下回るヒーローにとっては危険なアビリティであることに変わりはありません。

メイ

  • 凍結ブラスター
    • メイン攻撃のダメージを2.25から2.75に増加(毎秒45から毎秒55ダメージ)
  • アイス・ウォール
    • ライフを500から400に減少

開発者コメント: メイのメイン攻撃ダメージが増加したため、「フリーズ」と「アイシクル」の効果が高くなりました。「アイス・ウォール」が破壊しやすくなり、ウォールの自然消滅を待たずに反撃できる機会が増えました。

モイラ

  • バイオティック・グラスプ
    • 継続ヒール時間を3秒から4秒に延長
    • 合計回復量が50から65に増加

開発者コメント: 「バイオティック・グラスプ」を微調整し、仲間のライフを回復しやすくしました。

オリーサ

  • フュージョン・ドライバー
    • 射撃中の移動速度低下を50%から30%に減少

開発者コメント: オリーサは防衛寄りのタンクで、チームと一緒に前線を押上げしづらい側面がありました。射撃中の移動速度がアップしたため、相手チームにプレッシャーを与え、バリアを戦略的に使いやすくなりました。

ファラ

  • ロケット・ランチャー
    • 爆発の最小ダメージを16.25から20に増加

開発者コメント: 「ロケット・ランチャー」は、最近のパッチで直撃と爆発のダメージが調整されましたが、今回最小ダメージを以前の数値に戻しました。

ソルジャー 76

  • パルス・ライフル
    • ダメージを19から20に増加
  • スプリント
    • 「スプリント」使用後、射撃できるようになるまでの時間を0.5秒から0.3秒に短縮
    • タクティカル・バイザー
    • 「RIPタイヤ」と「イモータリティ・フィールド」がターゲット可能に

開発者コメント: 今回の変更で、 ソルジャー76が敵ヒーローを素早くキルしやすくなります。 「スプリント」の終了から射撃開始が可能になるまでの時間が短くなったため、より素早く反応して柔軟に対応できるアビリティになりました。 「タクティカル・バイザー」がジャンクラットの「 RIPタイヤ」とバティストの「イモータリティ・フィールド」のドローンという、重要なターゲットを狙うことができるようになりました。これによって快適性が大幅に上昇します。

ソンブラ

  • ハック
    • ライフパックをハックした時のクールダウン時間を半分に短縮

開発者コメント: ライフパックに「ハック」を使った後のクールダウン時間が長すぎたため、プレイヤーをターゲットする方が効果的であると感じられていました。この変更で、ライフパックも「ハック」のターゲットにしやすくなります。

トールビョーン

  • 基礎ライフに50アーマー増加(最大ライフ250)
  • オーバーロード
    • アーマー獲得量を150から100に減少

開発者コメント: トールビョーンの生存性能が低めだったため、「オーバーロード」で増加するアーマー量を少し基礎ライフに移しました。

ウィドウメイカー

  • インフラサイト
    • 敵のライフ・ゲージが表示されるように変更
    • 死亡時にキャンセルされるように変更

開発者コメント: 今まで「インフラサイト」の効果に弱点がなかったため、「ウィドウメイカー」死亡時に終了するようにしました。「インフラサイト」のリスクが高まった代わりに、敵のライフ・ゲージがウィドウメイカー側のチームに表示されるようになりました。

レッキング・ボール

  • アダプティブ・シールド
    • 「ロール」モードをキャンセルしないように変更

開発者コメント: 「ロール」モードが強制解除されることによって、レッキング・ボールは攻撃に対し無防備になっていましたが、今回の変更により「アダプティブ・シールド」で身を守りやすくなります。

今回のヒーロー調整を大雑把にまとめると以下のようなります。

  • 強化/ほぼ強化:ドゥームフィスト、ハンゾー、マクリー(ファニング撃ちは弱体化)、メイ(アイス・ウォールは弱体化)、モイラ、オリーサ、ファラ、ソルジャー、ソンブラ、レッキング・ボール
  • 弱体化:アナ、ウィドウメイカー

ドゥームフィストの高機動化やモイラの回復量増加も頼もしいところですが、特にソルジャーは全面的な強化となっており、大会での使用率が改善されるかもしれませんね。その他のバグ修正内容はこちらで確認できます。

『Overwatch(オーバーウォッチ)』は絶賛発売中で、対象機種はPS4 / PC / Nintendo Switch。

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Source: Overwatch

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