『CoD:WW2』を開発したSledgehammer Games(SHG)の創業者であり、元ディレクターとしても活動していたMichael Condrey(マイケル・コンドリー)氏がインタビューにて、『Call of Duty: Modern Warfare(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア / CoD:MW)』の物議を醸すほどリアルでダークな世界観を「配給元に強制されて作っている」と発言。それに対してInfinity Wardが反論を行い話題となっています。
事の発端はMichael Condrey氏の発言
Michael Condrey氏は『CoD:MW3』をInfinity Wardと共同開発し、『CoD:AW』と『CoD:WW2』の開発元でもあるSHGの共同創設者であり、たびたびメディアにも顔をだすディレクターとしても活動していた人物。2018年12月に突然のスタジオからの離脱が発表され、現在は2K Games参加の新進気鋭のスタジオを率いているとされています。
氏が海外メディアとのインタビューで語った一節が下記になります。
「私は我々の時代においてビデオゲームが最も重要なアートの形であると主張している。アーティストとしてのビジョンの延長や、それを反映するものとして作品を届ける努力を重ねているすべての開発者を尊敬している。しかし、『CoD:MW』はどんなスタジオにとっても困難な挑戦に見える。特にパブリッシャーから、見出しを飾るためにより物議を醸しダークにするよう強制されている状況では」
Infinity Wardは反論か
その後、明言していないものの、Condrey氏の発言への反論とみて間違いない内容をInfinity Wardは公式ツイッターに投稿。
「はっきりさせてもらいます。私達は作りたいゲームを作っています。10月25日が待ちきれません」
To be very clear, we’re making the exact game we want to make, and we can’t wait until October 25th.
— Infinity Ward (@InfinityWard) 2019年6月26日
なぜCondrey氏がこのような発言に至ったのかは不明ですが、氏の突然の退職にパブリッシャーのActivisionとの関係性が絡んでおり、何かしらの遺恨が残されていると考えると辻褄が合います。
以前にも、当初はSHGとRaven Softwareが担当する予定だった2020年版のCoDが、Treyarchによる開発に変更になったという報道もありました。この原因の1つはSHGとRaven Softwareの不仲であり、それを把握していたActivisionの決断とも言われていました。
Condrey氏は退職後にS2 Gamesと新スタジオを設立する際にSHGのスタッフを数十人規模で登用したという情報もあり、人材の流出により混乱の渦中にいると思われるSHGは、最近では新たなCOO(最高執行責任者)を迎え建て直しに動いているように見受けられます。
たびたび報道されているCoDの開発スタジオを取り巻く混乱ですが、Condrey氏の発言がその一連の報道が真実を含んでいることを示しているようにも思えます。色々と複雑な問題が絡むのかもしれませんが、我々ゲーマーの立場としてはパブリッシャー、デベロッパー、プレイヤーの三方が納得できるゲームの順調な完成を祈るばかりです。
『Call of Duty®: Modern Warfare® 』 - 公開トレーラー
『コール オブ デューティー モダン・ウォーフェア(CoD:MW)』の発売日は2019年10月25日で、対象機種はPlayStation 4、Xbox One、PC(Battle.net)。
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Source: VentureBeat
コメント
コメント一覧 (18件)
そもそもがCOD自体が作らされている、って話だろうからなー
ほんとならCOD制作軸に、あとは自分たちの作りたいゲームを、って事なんだろうけど
現実は今作つくりながら3年後のCOD制作もう動き始めてるって状態だろうし
好きに作りたければ資金調達して新規IPで開発すればいい
金貰って大作の名前借りてるんだから指示があっても仕方ないっしょ
いや、お前作ったcodつまんねーじゃん。
いや、お前作ったcod全部つまんねーやん