ユービーアイソフトは日本時間12月19日、『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』開発スタッフの異動を発表した。これまで本作の指揮を執ってきたXavier Marquis氏とAlexandre Remy氏が現場を離れ、来年に予定されているイヤー5からは、ベテランスタッフによる新しいコアチームがその志を受け継いでいく。
2020年のシージ要約
「コアチームをアップデート - 受け継がれる灯火」
- クリエイティブ・ディレクターのXavier Marquis氏、ブランド・ディレクターのAlexandre Remyは新チームに異動する
- ベテランのスタッフたちがディレクションを全面的に引き継ぐ
- 開発チーム変革の理由は、『シージ』というゲームが二人のビジョンには収まり切らないほど大きくなったため
- プレイヤーやコミュニティ全体のための開放的なチーム作りをする
- 具体的に何が変わるのかは、来年2020年2月の「シックス・インビテーショナル」で明かされる
映像の全訳
シニア・コミュニティ・デベロッパーとして知られるCraig Robinson氏(@ItsEpi)による導入で始まる動画この映像。Xavier Marquis氏とAlexandre Remy氏が従来のコアチームを離れて社内の別チームに異動し、過去数ヶ月にわたり新チームとの間で引き継ぎ作業を行ってきたことを説明している。以下映像の翻訳:
Alexandre:Xavierと一緒にここにいるのは、極めて重大なニュースをシェアするためです。このゲーム(シージ)のコアチームを変更します。一定数の人たち、私やXavierを含めて長らくここにいた人たちがプロジェクトから離れ、既に新しいチームの指揮を取っています。この新チームが稼働してから数週間がたっており、皆さんもご存じかもしれないLeroyのようなベテランのスタッフたちが、次の数週間のうちにシージのディレクションを全面的に引き継ぎます。
Xavier:このゲームはより良く、より規模の大きなものになっており、私たち二人のビジョンではとても収まり切らないほどです。大部分が私たちの意向で決まっていた時期がありました。開発が始まった頃や、リリース当時とかね。しかし今ではもっと「別の何か」になっています。言うなればこのゲームとコミュニティが作った丸い世界のようなもので、開発側の用意した筋書きを超えた物語が描かれているんです。そして今日では、新しい開発スタッフや新しい人々、そういった人々を迎え入れる新チームなどを用意する必要が生じました。これはシージの存在そのものにとって極めて重大な変化です。
Alexandre:新しいコアチームは素場らしいものです。長い間シージに携わってきたベテランのスタッフから成り立っており、私たちが築いた遺産を彼らに受け渡していかねばという思いを抱いています。これ以上望むべくもない一つの成果です。これはすごいことだと思うし、一人のファンとしてレインボーシックスのことを追っていけるのがとても楽しみ、それに尽きます。
Leroy Athanassoff(ゲームディレクター):まず現場から離れるコアチームメンバーとは、以前からの友人だったということについて話させてください。私たちは極めて密に接していたし、私はXavier Marquisを本当に頼れる先輩だとさえ思っています。彼とはシージが始動する以前から、ともに多くの仕事をしてきました。今度から新しくなるコアチームはこのゲームのあらゆる部分、つまりシージ特有のものを全面的にカバーします。これがコアチームの強みの一つになるでしょう。私たちはこのゲームの「世界」を広げることから始めます。「プレイヤーの体験」に着目し、内輪だけで盛り上がるようなものについて考えるのを止めて、代わりにより開放的なものを作り始める必要があります。つまり、すべてのプレイヤーやコミュニティ全体に影響を与えるようなコンテンツを届ける必要がある、ということです。
最後に再びCraig Robinson氏のナレーションに戻り、「レインボーシックスはこれからも続きます。将来のことについての詳細はシックス・インビテーショナルで紹介します」と締めくくられる。
We've had ups and downs, but were always able to rely on the vision, stability, and guidance offered by @xavier_marquis and @alexandre_remy. You will be dearly missed.
That said, I am EXTREMELY excited to have @fromL at the helm to take us into the future of @Rainbow6Game!
— Craig Robinson (@ItsEpi) December 18, 2019
イヤー4最後のシーズンのタイトルが「シフティング タイド(変化の波)」であると聞いて、穏やかならざるものを感じた方もいただろう。シージの世界はこれからも大きくなっていく。ゲーム内コンテンツの拡充はもちろん、競技シーンでもシーズン12からは北米とEUリージョンでプロリーグの参加チームが8から10に増える。
スタッフさえも構想が及ばなくなっている未来に、いったい何が待っているのか。プレイヤーとなってコミュニティに参加し、シージの歴史の目撃者になろう。
『レインボーシックス シージ』の発売日は2015年12月10日で、対象機種はPS4、Xbox One、PC。
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Source: Ubisoft
コメント
コメント一覧 (8件)
キャッスルあたりの初期オペの強化ないし調整の話はなくなったのかな
オンラインゲームで体制が変わると公表した作品がロクな事になった記憶はあまりないけど、まぁ、頑張れ
昔のベテランが帰ってきたの?
正直熱がすごかった2017年18年と比べて19年は微妙だったからうれしい
今のスーパーパワーのごり押しオーバーウォッチ感を出来れば昔の空気に戻してほしい
もっとガジェットは縁の下の力持ちで、特殊部隊的な撃ち合いが欲しい
バグが多いとはいえ一つのゲームでアップデートを重ねて何年も遊べるのは本当にいいなと思う
そもそもゲームシステム設計担当したスタッフは既にいないんじゃなかったっけ?
カウンターストライクなんかもオリジナルのスタッフはだいぶ抜けてるわけだしこれが壊滅的な問題になるとは思えない
コアチームをアップデート_風前の灯火
新しい空気が入るのいいことだね。ゲーム業界なんて、少なくとも日本だと、スーパーマリオ作った人が未だに現役バリバリだったりするんだから。
一人の人間が指揮し続けるのも、それはそれでいいことなんだよ
つまりどっちのやり方がいいって言うより結果がよければいいわけで
今回の人事異動もまあこれからどうなるか次第よな