Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』における競技シーンでは、6月23日から新しいフォーマットになったプロリーグがスタートします。
日本も含まれるAPAC地域は「North」と「South」に分割されることは以前から分かっていましたが、5月27日の発表により、ついにその全体像が明らかになりました。
APAC Northで戦う12チーム
各地域の予選を勝ち上がってきたチームや、「レジェンド枠」として招待されたチームなど、合計12チームが6月23日から始まる新シーズンで激突します。
APAC Northへようこそ! pic.twitter.com/neO86egrof
— FNATIC JAPAN (@FNATIC_JP) May 27, 2020
It's official! In just a few weeks we'll be facing off against the best teams in the region in the new Asia-Pacific League.
Watch out for us, guys, we're heading towards that trophy ?#WeAreGiants #SizeDoesMatter pic.twitter.com/lq5RTYAySq
— Vodafone Giants (@GiantsGamingENG) May 27, 2020
フォーマット発表時には、これまで謎に包まれていた11番目のチームと12番目のチームが、FnaticとGiants Gamingであることも明かされました。
- 日本代表
- オーストラリア代表
- 韓国代表
- 東南アジア代表
- 台湾代表
新シーズン・フォーマット
『レインボーシックス シージ』EスポーツのAPACプログラムをご紹介
1年を1つのシーズンとし、1シーズンを3ステージに分けるのは、APACを含む全リージョン共通です。
ただしフォーマットの細部は各リージョンで異なっており、APACでは「North」と「South」の2つに分割されているのが大きな特徴です。
APAC North
2020年のシーズンでは、6月からのステージ1と、9月からのステージ2、2つのステージが行われます。
- 12チームによるスイス式トーナメントをDay1からDay10まで10日にわたって行う
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Day1では12チームがランダムに激突
- Day2では、Day1の勝者6チーム同士とDay2の敗者6チーム同士がランダムに対決
- Day3以降は、ここまでで2勝したチーム、2敗したチーム、1勝1敗したチーム同士など、勝率が近いチームで試合を行う
- これをDay5まで行う
- Day6ではスコアボード上の勝率をリセットし、Day1と同様の手順をDay10まで繰り返す
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各ステージの上位6チームがAPACリーグプレイオフに出場
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全3ステージ終了後、総合順位で上位8チームが2021年シーズンに残留決定
- 下位4チームが入れ替え戦に送られる
- 入れ替え戦では、各国のナショナル・リーグの覇者たちと激突する
APAC South
Southはオセアニア地域と南アジアの諸国で構成されています。
- オセアニック・ナショナル(8チーム)
- オーストラリア
- ニュージーランド
- ポリネシア諸国
- 南アジアナショナル・オープン予選(オンライン)
- バングラデシュ
- インド
- ネパール
- パキスタン
- スリランカ
- 各ステージ後にAPAC Southプレイオフが行われる
- オセアニック・ナショナルから3チーム
- 南アジアから1チーム
- ダブルイリミネーション形式のトーナメントを行い、上位2チームがシックス・メジャーへの出場権を賭けてAPACプレイオフで対決
APACプレイオフ
各ステージ終了後、シックス・メジャーへの出場チームを決める大会がAPACプレイオフです。
- Northから6チーム、Southから2チーム。計8チームが出場
- ダブルイリミネーション形式のトーナメントを行い、上位4チームにメジャーへ
- 世界ランキングにもとづくポイントも付与される
- 下位4チームにもポイントは付与される
APACファイナル
全ステージが終了した11月の時点で全チームのポイントを集計し、一年全体を通してのAPACファイナルを開催。年間チャンピオンを決定します。
- 上位4チーム(Northの上位3チームとSouthのトップチーム)が出場(オフライン)
入れ替え戦
リーグ戦下位4チームが、各国または地域のナショナルリーグで優勝したチームと入れ替え戦を行います。
昇格枠は、日本、韓国、東南アジアにそれぞれ1枠ずつ用意されており、最後の1枠は、このうち参加チーム数が最も少ない国または地方にあてがわれます。つまりリージョン内のすべての国々のチームに、毎シーズン平等なチャンスが与えらると考えられます。ただし、たとえば下位4チームに日本のチームがいない場合は、ジャパンナショナル優勝チームが自動的に昇格が決まるという仕組みです。
今から世界を目指すには?
日本で新たに結成したチームがシックス・メジャー、またはシックス・インビテーショナルの舞台へ出場するには、現在行われている全国大会ジャパン・ナショナルで活躍し、シーズン終了後の入れ替え戦への参加資格を得る必要があるようです。国内大会から入れ替え戦にストレートインできるので、仕組みとしては分かりやすいでしょう。
一方でAPAC Northに入るには、入れ替え戦でアジアの強豪たちとの対決を制さなければなりません。日本以外のシージ競技シーンの特徴を研究していくための時間や人員も必要になるため、一筋縄ではいかないでしょう。
以上が今回判明したAPACプロリーグの全体像です。これで北米、EU、南米、すべてのリージョンの詳細が出そろいましたが、皆さんはどのリージョンの戦いに興味を抱きましたか?また新フォーマットそのものに大して思ったことなど、ぜひコメント欄にお寄せください。
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Source: RAINBOW SIX SIEGE OFFICIAL
コメント
コメント一覧 (2件)
Fnatic Northでの選出なのか...
CLが無くなって世界で戦う道が断たれたとささやかれていたから、国内プロチームを世界の舞台で見れないのかと思ってたけど、平等にチャンスが与えられるようでとても楽しみになってきました!また、日本チームが下位4チームにならなければ、さらに日本チームを増やせるということで面白いですね!