ライアットゲームズの超能力×タクティカルFPS『VALORANT(ヴァロラント)』では、eスポーツシーンとして「VALORANT IGNITION SERIES」が進行中。今回は、そのうち北米で行われた大会「PAX Arena Invitational」における各エージェントのピック率で、サイファーが圧倒的な数字を出していたという話題をお届けします。
PAX Arena Invitationalとは
リリースしてまだ2カ月も経っていないにも関わらず、『ヴァロラント』の競技シーンは世界中で盛り上がりを見せています。ライトアットゲームズが世界のサードパーティーと提携して進めているこの「VALORANT IGNITION SERIES」には日本の「RAGE VALORANT JAPAN TOURNAMENT」も含まれており、こちらは8月1日から開催予定です。
北米では現地時間7月22日から26日にかけて「PAX Arena Invitational」が開催されていました。20チームがグループリーグからプレイオフにかけて激闘を繰り広げ、Sentinelsが優勝し1万ドルの賞金を獲得。準優勝はCloud9でした。
『ヴァロラント』の競技シーンにおける統計データはVLR.GGというサイト上で公開されており、終わったばかりの「PAX Arena Invitational」のページも完成しています。
サイファーは全マップで必須?
統計では「アセント」、「バインド」、「スプリット」、「ヘイヴン」と、マップごとに各チームのエージェント構成が一覧化されています。そしてこの大会では、全チームを通してピック率の高かったエージェント・トップ3は、サイファー、セージ、ソーヴァだったことが分かります。
さらに、3位のソーヴァは「スプリット」ではあまり使われず、2位のセージは「アセント」だとオーメンやフェニックスと交代していたのに対し、1位のサイファーは全マップ平均ピック率92%と、セージ(77%)に大差をつけていました。
「トラップワイヤー」で裏取りを警戒し、「スパイカメラ」でリスクなく情報収集ができ、さらに「ニューラルセフト」が決まれば敵チームの作戦そのものを破壊できるなど、情報面で優れたアビリティを備えているサイファーは、やはりチームプレイでは絶大な存在感を発揮しているようです。
なお、チームの回復・蘇生要員として欠かせないセージのピック率が「アセント」では急落している理由については、「ロングの射線や角待ちポジが多い構造では、セージによる味方の回復や蘇生が難しくなってしまうため、オーブやスモークで射線をカットしながらの拠点確保やリテイクが狙いやすいエージェントの方が良い」と分析されています。
ヴァイパーは今後も強化が続くのか
競技シーンにおける必須級エージェントが固まってきた一方で、有毒物質を操るエージェント・ヴァイパーは、この大会の時点では全体ピック率4%という不人気ぶりでした。直近のパッチ1.04ではウルトやデバフ効果に上方修正が入ったこともあり再研究が進んでいると思われますが、今後も調整の対象になるのかが気になるところです。
今回公開された競技シーンにおけるエージェントたちのピック率について、どんな感想を抱かれましたか。「自分の各エージェントの使用感がそのまま競技シーンにも反映されていた」、「かなり意外な数字だった」など、思うところがあればぜひコメント欄にお寄せください。
無料FPS『VALORANT(ヴァロラント)』の発売日は2020年6月2日で、対象機種はPC(Riot Games)。
Source: DOT ESPORTS
コメント
コメント一覧 (4件)
サイファーのピック率からも、このゲームが撃ち合いより情報戦の方が重要であることを表してるな。
防衛は言わずもがな、攻撃でも裏どり警戒に人員を割かなくてよくなるからな。
サイファーいるかいないかで勝率めちゃくちゃ変わるもんな
毒おば……ToT
やっぱカメラって単純に強いんよ