APEXのマッチが改善

レインボーシックス シージ: リワーク「山荘」攻略 -プロeスポーツチームNORTHEPTIONコーチamenbo監修-

レインボーシックス シージ: リワーク「山荘」攻略、プロeスポーツチームNORTHEPTIONコーチamenbo監修
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Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』では新シーズン「オペレーション・シャドーレガシー」がスタートしました。

今回は新シーズンでリワークされた「山荘」マップでの戦い方について、プロeスポーツチームNORTHEPTIONシージ部門のコーチamenbo氏から解説をしていただきました。

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amenbo氏ご紹介

石油王amenbo

amenbo氏(@amenboy_)は、巨大なシージコミュニティにおけるご意見番であり石油王。過去には伝説のチームeiNsのロースターとしてプロリーグへの出場経験もある彼は現在、北海道のプロチームNORTHEPTION@northeption)のコーチとして、北の大地から世界を狙っているところです。

NORTHEPTIONは9月6日に行われた全国大会「ジャパンナショナルズ」グランドファイナルでも、野良連合NRGにマップスコア3-1で勝利し全体優勝。日本シージ界を制覇し賞金250万円を獲得しました。これにより、9月19日よりスタートする新たな大会「RAINBOW SIX JAPAN CHAMPIONSHIP 2020」におけるシード権を確保しています。

リワーク「山荘」概論

旧「山荘」は攻撃側が手順を踏むことで防衛側は手も足も出ないような、絶望のマップであったと言える。

リワークされた「山荘」マップ

旧「オレゴン」も似たような問題を抱えており、攻め・守りの動きがパターン化されてしまったが故に戦略的駆け引きの薄さが問題視されていたように思えるが、「オレゴン」はリワークを通して、自由度があり戦略性の高まったマップに変容を遂げ競技性を獲得した。

「民家」のことは忘れよう。

「山荘」のリワークも同じように、防衛側に選択肢を増やし、攻撃側の選択肢を少しばかり狭めることでマップ全体のバランスをよくしているように思える。マップ全体から攻撃側エントリー口を少しばかり減らし、防衛側にポイントを要塞化するためのエッセンスを加えている。

昨今、攻撃側ラウンド取得率の上昇は異常とも言える中で、防衛側を少しばかり優遇する処置が目立っているが、これも攻守のバランスを取り快適なゲームにするためなのだろう。

1階「キッチン・ダイニング」

(1階のみの場合)ブルー:図書・遊戯・バーを確保してハードブリーチで押し入る。オレンジ:記念やロビーからキッチンを確保する

以前とポイントも変わり、少しばかり防衛力に希望が出てきたようにも思える。その実態を少し深く探ってみるとする。

攻撃側は以前と変わらず、2階からの突き下げが肝要になるイメージだろう、またキッチンのハッチ位置が変更されており、以前より上からの射角が「良く」なったため、攻守ともに重要度が増している。

(2階から手順を踏む場合)ブルー:図書室などから進行。オレンジ:ハッチを開けて突き下げ

2階を攻略するために必要な手数が増えているため、硬くなったように思えるが、その分平面の脅威は増している。2階を取らずとも矢印方向からの直攻めは有効な手段であり、2階に意識を集中しすぎると平面からの忍者のようなエントリーでポイントが壊滅、なんてことになりかねないだろう。

2階「メインベッドルーム・オフィス」

ブルー:図書やリビング、または地下から侵攻。オレンジ:窓ラペで囲い込みつつ、記念品室からベッドルームを確保する。

2階はポイントに大きな変化はないが、建物外も含めてポイント周辺は大きすぎる変化をしている。

「サンルーム」をどう守るかが争点か

今まではN側から直接エントリーできたが、リワークにより「サンルーム」ができており、ポイントを守るうえで重要な場所となっている。ベッド側を攻略する際にはシャワー・サンルームを確保し、メインベッドルームへの圧を強める形となるだろう。

壁を割った先に、ちょうどいい設置ポイントが用意されている

オフィス側は以前「5枚」と呼ばれていたテラス付近の構造が変わっている。リビングの2階部分である中間階の補強を破壊するとおあつらえ向きの設置可能ポイントがあるので、そこを目指すのが理想だろう。

2階防衛では各所に広がり、囲まれないように防衛を展開するのが理想的な形となる。また、Ping2.0システムの実装もあり、ドローンなどを利用して赤ピンを立てずに情報収集することで1階キッチンダイニング周辺からのグレネードやBuck(バック)の突き上げも効果を発揮するだろう。もちろん防衛側が逆にC4で突き上げをする展開もあるかもしれない。

地下「スノーモービルガレージ・ワインセラー」

スノーモービル前を割るか、ワイン側を攻めるか。構造変化した細道が鍵になりそうだ

旧「山荘」でもこの地下の防衛はそこそこの絶望であった。攻撃側が丁寧にロックをいれながら2階からポイントに対して進行し、1階からの突き下げをまじえて攻撃することで、防衛側を絶望の淵へと突き落とすことができたためだ。

バリケードが増え、ガレージ前にいる攻撃側を倒しやすくなった(ただし逆用されるリスクも増えた)

リワーク「山荘」では通路が追加され、ハッチが1つ減り、ワイン小部屋はなくなった。また突き下げできる個所が大幅に減ったため、籠り性能は大幅に上昇。またリビングからスノーモービルガレージを割る人たちに対して圧をかけることができる窓(バリケード)が追加されたことで、大幅に強化されたように思える。

1階を押さえる場合はハッチを確保し、リビング階段降りを狙いたい

一部突き下げはできるものの、決定打とならない以上は平面を攻略する他ないだろう。メインガレージ側からのワインセラー攻めを試みる場合はキッチン・ダイニング周辺のクリアリングとハッチを狙い、スノーモービル進行する場合は、小部屋のハッチをオープンするためにリビング周辺を制圧し微細な突き下げを実施するなどが考えられる。

図書室階段を下った部分である、「スノーモービルガレージ前通路」(長すぎる)が攻撃側に取られてしまうと、どちらのポイントに対しても有効な圧力となってしまうが故に、防衛側は一工夫しこの部分に盾を置くなどして守る手法がおススメだ。

1階「バー・娯楽室」

ブルー。オレンジいずれのパターンでも2階確保が前提になる

ポイントへ直接入れる窓が減り、ポイントへの直接の圧力は大幅に減ったように思える。上部にある重要なポイントであった「図書室」も同様だ。旧「山荘」では、軽く図書部分を制圧し、あとは「娯楽室」の角で設置するだけという簡単なステップであった。しかしながら今回追加された「バー貯蔵室」(細道)から、設置中の攻撃側に対してC4や直接の撃ちこみを行うことができるため、大幅に選択肢が増えた。

まずは2階全体を確保し、突き下げを中心に。そこから設置かせん滅を判断しよう

そのため攻撃側が取る選択はこうだ。2階から大きく展開、必要に応じて「サンルーム」や「記念品室」からのエントリーを試みて、建物内部を進行し、図書室を外と内で挟むように制圧。その後突き下げをして角に影響を及ぼす細道などをしっかりとロックし、設置を行うといいだろう。

リビング側から進行する際は、リビングにさえ入れてしまえばタイミングを自由に計ることができるので、廊下の進行に合わせて直接のシレッとエントリーをするのがいいだろう。

バーの戸口の位置が変わったことで、地下からのコソ凸がより現実的になった

オマケだが、このポイントは付近に地下からの上りが可能な階段が二か所あり、「スノーモービルガレージ」からの最速進行に注意する必要があるだろう。

まとめ

いかがだったでしょうか。リワークされた「山荘」にはこれまでの戦い方をアップデートしなければならない部分が多数ありますが、amenbo氏からご提案いただいた攻防の考え方を叩き台に、早速友人たちと自分たちの戦いやすいスタイルを議論してみてください。

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