本日2020年10月21日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch(オーバーウォッチ)』のPTR(パブリックテストリージョン)に対しアップデートを実施しました。
アップデートによるヒーローへの調整内容は、主に操作感に関するものとなっています。
一般アップデート(PTR)
カスタム・ゲーム
- 「最小遅延」のオプションを追加
離れた地域での対戦であっても、よりフェアな対戦を行うために「最小遅延」の設定が可能になりました。この機能により、離れた地域の人々がプレイする大会やイベントであっても、より平等な戦いをすることができます。
この遅延設定を行うことで、設定された遅延よりも遅延が少ないプレイヤーにはネットワークトラフィックが自動的に遅延し、ゲーム中は設定された遅延から8ミリ秒以内に保たれます。この時、設定された遅延以上に遅延が発生しているプレイヤーに変化(遅延が減少するなど)はありません。
- カスタム・ゲームにマップ「Workshop Green Screen」を追加
ヒーロー調整(PTR)
ルシオ
- “ウォール・ライド"
- “ウォール・ライド"中にジャンプキーを離すと自動的にウォール・ジャンプをするよう変更
- “ウォール・ライド"中にしゃがみキーを入力すると“ウォール・ライド"を終了し落下するよう変更
- これらに関する設定をオプションに追加
現在“ウォール・ライド"中(厳密には“ウォール・ライド"終了直後)にジャンプする事で行うウォール・ジャンプがジャンプキーを離すだけで可能になり、“ウォール・ライド"中にジャンプキーを離す事で発生していた挙動は“ウォール・ライド"したまましゃがみを入力して行うことになります。
この設定は、PTRの段階ではデフォルトでオンになっているため、操作感の変更を好まない場合は、実装された際に一度確認しておいた方が良いかもしれません。
レッキング・ボール
- “グラップリング・クロー"
- ターゲット検出を改善し、接続の一貫性を向上
前回のPTRアップデートではバグ修正として扱われていましたが、今回は調整として記載されています。
実際に操作してみた感触は、前回のPTRよりもクローがカーソルの中心(目的の位置)と異なる地点に吸い寄せられる事が少なくなり、吸い寄せられてしまう場面もカーソルの中心が“グラップリング・クロー”の射程外である時くらいで、その際もデフォルトの照準内に入っている場所に吸い寄せられる程度、と前回よりもかなり改善されているように感じました。
現ライブ仕様との比較として下の画像の場面では、ライブ仕様の“グラップリング・クロー"の場合、照準中心の壁が射程外であるためクローは空振りになってしまいます。今回のPTRの仕様では、照準内にある横のサボテンが検知され、クローはそちらに接続されます。
前回のPTRの仕様では、この例の場面でレッキング・ボールがもう少し前(壁が射程内)であってもサボテンの方にクローが持っていかれる事がありましたが、現PTRではしっかりと壁の方にクローが刺さります。
その他バグ修正やワークショップのアップデートについては、パッチノート(英語)をご覧ください。
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