Electronic Arts (エレクトロニック・アーツ)の名作FPSシリーズ『Battlefield(バトルフィールド)』は、ここ10年近くは3つの開発スタジオによる協力体制を敷いていました。しかしそのうちの1つであるDICE LAが独立を果たし再ブランド化するとのことで、開発中のシリーズ次回作『BF6(仮)』のクオリティがコミュニティ間で危ぶまれていました。
しかしDICE LAのシニアプロデューサーが2月9日にTwitterで「Battlefield の製作に関わることになった、とても楽しみだ」と報告。新作『Battlefield』はDICE本社の自力製作だとの推測が崩れる事態に、バトルフィールドファンコミュニティからは嬉しい悲鳴が挙がっています。
二転三転するDICE LA
DICE LAは近年でこそ、スウェーデンに本部を置くDICE Stockholmの補助スタジオとしての立ち回りが目立ちますが、その前身はDanger Close Gamesという名前のゲーム開発スタジオで、近年のミリタリー系FPSの前身である『Medal of Honor』シリーズの生みの親。
ちょっとした成り行きで『Battlefield 3』以来は『Battlefield』シリーズの製作をアシストしてきたものの、DICE LAはオリジナルの完全新作を常に作りたがっていました(関連記事)。その念願かなってか、2020年にはRespawnスタジオのCEOであるVince Zampella氏がDICE LAを再編し、新作ゲームを自力開発中で、「DICE」の名前も近いうちに外す予定だと情報がEAの業績報告で明かされています。
『Battlefield3』以来のシリーズファンは、独立して自分の夢を追いかけるDICE LAに寂しさを覚えながらも、多くがその門出を喜んで祝福したものですが、昨年9月にDICE LAに入ったばかりのシニア・デザイン・ディレクターであるJustin Wiebe氏のツイートを境に状況が一変。
DICE LA、『バトルフィールド』に出戻りか?
Justin氏の古巣である『Plants vs Zombies』を始め、『Sim City』や『Spore』などを挙げるEAファンのプレイヤーもいましたが、数リプライ後にJustin氏自らが公開した答案はなんと『バトルフィールド』!
続いてJustin氏は「20年前に惚れ込んだゲームシリーズに関われるなんて!」とツイート。BFシリーズファンからの歓迎の声が集まっていますが、1つの疑問もコミュニティ内に広がっています:DICE LAは「DICE」の名前を捨てて完全独立を果たすはずだったのでは…?
Justin氏も上記以上の情報は公開していないので、関わっているのがDICE本社で開発中の『BF6(仮)』なのか、もしくはDICE LAがかつてのVisceral Gamesと『Battlefield Hardline』のように独自でスピンオフを作っているのか。そもそも関わっているのはJustin氏だけなのか、それともDICE LAというスタジオ全体なのか。どういう形で開発に関わっているのかも、一切が不明な状況です。
しかし、離脱したと思ったベテランのBF開発スタッフが戻ってくるかもしれないという報告は、バトルフィールドファン、特に『BF4』当時に数え切れないバグ修正やDLCコンテンツを通してDICE LAにお世話になったプレイヤーにとっては、紛れもない吉報でしょう。DICE LAが独自で開発している新作の行方も気になりますが、続報が待たれるところです。
コメント
コメント一覧 (8件)
どんな作品になろうが、アンチチートがFairFightの時点で買う価値無し
バトロワは食傷してるし少人数の競技制も要らん、普通の古き良き大人数ドンパチお祭りゲーのBFを正当進化させてくれ。あとジェット機は要らん(私怨)
ハードライン2でいいよ
3や4路線じゃMW超えは無理だしお祭り感味わうならハードラインの方がいい
これでチート対策をマトモに出来る「デディケイデットサーバー」を付けてくれたら言うこと無しなんだが。
期待したいな 4の時のようなお祭り感がほしい
Denger CloseのMoH2010とMoHWFは所謂特殊部隊モノの中で個人的には最高峰の出来だった
ヒロイックでないひたすらにストイックでハードなリアリティのある描写と作風でとても好みだった
BF4のDLC開発を見ても地力のあるスタジオなのは間違いないだろうから、変に競技モードとかでスタジオの色を出そうとせず、DC時代のシングルとかLAになってからのマップデザインとかこれまで評価の高かった部分で存分に力を発揮してほしいところ
出たり入ったり、あ^〜もうめちゃくちゃだよ(歓喜)
なんでもいいからむかしのBFにもどってくれ