Electronic Artsは今週の会議にて、ローンチ時に失敗し二度目のチャンスを賭けて再開発中の『Anthem(アンセム)』について、開発の継続か廃止かの決定を下すようです。
どうなる Anthem NEXT
『Anthem (アンセム)』は、「ルーターシューター」ジャンルの火付け役となったBungieの『Destiny (デスティニー)』を追う形でBioWareが開発、Electronic Arts (EA)が販売を手がけるゲームです。
トレーラーの公開直後は、EA傘下スタジオならではの美麗なグラフィックや、ジャベリンスーツによる独特の空中戦が話題となり期待値は高かったのですが、発売後すぐにバグだらけの未完成品であることが判明し、国内外を問わずさんざんな評価を与えられていました。
再開発を進めるも、リーダーはチームを去りスタッフも不足
このアンセムについてBioWareは2020年2月ごろ、根本から作り替える大幅な再開発を行うと発表していました。
「Anthem NEXT(アンセムネクスト)」と呼ばれるこの計画はその後まったく音沙汰がなかったのですが、発表から約1年が過ぎた今、Bloombergが匿名の内部関係者3名に話を聞いたところ、どうやら今週にもEAの取締役らの立ち会いの下でこの計画について会議・レビューを行い、再開発の継続か廃止かが決まるようです。
実際のところ、開発が継続される見込みはどのくらいあるのでしょうか。昨年12月には、アンセムのエグゼクティブ・プロデューサーであり、再開発計画を発表した当人であるChristian Dailey氏が、BioWare内のマネジメントスタッフ再編により開発チームから去っています。
また、アンセムネクストチームには現在30名ほどのスタッフがいるそうですが、本格的に再開発を継続するのであれば、コンテンツをすべて作るのに現在の3倍以上のスタッフが必要とのことです。なお、EA側は現在この会議についてコメントを出していません。
アンセムネクストでは、ゲームシステムのコアやインターフェースなどが大きく改変されると言われていますが、現在アンセムをプレイしているユーザーの手にいつ届くのかは見通しが立たない状況です。
リリース後の不評ぶりから再開発が行われたゲームと言えば、「やることが全然ない」とも評された『No Man’s Sky(ノーマンズスカイ)』は少しずつコンテンツが改変・増加し、オープンベータで散々な評価だった『FinalFantasy XIV』も再開発で復活しました。『アンセム』にも復活のチャンスは与えてほしいところですが、果たしてどうなるのでしょうか。
『Anthem(アンセム)』の発売日は2019年2月22日で、対応機種はPlayStation 4/Xbox One/PC。
Source: Bloomberg
コメント
コメント一覧 (15件)
まさか新規のジャベリンが一機も追加されずに終わるとは思わなかった。惜しいな。
期待させるマーケティングして期待に応えられ無かったら勝手に期待したユーザーが悪いって理不尽にもほどがあるだろ…逆張りしたいだけの人間の言うことは狂気だな。
黙ってプロジェクト畳んじまえ。
続行するとしてペテン師の次こそは上手くいきます!に誰が乗っかるものかよ…しかも完全版(じゃあ我々が買ったものは一体?)を出し直すなんてほざいた言い出しっぺすらもうチームから消えてるんだろ?
今さら続けるかどうかの発表なんてしてどうなる、誰かに同情でもしてほしいのかこの開発者どもは??
いっそのこと違うエンジンと違うデベロッパーで1から新作としてつくってほしい。この際グラフィックとかはどうでもいい
戦闘、飛行、グラフィック、ジャベリンは最高。
それ以外が全てクソゲー以下。
ANTHEM2077が返金対応してるのに、ANTHEMはしないのおかしくない?ANTHEMの方が未完成ゲームなのに。
再開発中止するならEA、バイオウェアのゲームは今後絶対買わないわ。