シーズン8が始まり、好調な滑り出しを見せている『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』。しかしとあるユーザーの発言を皮切りに、不穏な単語がTwitterのトレンドに。はたして、バトロワゲームがチートから解放される日は来るのでしょうか。
「当分の間ランクはしません」
トレンドのきっかけとなったのはチームCrazyRaccoon所属のプロゲーマーRas氏。英語や日本語で多くのファンと交流を持ち、広く「世界最強のレイスプレイヤー」と讃えられている氏は、2月15日の夜に1つの嘆きを発信しました。
多すぎるチーターに悩まされた挙げ句、一旦休憩を発表するのは、同じバトルロワイヤルの『CoD:WZ(コール オブ デューティ ウォーゾーン)』でも最近になって頻発している現象。Ras氏のプレイングに魅入られたファンにとっては幸いなことに、氏は『APEX』のランク戦を一旦休むだけで、引き続きカジュアルをプレイしていくとのことですが、おそらくこの発言をきっかけに「チーター」と、釣られて「コンバーター」もTwitterのトレンドに入る事態に。
FPS業界に広がるチーターの輪
Ras氏の発言が引き出したチーターの話題はまたたく間に広がり、『APEX』というタイトルを超え、多くのFPSプレイヤーからの声が集まりました。一体どれほどのプレイヤーがチーターの被害に遭ったかは計り知れませんが、1つ確かなことは、洋の東西問わず、タイトル問わず、あらゆる人気なオンラインFPSゲームは、現在チーターに悩まされているという点です。
同じく大人気の無料バトルロワイヤル『CoD:WZ』では、つい先日とあるチーターがストリーマーのexzachtt氏の放送で、ゲーム企業はチーターPC上の証拠を掴めないため、チーターを永久BANに出来ないといった裏事情や、チートが実は誰でも安価で簡単に導入できることを暴露しました。『APEX』は『CoD:WZ』と違いEA社が配信しているものの、似たような事情に悩まされているのは想像に難くないでしょう。
また『APEX』は開発チームとファンの距離が格別に近いことで知られており、アンチチートに関しても開発元であるRespawnスタジオのセキュリティスタッフ、Conor Ford氏がTwitterで精力的に活動していますが、どう見ても手が回りきれていない状況で、ファンからはたびたび氏を心配する声も寄せられています。
もはやチート業者の影響力は、1つの企業が抑えきれる範囲を超えていると言っても過言ではないでしょう。2020年12月15日には、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)、米マイクロソフト、任天堂といったTVゲームを代表する3社が、昨今のゲーム事情に対し「オンライン環境でユーザーの皆さまを守るためには、横断的な取り組みが必要だと考えています」と表明し、ゲームの安全性向上に向けての連携を発表しました。
FPSゲーム業界も、似たような取り組みを行う時期が来ているのではないのでしょうか。ゲーム企業のアクションが待たれるところです。
基本プレイ無料FPS『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』の配信日は2019年2月5日で、対象機種はPlayStation 4 / PC(Origin) / Xbox One。
コメント
コメント一覧 (32件)
>なんでも中国人ガーって言ってるアホいるけどチート使ってるのは日本人も多いからな
日本人"も"なんだな。日本人"が"ではなくて
まぁこのゲームに限っちゃそうだけどな、日本人多いし便乗しているだろうがそれでも中国人に比べたら数は段違いだと思うんだ
少しでも数を減らせば幸いだと思うんだがね