Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』ではイヤー6シーズン2「オペレーション・ノーススター」のテストサーバーが進行中。現在はオペレーターの体力システムにリワークが検討されていますが、以前の体力システム、特にRook(ルーク)の「アーマープレート」装着時の正しい仕様がリリース6年目に判明しました。
「アーマープレート」の仕様は?
防衛オペレーターRook(ルーク)は『レインボーシックス シージ』のリリース時から実装されており、「ガジェットを置いて味方に配るだけ」のお手軽さで今なお初心者におすすめできるオペレーターの一人です。
一方で彼の固有ガジェット「アーマープレート」については、リリース時からその仕様について諸説ありました。
「アーマープレートを着ているオペレーターは、確定キルのダメージが入っても、一度だけ確定負傷状態で対戦に残れる」という点はよく知られていましたが、このアーマープレートにはダメージ軽減効果もあるようです。しかし正確なダメージ軽減率についてはゲーム内に記載がないため、検証勢により主に2つの説が唱えられていました。
- 「アーマープレートを着たオペレーターは」?
- アーマーレベルが1上昇(被ダメージ10%軽減)
- 被ダメージが20%軽減
ところがつい最近、どちらも間違っていたことが判明しました。
イヤー6にして真実が判明
シージのさまざまな仕様を検証しているコンテンツクリエーター・Rogue-9氏は、現在の主流となっている「ダメージ20%軽減」説を4年前に自身の動画で提唱し、コミュニティに広く知らしめた人物です。
しかし5月末に公開した動画の中で、彼は「これまでの計算は間違っていた」とし、さらに「アーマープレートの本当のダメージ軽減率は15%」だと述べています。
- アーマープレート装着時の被ダメージ率(誤)
- アーマー1:0.8
- アーマー2:0.72
- アーマー3:0.64
- アーマープレート装着時の被ダメージ率(正)
- アーマー1:0.85
- アーマー2:0.765
- アーマー3:0.68
Rogue-9が4年前に公開した武器・アーマーごとのダメージ一覧表は、これまで主に海外コミュニティで広く活用されていたのですが、実はこのデータが間違っていたということで、研究・検証勢に衝撃が走っています。
ミスが生じた原因は、彼が検証勢としてデビューした当時はまだテスト手法がずさんだったのですが、未熟だったころに集めたデータを前提にその後の検証を重ねてしまったことにあると述べています。
シージのダメージ計算式は今なおすべてが解明されているわけではなく、状況によってアーマー、またはアーマープレートのダメージ軽減率には変動幅があります。この変動幅のおおよその中央値として、Rogue-9は4年前に「アーマープレートはダメージ20%軽減」という結論を出していました。
小数点ダメージは切り捨て
しかし後の検証により、シージでは小数点以下のダメージはすべて切り捨てられることが判明します。たとえばアーマー2のオペレーターが41ダメージを受けた場合、計算上は「41*0.9=36.9ダメージ」になりますが、実際に受けるのは36ダメージです。これにより従来のダメージ計算式に矛盾が生じ、ミスが判明したようです。
本人は「これは言い訳だけど」とことわったうえで、「Ubisoftの人たちも僕のダメージ計算表を知っていたし、何度も話す機会があったんだから、教えてくれても良かったのに」と悔しさをにじませています。
オペレーターの体力システムにリワークが検討されている今、従来のダメージ計算式はいずれ不要になるものと思われます。しかしシージのリリースから6年、Rogue-9が検証動画をアップロードしてから4年が経って、ついにアーマープレートの仕様議論に決着がついたのは、検証勢にとっては一応の成果と言えるでしょう。
なおRogue-9は新しいシステムになっても、要望があれば新アーマーシステムにおける各武器のダメージ表などを作成してくれるとのことです。
Source: YouTube
コメント
コメント一覧 (4件)
公式がもっと前に出してた気がします。KALIの砂の話してる時だったかな…?
威力調整されたときにアーマーの話出てましたねー
UBIチームもこの人と会うたびに内心ニヤニヤだったに違いないw
それか、初期メンバーじゃなくなったUBIチームも最近まで気にしてなかったか
それもゲームの一つの楽しみ方だから、運営は見守っていたのでは・・・たぶん(笑