今回の調整傾向と現環境
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今回の調整はエクスペリメンタルでのテスト内容がそのまま適用されているため、やはり目玉となる調整はヒットスキャンヒーロー全般の弱体化。今回該当調整を受けたヒーローは、いずれも高い精度での射撃を売りにしていたヒーローであるため、今後はその点と射程距離を意識した選択が求められるようになりそうです。
先日の環境紹介から日が浅い事やタンク&サポートのピック率がある程度均一化(一部ヒーローを除く)している事もあり、ライバル・プレイ上位帯でのピック率に大きな動きはありません。
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タンクヒーローは、ラインハルト、ザリアを抑えてシグマがピック率1位に。一時期のピック率低迷を抜けたオリーサも順調にピック率を伸ばしており、ウィンストンを若干上回っての第4位に位置しています。それに続いてD.Va、レッキング・ボールと僅差で並び、1ランク落ちた位置にロードホッグ。先週に引き続きピック率の激戦区ロールとなっています。
ダメージヒーローは、相変わらずマクリー1強状態が継続中。次点のトレーサーとの差は依然として開いていますが、今回弱体化を受けたマクリーと、精度の低さからヒットスキャンでありながら同様の弱体化を免れたトレーサーということで今後両者のピック率は要注目。以下のピックに関しては、ジャンクラットが若干順位を落とし、アッシュとハンゾーの順位が繰り上がる形。
サポートヒーローは、先週のアナ、バティストの並びにマーシーが割って入り3強状態(いずれもサポート内ピック率20%超)に。敵味方の形に合わせてブリギッテやゼニヤッタも選択肢となっていますが、モイラは相変わらず苦戦しています。
「Summer Showdown」トーナメントから見る現環境
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先週末より開幕した「Summer Showdown」では、「June Joust」でBANされていた4ヒーロー(ラインハルト、トレーサー、ソンブラ、ゼニヤッタ)が早速一定の活躍を見せています。また、ピック率上位3ヒーローが、同じくヒーローBANのなかった「May Melee」トーナメントと一致しているのも面白い点です。
一方で、「June Joust」で圧倒的なピック率を誇っていたエコーは大きくピック率が低下しています。これに関しては、ヒーローBANがない事に加え、アップデートの適用によりエコーのUltチャージが遅くなった事が原因と考えられます。
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現時で消化されている「Summer Showdown」の試合数は、全体のごくわずかであるため今後ピック率の変動は十分に考えられますが、やはりライバル・プレイ上位帯とリーグ環境で高いピック率を維持しており、今回弱体化を受けなかったトレーサーは要注目です。
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