オーバーウォッチ: ロードホッグにパッシブ追加、“龍撃剣”のダメージ低下など、6ヒーローに合計11の調整(エクスペリメンタル)

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本日2021年7月30日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch(オーバーウォッチ)』のライブサーバーにて、テスト環境「エクスペリメンタル」を実施しました。

今回のエクスペリメンタルではヒーローのバランス調整が行われており、5ヒーロー(9アビリティ10箇所)の変更と、ロードホッグへのパッシブアビリティ追加がテストされています。

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ヒーローのバランス調整(エクスペリメンタル)

今回のエクスペリメンタルは、2/2/2のロールキュールールでプレイ可能。エクスペリメンタルでの変更点は本モード限定で、クイック・プレイ、ライバル・プレイ、アーケードへの影響はありません。

ドゥームフィスト(強化)

OW_Doomfist
  • “メテオ・ストライク”
    • 滞空中にアビリティのクールタイム消化速度を+100%する効果を追加

元々、安地でのクールタイム消化を目的として利用される事も多かった“メテオ・ストライク”。しかし、滞空時間が最長4秒であるため、クールタイムが6秒である“ライジング・アッパーカット”と“サイズミック・スラム”のクールダウンが間に合わない場面や、間に合っても滞空中に回復されてしまい決定打にならない場面がありました。

その弱点が今回の調整により改善。クールタイム消化速度が2倍になったことで、確実に全アビリティが使用できる状態での着地を選択できる様になった他、回復を許さない流れるような継戦が可能に。

ゲンジ(バランス調整)

ゲンジ 1
  • “手裏剣”
    • 1枚あたりのダメージを28から29に増加
  • “龍撃剣”
    • ダメージを120から110に低下

“手裏剣”のダメージ増加は絶妙な数値となっており、手裏剣のみを見ると3枚ヒットで87ダメージ、全弾ヘッドショットで174ダメージ(ライブ:168)と一手でウィドウメイカーをギリギリ倒せない歯痒いライン。しかし1ショットで170を超えるダメージを与えることができるため、近接攻撃でのキャンセルで200族を一瞬で持っていくことが可能になります。

次に“手裏剣”(サブ全弾ヘッド)に“カデュケウス・スタッフ”によるダメージバフが乗った場合以下のようになり、同じシチュエーションでキル可能なライフ帯が200族から225族まであがっています。また、こちらも近接攻撃でキャンセルした場合250族までを射程に捉えます。

  • “カデユケウス・スタッフ”(1.3倍)
    • ライブ:218.4
    • エクスペリメンタル:226.2

このように単体では1ダメージの増加ですが“スーパー・チャージャー”や“ナノ・ブースト”等のUltを含め、バフが絡む場面では求められる手裏剣の枚数や当て方が緩和される場合が多々現れるので、実装された際には立ち回りの再構築が必要になるかもしれません。

一方、“龍撃剣”の弱体化についても立ち回りに与える影響は小さくありません。まず、当然ですが2斬りでの225族のキルが不可能になります。“ナノ・ブースト”を投与した状態であれば、今まで通り1斬り+“風斬り”でのキルが可能ですが、そのダメージは255から240に低下しているため250族のキルができなくなっています。

ゲンジがトップメタに組み込まれていた時(“手裏剣”1枚30ダメージ期)に近い“手裏剣”のダメージとなり、“龍撃剣”の回転率向上は望めますが、当時ゲンジに求められたのは「短時間でダメージを出し、“龍撃剣”をすぐに溜めること」であったため、その“龍撃剣”の性能低下という形でバランスが取られた今回、どのような評価に落ち着くのか注目です。

モイラ(強化)

オーバーウォッチ: 新ヒーロー「モイラ」
  • “バイオテック・グラスプ”(攻撃)
    • 自己回復速度を20/秒から24/秒に増加

開発コメントによると本調整は、現在のモイラのパフォーマンス能力を改善するために、リソース回収時のリスクを下げる目的とのこと。現状を考えると、この強化ではまだ足りないような気もしますが、シンプルに攻守両場面で場持ちが良くなる強化調整に感じます。

ロードホッグ(強化)

ロードホッグ 1
  • 新規パッシブアビリティ
    • 被弾によって相手が得るUltのチャージを現在の75%に抑えるパッシブアビリティを追加

モイラ同様、ライバル・プレイ上位帯でのロール内ピック率最下位をキープし続けてしまっているロードホッグ。“チェイン・フック”や“テイク・ア・ブリーザー”など、他のタンクには無い魅力はあるものの、防御手段に乏しく相手チームのUltチャージを加速させやすいという欠点を克服するためパッシブアビリティを獲得

被ダメージ自体が減少するわけではないため、立ち回りの大きな変化は期待できませんが、対面時に相手のリターンを下げるという、さらなる個性を獲得し復権を目指します。

ソルジャー76(バランス調整)

  • “ヘビー・パルス・ライフル”
    • 1発あたりのダメージを19から20に増加
  • “バイオテック・フィールド”
    • 回復速度を40/秒から35/秒に低下

ゲンジの“手裏剣”と似たような強化を受けた“ヘビー・パルス・ライフル”ですが、こちらはソルジャー76単体での必要弾数減にも繋がっている他、前回の“タクティカル・バイザー”の強化点とも非常に上手く噛み合います。

火力の上昇によりUltの回転率向上にも期待できますが、その分“バイオテック・フィールド”の性能が低下しているため、向上と低下のどちらが色濃く現れるかは試合展開次第といった感じになりそうです。

レッキング・ボール(バランス調整)

オーバーウォッチ:28番目の新ヒーロー「レッキング・ボール」
  • “グラップリング・クロー”
    • リスポーン時にクールタイム(5秒)が発生するよう変更
  • “アダプティブ・シールド”
    • シールドの展開にかかる時間を0.2秒から0秒に減少
    • シールドの持続時間を7秒から9秒に延長
  • “マイン・フィールド”
    • 地雷が壁や天井に付着しないよう変更

“グラップリング・クロー”の弱体化については、悪あがき的時間稼ぎを目的としたレッキング・ボールピックを阻害する調整。通常時の立ち回りへの影響はあまり考えられませんが、リスポーン時の戦線復帰は現在よりも遅くなってしまいます。

その分“アダプティブ・シールド”に即時反映の強化が行われており、キー入力さえ間に合っていれば確実な展開が可能に。クールタイム(キー入力時点でスタート)はそのままに、獲得したシールドの持続時間延長も2秒延長され無駄になりにくくなっています。

“マイン・フィールド”の調整についても基本的に強化と考えて差し支えない内容。“マイン・フィールド”を閉所で使用した際など、明らかに誰も行かないエリア(天井高めなど)に地雷が密集してしまう事がありましたが、その心配がなくなります。

次ページ:今回の調整傾向と現環境

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  • マクリー1強時代が終わるとファアラマーシー、トレゲン、ドゥーム、エコーがやりたい放題してヒーラーが禿げる

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