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CoD:ヴァンガード:エンジンは『CoD:MW』を強化 / グラフィック進化 / 破壊表現 / 「よくある戦争ゲーム」とは異なるBGMなど

CoD:ヴァンガード:エンジンは『CoD:MW』を強化/グラフィックの進化/「よくある戦争ゲーム」とは異なるBGMなど
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Sledgehammer Gamesは2021年11月5日発売の最新作『Call of Duty: Vanguard(コール オブ デューティ ヴァンガード)』を正式発表、トレーラーなどの新情報を公開しました。この記事では『CoD:ヴァンガード』のシニア・プリンシパル・エンジニアのDanny Chan氏らによる、ゲームの世界に欠かせないエンジンやBGMなどについて紹介します。

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『CoD:ヴァンガード』正式発表・戦場は全世界

Sledgehammer Gamesは2021年11月5日発売の最新作『Call of Duty: Vanguard(コール オブ デューティ ヴァンガード)』を正式発表しました。

同社が手がけた前作『Call of Duty: WWII(コール オブ デューティ ワールドウォーII)』に引き続き、今回の時代設定も第二次世界大戦です。『WWII』で展開された西部戦線での戦いに加え、本作では北アフリカ戦線、東部戦線、太平洋戦線...、つまり世界中の戦場を舞台にした壮大な作品として制作されています。

そんな『CoD:ヴァンガード』のキャンペーン・ストーリーも、従来の「第二次大戦もの」とは少し異なるものとなっており、実在の人々をモチーフにしつつ、この戦争によって誕生した各国の特殊部隊に焦点が当てられます。

コアテクノロジーのさらなる強化

シニア・プリンシパル・エンジニアのDanny Chan氏は、『CoD:ヴァンガード』の世界を成立させているコアテクノロジーについて解説してくれました。

ゲームエンジンは、『CoD:MW』のものをヴァンガード用に強化した最新のものを開発しており、グラフィックについても、風雨にさらされる都市のライティングを精緻に描き出していた『CoD:BOCW』から、さらなる進化を遂げています。

『CoD:ヴァンガード』では、爆撃機が飛び交うミッドウェーの海原や、燃え盛る西部戦線の夜の密林。地平線の彼方まで続く北アフリカの砂漠に、冬のスターリングラード。そして美しいノルマンディーの岸辺の風景など、土地も気候もそれぞれまったく異なる第二次世界対戦の戦いが、最新技術によってパーティクル(粒子)単位でその空気や温度感まで表現されています。

PC版では最新GPUを導入することでこうした風景描写に没入できる一方、コンソール版でも『CoD:MW』で開発したレンダリングテクノロジーを発展させ、60FPSでのスムーズな処理が可能となっています。

破壊される街並み

激しい銃撃戦には必ず破壊が伴います。リードVFXアーティストのGareth Richards氏は、前作『CoD:BOCW』よりさらにグレードアップした『CoD:ヴァンガード』の破壊表現について説明してくれました。

実際の映像を活用しながら製作されたという本作の破壊表現は、銃弾によってガラスが砕け、木製の家具に貫通して穴が開き、粉塵が舞い、さらに本がバラバラになってページの1枚1枚がそれぞれ異なる動きで散乱する様子などが精密に描写されています。他にもコンクリート面で爆弾が爆発したときの様子や、その爆発によって周囲がどう変化し、光の反射がどう変化するのかといった点まで、一人称視点でリアルな体験を得ることができます。

こうした破壊描写は単に凝っていて美しいだけでなく、マルチプレイヤーにおいては勝利するうえで欠かせない情報にもなります。マップ内のオブジェクトが最初はどのように配置されており、現在はどのように破壊されているかを分析することで、どこから銃弾が飛んできて、敵はどこへ移動したのかといった推測を加えることができます。

もちろん登場する各武器には分析に特に時間がかけられており、その武器がどのように機能し、マズルフラッシュや硝煙がどのように起きるのか、また内部の機構やリコイルはどう動くのかといった点も反映されたユニークなアニメーションが見られ、映画の世界で戦っているような感覚を得ることができます。

「よくある戦争ゲーム」とは異なるBGM

ゲームを盛り上げるうえで欠かせないBGMの作曲を担当するのは、Bear McCreary氏。テレビドラマシリーズ『エージェント・オブ・シールド』の劇伴を担当したことで一躍その名を轟かせ、ゲームのサウンドトラックでは2018年の『ゴッド・オブ・ウォー』の作曲で知られる人物です。

『CoD:ヴァンガード』のBGMを作曲するにあたっては、従来のよくある戦争ゲームのBGMとはちょっと違ったものを意識したそうです。迫真の場面を盛り上げるために、常に大きな音を出すのではなく、ときにはバイオリンやチェロといった弦楽器の音色を織り交ぜ、銃撃や爆発の中に混ざる自然な音を追求することで、『CoD:ヴァンガード』ならではの特別な音楽となっています。

McCreary氏は本作用の作曲にあたって「クリエイティビティの自由が与えられてとても嬉しかった」と述べており、登場人物の人格とそれぞれが置かれた場面に合った野心的なBGMづくりをし、「危険に対しても怖じけない英雄の感情を音楽の中に表現した」そうです。

音響・アート

リード・サウンドデザイナーのMatthew Grimm氏と彼のチームは、『CoD:ヴァンガード』の音響をデザインするうえで、アメリカ中西部で実際の航空機の音を録音しています。プロペラにマイクを向けながら、離陸時や着陸時にどのような音がするのか、自分たちのすぐ近くを通過していったときは、どのような感じがするのかなど、本物の戦場さながらの体験を得るために、2~3日かけて録音作業を行ったそうです。

また、アソシエイト・アートディレクターのSandy Lin-Chiang氏も、各戦場で巻き起こる人々の感情を考慮したアートデザインを進めていったそうです。その場所ではどんな状況が起き、どんな人々が住んでいたのか。当時の民間人の生活を写真資料や現地へのロケ、歴史資料などを通じて調べ上げ、そこに現代人の視点による解釈を加えながら、雰囲気のあるアートを製作していきました。

戦火に覆われたスターリングラードの街並みを描く際には、折しもカリフォルニアで起きた山火事の風景を撮影し、それが非常に参考になったそうです。

『CoD:ヴァンガード』の発売日は2021年11月5日で、対象機種はPS5 / PS4 / PC / Xbox One / Xbox Series X | S。

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コメント

コメント一覧 (18件)

  • ソ連って女操縦士もいたからな、中には撃墜王もいた

  • 結局糞芋プレイヤーの巣窟になるだけ。どんな作品作ろが一緒。CODは新作出る事にプレイヤーの民度が下がって今やド底辺。

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