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オーバーウォッチ: マクリー・トールビョーン・モイラ強化、ジャンクラットに距離減衰など、4ヒーローのバランス調整(エクスペリメンタル)

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本日2021年10月22日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch(オーバーウォッチ)』のライブサーバーにて、テスト環境「エクスペリメンタル」を実施しました。今回のエクスペリメンタルでは、約3ヶ月ぶりとなるヒーローへのバランス調整が実施されています。

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ヒーローのアップデート

今回のエクスペリメンタルは、2/2/2のロールキュールールでプレイ可能。エクスペリメンタルでの変更点は本モード限定で、クイック・プレイ、ライバル・プレイ、アーケードへの影響はありません。

トールビョーン(強化)

トールビョーン 1

クールダウンの短縮によって、防御的な用途に限られていた「オーバーロード」をよりアグレッシブに使用できるようになります。「リベット・ガン」の変更と合わせ、近距離での戦闘では、より頻繁に高いダメージを出すことが可能になります。

  • “オーバーロード”
    • クールダウンを10秒から8秒に短縮
  • “リベット・ガン”
    • サブ攻撃の弾薬の消費量を1発あたり3から2に減少

今回の調整によって“オーバーロード”の回転率はもちろん、“リベット・ガン”のマガジンがフルであれば“オーバーロード”発動中にリロードを挟まずサブ射撃を連発する事が可能になりました。

トールビョーンのサブ射撃はダメージ量だけ見た場合、リーパーの“ヘルファイア・ショットガン”以上であり、“オーバーロード”中であれば射撃レートも同程度に上昇するため、開発からのメッセージ通りアグレッシブな動きに期待できます。

マクリー(強化)

「デッド・アイ」の変更により、ダメージ量の上昇がより早いタイミングで開始します。これにより、従来よりも早く敵の脅威となることができます。他のヒーローのアルティメットと比べ、やや弱いとされてきたアビリティの強化に繋がります。また、「コンバット・ロール」を空中でも使用可能にすることで、快適性を向上させるだけでなく、ドゥームフィストやレッキング・ボールのように上方向にノックバックさせるヒーローに対して有利に戦えるようになります。

  • デッド・アイ”
    • 使用直後にダメージ上昇量が抑えられる時間を0.8秒から0.5秒に短縮
  • “コンバット・ロール”
    • 空中での使用を可能にしました

“コンバット・ロール”の調整に関しては、去年の9月19日に行われたエクスペリメンタル調整の再実施となっています。

“デッド・アイ”の調整は、“デッド・アイ”発動中に目視することで発生する予約ダメージ/秒の内、最もダメージ効率の低い時間が短縮されています。

  • 現ライブ仕様における“デッド・アイ”の基本的な発動の流れ
    • 起動:0.2秒
    • 100/秒:0.2秒~1.0秒
    • 275/秒:1.0秒~1.5秒
    • 550/秒:1.5秒~

今回、調整が入ったのはこの100/秒の部分で、この低効率な時間が0.5秒まで短縮されました。これにより現在のライブ仕様に比べて早い段階で高ダメージ(275/秒)の予約を開始することができるようになります。

モイラ(強化)

「バイオティック・オーブ」の速度を低下させることで、オーブが十分に効果を発揮する前にターゲットから離れてしまう現象を防ぎ、両方のオーブが強化されます。

  • “バイオティック・オーブ”
    • ターゲットが近くにいる際のスピードを通常時の27.5%から15%に減少

攻撃と回復両方のオーブを効率的に機能させる強化調整です。

ジャンクラット(バランス調整)

オーバーウォッチ ジャンクラット

今回の変更の目的は、主に近距離の火力を高め、遠距離からの連打を弱体化させることにあります。15メートル以内の近距離ではダメージが大幅に上昇します。一方で範囲ダメージと遠距離からの着弾ダメージは大幅に下方修正されます。

  • “フラグ・ランチャー”
    • 着弾ダメージを40から90に増加
    • 爆発ダメージを80から60に減少
    • 着弾ダメージに距離減衰を追加
    • 15-25メートルの範囲で着弾ダメージが20%(18)まで減少
    • ノックバック量をわずかに減少

メイン射撃である“フラグ・ランチャー”に距離減衰が適用されるようになっています。そのかわり最大ダメージは上昇しており、15m以内であれば直撃時150ダメージと全ヒーローの中最大の胴体ヒットダメージを誇る通常射撃に。一方、距離減衰の影響が最大となる25m以遠では、直撃ダメージ18+爆発ダメージ60の78ダメージと1/2程度のダメージにまで低下します。

遠距離射撃での事故キル狙いや、シールドへのプレッシャー性能は低下しますが、近距離戦では純粋強化。距離次第でトレーサーの1確や“スティール・トラップ”と合わせての225族キル、“コンカッション・マイン”と合わせて250族(270ダメージ)のキルなどが可能になっており、リスクを背負いつつリターンを取りに行くヒーローになりそうです。いざという時には“コンカッション・マイン”で離脱できるのも、今回の調整と好相性。

次ページ:今回の調整傾向と現環境

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