Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』では11月15日、eスポーツ競技シーンにおける秋の世界大会「Six Sweden Major」の決勝戦が開催され、ブラジルチームFaZe Clanが、同じくブラジルのNinjas in Pyjamasに勝利。チーム史上初となるメジャータイトルを獲得しています。
FaZeがついにメジャータイトル獲得
日本時間11月8日よりスウェーデンのイェブレで開催されていた秋の世界大会「Six Sweden Major 2021」は、15日にグランドファイナルの大激戦を終え、ブラジルチームFaZe Clanが初のメジャータイトルを獲得しました。
FaZeは競技シーンの最初期から活躍していたAstro選手やcameram4n選手、Bullet1選手に、新たな才能の持ち主soulz1選手らが集まったスターチームで、これまでも国内や中南米地域のトーナメントでの優勝経験はありましたが、今回の優勝は、彼らにとって悲願のメジャー初タイトルとなります。
FaZeは直近のブラジル国内リーグ「Copa Elite Six」ステージ3でも優勝したその勢いに乗せ、Ninjas in Pyjamas(NiP)とのBo5フルマップにおよぶ激戦を制しました。
中でもCyber選手は、最終マップの「カフェ」でスニークインを成功させてNiPの防衛陣を一人で破壊するなど、チームのガンファイトをリードし続けました。キルデス差+59、ラウンドあたりキル数1.02という圧倒的なスコアで、SiegeGGのMVP選手にも選ばれています。
舞台はシックスインビテーショナルへ
2021年に行われた主要なトーナメントでは、ブラジルチームの強さが際立っていました。
延期を経て5月開催となった「シックスインビテーショナル2021」では、今回のメジャーで準優勝だったNiPが優勝。8月に行われた「Six Mexico Major 2021」でも、ブラジルのTeam oNeが優勝。そしてスウェーデンでブラジルのFaZeが優勝と、ブラジルチームによるトップティア・トーナメント3連覇がなされています。
ブラジルはこれまでも、その競技人口の厚みもあって一国で中南米地域全体を支配する立場にありましたが、現在はブラジルだけで世界全体を支配するような構図になっています。
そんな流れの中で、現地時間2022年2月8日からは、いよいよシージ競技シーン最大の祭典である「シックスインビテーショナル2022」が開催されます。世界のベスト20チームによる2週間のトーナメントで、2021年シーズン全体のチャンピオンが決定します。
11月15日に発表された概要によると、今年のインビテーショナルの開催地はUbisoftシージ開発スタジオのあるカナダ・モントリオールに戻り、無観客で開催されるとのことです。
公式発表はまだ行われていませんが、グローバルポイントにもとづく出場20チームのうち16チームは、現時点でもLiquipediaで確認できます。日本の全チームは予選からの本戦出場を狙うことになりますが、次回のインビテーショナルでは、日本を含めたアジア全体でブラジルの勢いに続くことができるかに注目です。
Source: Twitter
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