Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』のeスポーツ競技シーンでは、日本時間2月8日より世界大会「シックスインビテーショナル2022(S.I.2022)」が開催中。今回はDAY7(プレイオフDAY2)の8試合の結果をお届けします。
「S.I.2022」プレイオフが進行中
シージeスポーツ競技シーンでは現地時間2月8日より、世界のベスト20チームによる最大の世界大会「シックスインビテーショナル2022(S.I.2022)」が開催中です。
現在はグループステージを突破した16チームによるプレイオフが進行しており、日本時間2月21日のグランドファイナルを目指して、熾烈な戦いが繰り広げられています。
DAY7の結果
- ロアブラケット・ラウンド1
- MNM Gaming(イギリス) vs Oxygen Esports(アメリカ) :0-2
- MIBR(ブラジル) vs Ninjas in Pyjamas(ブラジル): 2-0
- DarkZero Esports(アメリカ) vs Natus Vincere(イギリス): 2-1
- Rogue(ドイツ)vs Elevate(タイ) :1-2
- ロアプラケット・ラウンド2
- DAMWON Gaming(韓国)vs Oxygen Esports(アメリカ):1-2
- Spacestation Gaming(アメリカ)vs MIBR(ブラジル):1-2
- FURIA Esports(ブラジル) vs DarkZero Esports(アメリカ):0-2
- FaZe Clan(ブラジル) vs Elevate(タイ):2-0
OnigiriのハードキャリーがElevateを牽引
プレイオフが進行中のインビテーショナルDAY7では、ロアブラケットでの8試合が行われました。ここで敗北すればトーナメントから脱落するという中で、昨年の「インビテーショナル2021」優勝チームであるブラジルのNinjas in Pyjamasが、ブラジル地域予選を勝ち上がってきたMIBRに0-2でストレート負けを喫し、ここで姿を消すこととなりました。
MIBRは2021年の成績こそ振るいませんでしたが、昨年世界3位のチームであり、DAY7の後半の試合では2020年のチャンピオンチームSpacestation Gamingを破ってDAY8に進んでいます。改めて、ブラジル・シージの競争の激しさをうかがわせる結果となりました。
一方、この日の主役はタイのチームElevateでした。ロアブラケット・ラウンド1でドイツチームRogueと対決した彼らは、第2マップまで互いに取り合った後、ディサイダー(第3マップ)の「オレゴン」に突入します。
防衛から入って2-4と劣勢に立たされたElevateでしたが、事態はスコア以上に深刻で、Onigiri選手一人がRogue全員を相手に抵抗し続けていた形でした。
このOnigiri選手の踏ん張りもあって、チームは先にマッチポイントを取られながらも徐々に適応することに成功し、試合はオーバータイムに突入。最終15ラウンドまでもつれ込む大接戦となりましたが、最後はElevateが防衛を成功させてこの試合を制します。
チームメイトたちをハードキャリーしたOnigiri選手は、公式戦1マップあたりのキル数27と、世界記録1位タイとなる素晴らしい成績をおさめています。Elevateは結局、この日の後半の試合でブラジルのFaZe Clanに敗れてインビテーショナルの舞台からは去ることとなりましたが、Onigiri選手はこの日のMVPに選ばれ、改めてアジアシージの底力を世界にアピールしていました。
アジアチームが爪痕残す
その他の試合では、EU予選からのチャレンジャーであるMNM Gamingが、アメリカのOxygen Esports(OXG)に倒されてインビテーショナル敗退。同じくEU(イギリス)のNa'VIもアメリカのDarkZeroに敗れたため、ヨーロッパチームはアッパーブラケットにいるTeam Empireを残すのみとなりました。
アジアのチームに目を向けると、韓国のDWG KIAは、DAY7後半の試合でOXGと対戦しますが、第3マップの「クラブハウス」で2-7と大差をつけられ、ここで力尽きてしまいます。2021年の夏と秋のメジャーで活躍し、一気にその名を馳せたDWGの新造ロースターですが、2022年シーズンではさらなる活躍に期待したいところです。
前述のElevateも敗退したことにより、この日でアジアも全チームが敗退となりました。ブラジルのチームがとりわけ目立っていた2021年でしたが、振り返るとアジア内でも各チームの勢力図が激しく塗り変えられ、去年以上に多くのチームが世界に知られるようになった一年でした。
明日のDAY8(プレイオフDAY3)では、アッパーブラケット準決勝の2試合と、ロアブラケット・ラウンド3の2試合が行われます。残る8チームの内訳は、アメリカが4、ブラジルが3、ヨーロッパが1となっていますが、インビテーショナルの優勝ケイバーはどの国が持ち帰ることになるのでしょうか。
配信情報
「シックスインビテーショナル2022」の配信は以下のサイトから、日本人キャスターによる実況・解説つきで行われます。なお英語ではA配信とB配信に分かれており、日本語で配信されるのはグループステージ全試合の半分となります。 ハッシュタグ「#SixInvitational」をつけてツイートし、各チームを応援しましょう。
- 配信サイト
- YouTube: レインボーシックス シージ ESPORTSチャンネル
- Twitch:レインボーシックスシージJP
- キャスター
- ふり〜だ( レインボーシックス シージ公式キャスター Twitter:@frieda0914)
- ともぞう ( レインボーシックス シージ公式キャスター Twitter:@tom85y)
- Okayama(シージeスポーツ・トーナメントディレクター Twitter:@TDokayama)
- Kemical( レインボーシックス シージ公式キャスター Twitter: @KemicaLr6s)
- CrazyPapiyoN (SCARZ所属ストリーマー Twitter:@CrazyPapiyooooN)
- ぴめん(UBISOFT公式コンテンツクリエイター Twitter:@pimenmenpimen)
コメント
コメント一覧 (2件)
個人的にElevateが今回APACの中では一番印象的だった。
今優勝する勢いで進んでるTSMのメンタルを破壊したあのオレゴン戦がヤバすぎた。
他のチームを見ていても着実にAPACは強くなってると思わせてくれるシーンが多くて次のプロリーグも期待が高まるわ。
CAGもこのまま頑張って欲しい。
DWG急に力尽きちゃったな。対策されまくったんかな
なんにせよグループステージ1抜けは間違いなく実力あるから次の大会も頑張ってほしい