APEXのマッチが改善

オーバーウォッチ2:ダメージヒーローのロールパッシブを「ヒーロー変更時のUltチャージ引継ぎ(最大30%)」に変更など、複数の調整予定を発表

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6月29日午前3時の実施が迫る『Overwatch 2(オーバーウォッチ2 )』の第2回「PvPベータテスト」。それに先駆けBlizzard Entertainmentはニュースページにて、「オーバーウォッチ 2」ベータの開発目標:開発とコミュニティとの連携を公開しました。

公開された記事では、第1回PvPベータテストのフィードバックを受け、第2回での変更が予定されているポイントや目標について紹介されています。

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「オーバーウォッチ 2」ベータの開発目標:開発とコミュニティとの連携

今回公開された記事の要点、変更点をまとめると以下の通り。

  • ダメージヒーローのロールパッシブを移動速度上昇(他ロールの約1.1倍)から、アルティメット・チャージの引継ぎ(最大30%)に変更。
  • 既存サポートヒーローに新アビリティの追加を検討中。
    • 第1弾はモイラで、第2回ベータ期間中に実装されるバランスパッチで大幅調整を予定。
  • フィードバック検討の結果、プッシュの試合時間を8分から10分に変更。
    • 2分の延長により、両チームにTS-1をゴールまで押し切っての決着機会が与えられます。
  • ベータにてライバル・プレイ体験のために部分的な仕組みの導入を実施。
    • ライバル・プレイ同様マップの攻守交替は行われるものの、プレイヤー退出時には新たなプレイヤーが追加される形式となっています。

中でも目を引く変更点は、ダメージヒーローのロールパッシブ変更ではないでしょうか。以下では、実際に第1回PvPベータに参加した経験をもとに、旧ロールパッシブの問題点と新ロールパッシブの懸念点を紹介します。

旧ロールパッシブ:移動速度上昇の問題点

変更前のダメージヒーローのロールパッシブは、無印オーバーウォッチのゲンジとトレーサーの移動速度を他のダメージヒーローにも適用するといった調整でした。

“ロール”状態のレッキング・ボールや“フライト”発動中のエコーなど特殊な状態を除き、基本的なヒーローの前進速度は5.5m/秒ですが、トレーサーとゲンジは6m/秒であり、後退速度は前進速度の90%というルールが適用されるため、それぞれ4.95m/秒と5.4m/秒となっていました。

問題となるのが斜め後ろに移動するケースで、前進速度に対し93.333...%の補正がかかるため、一般ヒーローは約5.133m/秒ですがトレーサーとゲンジの場合は約5.599m/秒となります。

そのため一般的な移動速度を持つヒーローの前進速度5.5m/秒では、ダメージヒーロー達の斜め後ろ移動速度である約5.599mを上回ることができないため、旧ロールパッシブが適用されていた第1回OW2ベータではダメージヒーロー側は敵を視認、または攻撃を行いながら下がり続ける事が可能となっていました。

実戦では、ダメージヒーロー側の操作ミスや他ロールヒーローがアビリティを用いる事で追いつく場面も頻繁に実現しますが、ベータ期間中に“スプリント”や“ステルス”が弱体化されたように、一部ヒーローに限定された過度な移動速度はゲームバランスを壊しかねない、ロール以外の縛りを持たない(アビリティ、攻撃手段を問わない)ロールパッシブとして移動速度上昇は相応しくないという考えが感じられます。

新ロールパッシブ:アルティメット・チャージの引継ぎの懸念点

今回発表された新パッシブ「ダメージヒーローは別のヒーローと交代するとアルティメット・チャージを最大30%引き継ぐ」が、以下の1.~3.のどれを指しているのかというのはやはり気になる所です。

  1. 0%~29%→数値通り、30%~100%→一律30%
  2. 変更前の1%につき0.3%の引継ぎ(100%→30%、50%→15%、25%→7.5%)
  3. 変更前後のヒーローごとに引き継の割合を設定

直感的には1.の可能性が高そうですが、2.や3.の場合は変更後のヒーローを誤って選択してしまった場合、ヒーロー変更を繰り返すため徐々に引き継ぎ量が減少してしまいます。また、3.以外の場合は、ヒーロー変更の際にUltコストの違いを考慮する必要が発生します。

例を挙げると、トレーサーのUlt30%とソルジャー76のUlt30%では、数値上1.8倍以上のコスト差が存在します。実際には、ソルジャー76は“バイオティック・フィールド”での回復や“ヘリックス・ロケット”の複数ヒットなどでもチャージを加速できるため、それほど高コストな印象はありません。が、両者共に機動力に優れたヒーローであるため、初動トレーサーでUltチャージをある程度稼ぎ、即ソルジャー76に変更といった立ち回りも不可能ではありません(実戦的かどうかはともかく)。

とはいえ「アルティメット・チャージの引継ぎ(最大30%)」は、戦況に合わせ幅広いヒーロープールからヒーローを選択できるダメージヒーローとマッチしており、試合にどのような影響を与えるのか楽しみですね。

また、「オーバーウォッチ 2」ベータの開発目標:開発とコミュニティとの連携で語られている通り、今後もフィードバックを考慮した調整が実施されるようなので、何らかの問題が発生した場合には十分な対応に期待できそうです。

6月29日午前3時に実施される『Overwatch 2(オーバーウォッチ2 )』の第2回「PvPベータテスト」権抽選の応募は、6月29日まで受け付け中(詳細)。また、ベータテスト参加権が付属するコンテンツセット「オーバーウォッチ 2:ウォッチポイント・パック」も現在販売中です。

  • タイトル:Overwatch 2(オーバーウォッチ2 )
  • 発売日:2022年10月5日
  • 対象機種:PC / Xbox Series X|S, Xbox One / PS5, PS4 / Nintendo Switch

Source: Overwatch

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コメント

コメント一覧 (3件)

  • 30%って微妙すぎるだろう・・・
    明らかに相性がわるかったので即変える、ってときしか使えない

    このゲーム本当にウルトがすべての足を引っ張ってると思う
    ウルトを貯めるためにキル最優先ではない変なプレイをしなくてはならないし、
    ウルトのタイミングを合わせるために奇妙な連携を取らなくてはならないし、
    ウルトが溜まってるからコンセプトであるはずのヒーロー変更が容易にできない

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