Bungieが開発するルーターシューターの『Destiny(デスティニー)』シリーズですあが、噂によるとBungieは中国のNetEaseと提携し、モバイル向けの『Destiny』シリーズに取り組んでいるとされています。
モバイル版『Destiny』開発中?
この噂を最初に報じたThe Game Postは、Bungieと協力して開発中の“未発表のFPSモバイルゲーム”が、NetEase GamesアーティストのLinkedInプロフィールにリストされていたとしています。またNetEaseの開発計画に精通しているという情報源によると、同スタジオは2年以上にわたって『Destiny』の新作に取り組んでいるとのことで、TGPも過去に関連する求人が掲載されていたことを報じていました。
なおこのゲームは『Destiny 2』のモバイル版ではなく、新規タイトルであるとしています。
NetEaseは2018年にBungieへ1億ドルを投資し、少数株主となっています。当時Bungieはこの取引が「新しい方向性の探求」と「新しい世界の構築」に役立つと話していました。
また、Bungieといえば、1月にもSONYによる36億ドルの買収発表があり、このとき吉田憲一郎CEOはBungieの買収について「マルチプラットフォーム化への大きな一歩」と述べていました。一連の報道を加味すると、『Destiny』のモバイル版開発は自然な流れと言えるでしょう。
相反するハクスラと課金
ただ1つ気になるのが、同じくNetEaseが開発に参加したモバイル向けタイトル『ディアブロ イモータル』に関する議論です。
モバイルでもハックアンドスラッシュが楽しめるとの触れ込みで6月にリリースされ、リリースから2週間で2400万ドル(約32億円)という好セールスを記録したものの、Metacriticでのユーザースコアは0.4と大きく炎上しており、買い切りタイプのハクスラを愛好してきたプレイヤーたちからの信用は得られていないことがうかがえます。
『ディアブロ イモータル』では武器や防具のほかに、「レジェンダリー宝石」というアイテムでキャラクターを強化できます。しかしこれが言わば課金ガチャ要素となっており、最大まで強化するには50万ドルか10年以上が必要という非情な確率設定となっています。また、事実上経験値や防具も1日の獲得上限が設定されており、「ハクスラとしての楽しみはほとんどない」という指摘も見られます。
モバイル版『Destiny』でも同様の議論が起きることが予想されます。噂が本当だとして、このゲームの課金要素がどうなるのかにも注目が集まりそうです。
- タイトル:Destiny 2(デスティニー2)
- 発売日:2017年9月6日
- 対応機種:PS5, PS4 / Xbox Series X | S, Xbox One / PC
Source: VCG
コメント