アメリカで活動するフォトジャーナリスト、Nick Hagen氏が西アフリカのナイジェリアを訪ね、現地の人々がゲームに熱中する姿を捉えた写真をPolygonに掲載しています。
ゲームは世界共通語
今やゲームは世界中でプレイされている。ゲームはまさに言語の壁を超えた共通語だ。しかしその在り方や風景も国によって大きく違う。環境の乏しい西アフリカのような場所では特にそうだ。
アメリカで活動するフォトジャーナリストのNick Hagen氏は、西アフリカを訪ね人々がゲームをプレイする姿を追った。印象的な写真の数々は、見慣れた光景が馴染みのない背景の中に溶け込むシーンを切り取っている。
“ゲーマー達の写真を撮るときは、カメラを持ってどれだけ近づけるかを試し、彼らがプレイに完全に没頭していると感じたときにシャッターを押す。それはまるで、彼らの存在がTVとの間のどこかに行ってしまったかのようだ。そういうとき、私はレンズを彼らの顔まで文字通り数センチの所に近づける。彼らはそれに気付きもしない。”
“最初1人のナイジェリア人にセミプロのゲームチームを取材するアイデアを持ちかけると、彼は貧弱なインターネット環境を理由に挙げて、そんなものはナイジェリアには存在しないことを説明した。全てのインターネットは全体的に負荷がかかったネットワーク上を、4Gルーター通してやってくる。つまり、インターネットは一切信用ならず、オンラインゲーミングはいかなる意味においても存在しないということだ。当初私が探していたチームは典型的なFPSのものであり、見当違いも甚だしかった。”
“オンラインゲーミングが乏しいからこそ、ローカル環境のゲームはより強固になる。私が出会い、見聞きするトーナメントの全てが一対一のサッカーゲーム、あるいは格闘ゲームだったのもこれが理由かもしれない。”
ナイジェリアのラゴス市内にて
Source:Polygon
コメント