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オーバーウォッチ2: ラマットラの短編小説「ラマットラ:回想」公開、ヌルセクター創設時の背景やメンバーを描く

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本日2022年12月2日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch 2(オーバーウォッチ 2 )』 シーズン2で登場する新規タンクヒーロー「ラマットラ」を主人公とした短編小説「ラマットラ:回想」を公開しました。

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短編小説「ラマットラ:回想」

今回公開された短編小説「ラマットラ:回想」は、アップライジング前後の回想シーンを中心に、シャンバリ寺院もといテカルサ・モンデッタの元を離れ、虐げられたオムニック達の解放を願い活動を行うラマットラの様子が描かれています。

また、ラマットラの出自が人間が作り出したオムニックではなく、オムニック・クライシスを計画した機械が機械を作り出すプログラム「アヌビス」によって製造された「R-7000」であることも語られました。神格プログラムアヌビス関連のストーリーは、ファラが主人公のオフィシャルコミック「任務のためなら」などで描かれています。

「ラマットラ:回想」の注目ポイント

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「見るまでもない。ラネットは戦うなとは言っていない」ゼラが声を上げた。私は動揺した。それは私がゼニヤッタと出会ったばかりの頃、彼に投げかけた言葉だった。そのすぐ後、彼は私のせいで死にかけた。

既に公式から面識があると紹介されていたゼニヤッタとラマットラですが、ラネットとの口論の中でゼニヤッタの面影を感じ取るラマットラ。

僧侶をやめた理由を「モンデッタが平和の責任を不公平な扱いをした側ではなく、受けた側に押し付けたから」としているラマットラに対し、教えを説くことによって調和の道を目指すシャンバリ(モンデッタ)の教義に疑問を覚え、対話による調和を目指し、理由は違えど同じく寺院を離れたゼニヤッタとの掛け合いは、実装後に注目したいポイントです。

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「私たちが正しいと分かっているでしょう。私たちは一緒にロンドンのレジスタンスを作り上げた。他のオムニックたちの力も借りよう。彼らが決起することこそ、私たちが夢見てきたこと。侵略は彼らを奮い立たせるどころか、怯えさせてしまう」その言葉に私は再び躊躇する。

「駄目だ」しばらく黙り込んだ後、ようやく絞り出すことができた。そばにいたラネットがテーブルを拳で叩く。「ラマットラ、このロボット兵は心を持たない旧型なのよ!彼らは――」

「消耗品だ」

私はラネットの言葉を締めくくる。「だが君は違う。そしてオムニックの同胞たちも」

オムニック達が人間に差別、酷使されている事を憂うラマットラですが、心を持たない旧型ロボット兵に対しては「消耗品」と言い放ち、心を持ったオムニックとの線引きを行っている事がわかるシーン。

肉体の有無でオムニックを差別する人々が存在する一方で、心の有無でロボットを区別しているラマットラ。良い悪いではなく、こういった人間に近い思想を持っている事もまたラマットラの苦悩の原因なのかもしれません。

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「シャンバリ寺院はロンドンへの攻撃を非難します。私たちは人間との暴力的衝突ではなく、平和を望みます」視線を落とすと、彼の下をテロップが流れていく。ヌルセクターの幹部が発電所での銃撃戦で死亡。私は怒りで我を忘れた。監獄で大人しく解放されるのを待っているオムニックたちの姿を思い出す。どこまでも広がるスクラップヤードに転がる死体も。極めつけは、同胞を解放するために戦い、命を落としたラネットを侮辱するモンデッタの姿だった。~

~「ラネットが望んだとおりの軍団を製造する。そして、オムニックを救う方法を見つける。彼らが望もうと望むまいと。救済にふさわしくなかったとしても、だ。自分たちの意志で戦いに加わらないなら、加わらせる方法を見つける」~

~私はどんどん深まっていく沈黙の中で、少しだけ仲間を失った事実に浸った。頭上の金属と氷の重みがのしかかってくるようだった。まるで私たちが夢見た平和の墓標だ。

しばらくたたずんだ後、私はすべきことを始めた。

アップライジングの二日後、本小説のラストシーン。人間達とオムニックの平和な共存を望むモンデッタと、闘争を含むあらゆる手段で人類からのオムニック解放を望むラマットラがぶつかる事は必然ですが、団結する人類に対抗するうえで、モンデッタの存在によりオムニック達の意見が二分している事を疎ましく思っていることが伺えます。

ストーリーの時系列的には、この後ストームライジングのラストシーン「ヌルセクターを率いるラマットラとタロンの重鎮ドゥームフィストとの対話シーン」に繋がります。

さらに、この後にはモンデッタ暗殺計画が描かれた短編アニメーション"ALIVE"へとつながっていきます。いままではタロンが世の中に混乱をもたらすためにモンデッタの暗殺を企てたように見られていたましたが、それ以前にこの二人が出会っていた事を考えると、最後の一文「しばらくたたずんだ後、私はすべきことを始めた。」の意味がより重いものに見えてきます。

また、同じく人間とオムニックの対立を煽る「トレーサーのロンドン・コーリング」に登場した「ケイス」との関係性も気になるところ。ロンドン・コーリングとその詳細についてはこちらの記事で紹介していますが、ウィンストンはケイスとヌルセクターには関係があると考察しています。

新規タンクヒーロー「ラマットラ」が実装されるシーズン2は12月7日より開幕、ストーリーが語られるPvEモードの実装は2023年の実装が予定されています。

  • タイトル:Overwatch 2(オーバーウォッチ2
  • 発売日:2022年10月5日
  • 対象機種:PC / Xbox Series X|S, Xbox One / PS5, PS4 / Nintendo Switch
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Source: Overwatch 2

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