Ubisoftのタクティカルシューター『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』では、イヤー8シーズン1(Y8S1)の全情報を発表。この記事では、新攻撃オペレーターのBrava(ブラバ)を解説します。
新オペレーターはBrava
Y8S1で登場するのは、シージで3人目のブラジル人オペレーターとなるBrava。Hibana(ヒバナ)のチーム「ヴァイパーストライク」に所属し、同じブラジル人オペレーターであるCapitao(カピタオ)の親戚(従妹)です。しかし「個人的関係は気が散る原因になる」と、Capitaoのことは避けている様子。
- 専門分野:アンチガジェット、インテル
- 難易度:3
- スピード:3
- 体力:1
- 固有ガジェット:クラッジドローン
Bravaはスピード3の情報系オペレーターであるため、後方でのサポートを主体にしつつ、必要なときはそのスピードを活かして速やかにチームに合流し、撃ち合いに行く動きが求められます。Twitch(トゥイッチ)が得意な方なら、Bravaにも立ち回りを応用できるでしょう。
一方で、後述する固有ガジェットの性質もあって難易度は3。新規プレイヤーには扱いにくいオペレーターです。メタに与える影響が大きい分、使いこなすには一通りのゲーム内知識が求められます。
Bravaのロードアウト
- メインウェポン:
- PARA-308
- CAMRS
- サブウェポン:
- SUPER SHORTY
- USP40
- サブガジェット:
- スモークグレネード
- クレイモア
メインはCapitaoと同じPARA-308。Y7S4.2でベースダメージが47に減ったばかりですが、依然としてリコイルが少なく操作感が軽いアサルトライフルです。倍率サイトは1.5倍を装着可能で、グリップ2種、バレル全種が装着可能です。
もう1つはBuck(バック)も使うマークスマンCAMRS。ダメージ69で、マークスマン系が苦手でなければこちらも扱い易い武器です。PARAと比較すると、CAMRSはすべての倍率サイト(1.5、2、2.5、3倍)を装着可能な点に強みがあります。
サブウェポンに工事用ショットガンのSUPER SHORTYを持っている点も魅力です。落とし戸を破壊したり、突き下げをしたりとソフトブリーチャーとしても運用可能で、後述するクラッジドローンの侵入ルートを自分で開ける使い方もできます。
固有ガジェット「クラッジドローン」
Bravaは固有ガジェットとして、4輪の大型ドローン・クラッジドローンを2機装備しています。Twitchと同じく、通常のドローン2機も使えます。
このクラッジドローンは、防衛側のガジェット(とマップ内の固定カメラ)を最大6つハッキングし、自分のものにすることができます。
Bravaのハッキングは、ガジェットの所有権を本来の持ち主からBrava(と攻撃側チーム)のものに書き換えることを意味します。Dokkaebi(トッケビ)のカメラハックとは異なり、防衛側は奪われたカメラにアクセスできなくなります。
カメラ以外の電子機器も奪えます。たとえばEMelusi(メルシ)のバンシーやThorn(ソーン)のレイザーブルームシェルのような、防衛側のトラップを攻撃側のものにしてしまうこともできます。
ハッキングの有効射程は10メートルで、ハッキングが完了するまで2秒ほどかかります。ハッキング中に、クラッジドローンが対象のガジェットから10メートル以上離れたり、クラッジドローンを破壊されたり、Bravaがカメラをしまうとハッキングは中断されます。
強力な防衛ガジェットを奪い取ろう
クラッジドローンでぜひとも奪いたいのは、Echo(エコー)のヨーカイドローンとMaestro(マエストロ)のイービルアイです。
これらのハックに成功すると、ヨーカイのバーストとイービルアイのテイザー攻撃もBravaの端末から行えるようになります。イービルアイは防弾カバーが閉じられていてもハッキングできます。
防衛側は奪われたガジェットを回収できません。また、ハッキングに制限時間はなく、クラッジドローンを破壊してもハッキングは解除されません。もし奪われたイービルアイにインパクトグレネードを使う羽目になってしまったら、防衛側はリソース面で大損になってしまうでしょう。
ユニークなのはJager(イェガー)のADSのハッキングで、防衛側の投げものを阻止するようになります。インパクトグレネードやニトロセルだけでなく、ガスグレネードやマグネットなどの固有ガジェットも撃ち落としてくれます。
オーバーヒート
Bandit(バンディット)のショックワイヤーなど、ハックはできてもコントロールできないガジェットもあります。
その場合、対象のガジェットはハックしてから数秒後にオーバーヒートして破裂します。ガジェットの排除に使う場合は、Twitchのショックドローンの方が効率良く壊せるでしょう。
クラッジドローンと防衛側ガジェットの相互関係
- カメラ系ガジェット:ハッキングすると所有権が攻撃側に移り、防衛側はカメラ映像を見られなくなる。映像は攻撃側全員に共有されるが、ヨーカイのバーストなどのアクションができるのはBravaのみ
- マップ内のデフォルトカメラ
- 防弾カメラ
- Valkyrie(ヴァルキリー)のブラックアイ
- Echoのヨーカイドローン:ハッキングするとBravaはバーストも撃てる
- Maestroのイービルアイ:ハッキングするとBravaはテイザーも撃てる
- 人間に反応するガジェット:ハッキングすると、防衛側オペレーターの動きに反応するようになる
- 感知アラーム
- Kapkan(カプカン)のEDD
- Lesion(リージョン)のグ・マイン
- Ela(エラ)のギズモットマイン
- Alibi(アリバイ)のプリズマ
- Thornのレイザーブルームシェル
- Melusi(メルシ)のバンシー
- Aruni(アルニ)のスーリヤゲート:攻撃側が近づくと開くようになる
- ガジェットに反応するガジェット:ハッキングすると、防衛側のガジェットにその効果を及ぼすようになる
- Mute(ミュート)のシグナルディスラプター:ハッキングされると、効果範囲内にある防衛側の電子機器を停止させる。ハッキングされたディスラプターの範囲内に新しいディスラプターを置くと、新しい方のディスラプターがジャマー状態になる
- JagerのADS:防衛側の投げもの(ニトロセル、ガスグレネード、インパクトグレネードなど)をシャットアウトする
- Mozzie(モジー)のペスト:互いにハック&逆ハックができる。詳しくは後述
- Wamai(ワマイ)のマグネット:ADSと同様に防衛側の投げものを吸い取る。ハッキングされたマグネットに新しいマグネットを投げると、新しい方のマグネットが吸い取られる
- オーバーヒートするガジェット:ハッキングすると、赤熱して数秒後に破裂する
- ニトロセル
- Smoke(スモーク)のガスグレネード
- Bandit(バンディット)のショックワイヤー
- Kaid(カイド)のエレクトロクロウ
- Thunderbird(サンダーバード)のコーナステーション
- 電子機器だがハッキングできないガジェット:装備するタイプの電子機器はハッキングできない
- Pulse(パルス)の心拍センサー
- Warden(ウォーデン)のスマートグランス
- Vigil(ヴィジル)のレンダリングクローク
- Clash(クラッシュ)のCCEシールド
- Solis(ソリス)のエレクトロセンサー
Brava対策あれこれ
1.Mozzieを使って逆ハッキングをする
Bravaのクラッジドローン対策にはMozzieがおすすめです。ペストをハッキングしても攻撃側には利点が少ないだけでなく、Mozzieのペストもクラッジドローンをハッキングできるためです。
ハック可能な距離に差があるため、対面した際はクラッジドローンが一方的にハッキングできますが、うっかりペストにクラッジドローンを取られてしまった場合、今度は防衛側が攻撃側のガジェットをハッキングできるようになります。
奪われたクラッジドローンを使って他のドローンも奪われてしまう可能性があるだけでなく、たとえばクレイモアをハッキングして「防衛側のガジェット」に変えると、攻撃側がクレイモアで爆発する光景が見られるようになります。
(ややこしいですが)ペストで通常のドローンがハッキングされても、クラッジドローンを使えば、ハッキングされたドローンを逆ハッキングして取り戻すことが可能です。また、ペストをクラッジドローンでハッキングした後、そのクラッジドローンが別のペストにハッキングされても、攻撃側のものになったペストに防衛側のものになったクラッジドローンが引っかかった場合、クラッジドローンは攻撃側の元に戻ってきます。
いずれにせよ対戦が混沌とするので、ペストにはくれぐれも気をつけましょう。
MuteのシグナルディスラプターもBrava対策として使えますが、ハッキングされると防衛側の電子機器を停止させてしまうので、奪われない場所に置く工夫が必要です。
なお奪われたシグナルディスラプターの範囲内に新しいシグナルディスラプターを置くと、新しい方が一方的に停止させられてしまうようです。
2. SolisやVigilを使う
オペレーターが装備するタイプの電子機器はハッキングできないため、対ドローンの仕事ができるSolisやVigilは、クラッジドローンにも有効です。
3. 強力な電子機器は持っていかない
奪われると困るガジェットは最初から持っていかないという手もあります。攻撃側にはアタッカーリピックがあることを踏まえると、EchoやMaestoを準備フェーズで見られるのはリスクを伴うためです。
たとえ電子機器を制限しても、頼れるオペレーターは他にも大勢残っています。原始的なトラップを使うFrost(フロスト)や、電子機器ガジェットではないMira(ミラ)とAzami(アザミ)、火炎を使うGoyo(ゴヨ)とTachanka(タチャンカ)、肉体が己のガジェットであるOryx(オリックス)など、新しい構成を練ってBravaの価値を薄めましょう。
3月7日リリース
防衛側ガジェットをハッキング可能になったことで、これまではガジェットを置くだけで仕事が終わっていたオペレーターたちも、ガジェットを置くタイミングや場所を入念に考えていく必要に迫られるでしょう。
新シーズン「オペレーション・コマンディングフォース」は、現地時間3月7日に各プラットフォームでリリースされます。
PC版テストサーバーは、来週(2月19日の週)からプレイ可能になります。PC版シージをお持ちの方は、ぜひテストサーバーに参加して、新オペレーターBravaなどの新コンテンツを一足早く試してみてください。
Source: Press Release, In-game
コメント
コメント一覧 (7件)
カピタォンな
トッケビとかの特殊エフェクトが出ずに、壊されたのと全く同じになるのだとしたら、デフォカメを片っ端からハックするのが案外一番強いかもしれない。
サブにSG持ってたら、せっかく再利用したマークスマン使うタイミング無いような
当たり判定でかいしハック距離もあるから意外となんとかなるのかな
たぶん実際に使ってみたらイアナでOKって事が多そう
ペストが大敵みたいに書かれてるけど、現実的な範囲で奪える攻撃のガジェットってクレイモアとエアジャブくらい?ショックドローンやアーガスは、盗る前に早く壊さないとマズイし。
確かに現状トゥイッチ、ゼロが防衛拠点入ったら一瞬で壊されるのに2秒も生き残れるとは思えない。ドローンフェーズで使えるなら初動の撹乱としてアリ…かも?ハック中対象ガジェットを視界に入れる必要の有無も強さに関わりそう
たぶんとりあえず弱体前提で出してみたのかな?camrsはお気に入り武器だから所有オペ増加はうれしい