『カウンターストライク:グローバルオフェンシブ(CS:GO)』はSteamの代表的FPSタイトルで、世界のeスポーツ界でも今なおトップクラスの人気を誇る、競技性の高いゲームです。
この『CS:GO』に間もなく大型アップデートが行われ、『CS:GO2』として再リリースされるという噂が舞い込みました。開発を手がけるValveは『CS:GO2』のリリースを現在の優先事項としており、3月中、遅くとも4月にはベータが始まる予定とのことです。
『CS:GO2』の噂がいよいよ現実に?
Richard Lewis氏が報じたところによると、長らく噂の絶えなかった「CS:GO」の続編に関して、Valveは間もなく『CS:GO2』を正式発表し、ベータ版をリリースする準備も整っているそうです。
「Source 2エンジンを使った『CS:GO2』が出るぞ」という話は、CS:GOコミュニティでもこれまで定番のミームのように扱われて来ましたが、2月の下旬ごろにCS:GOの公式Twitterがヘッダー画像を変更したことが注目されていました。なおこの後さらに変更され、3月6日時点では以下の画像になっています(CS:GO公式Twitter)。
CS:GOのTwitterは、プロフィールに「お前の大好きなFPSが大好きなFPSだ」と書いてあったり、ヘッダー画像にもジョークめいた画像が使われてきた経緯があります。今回も新しいジョークなのか、それとも何かの布石なのか。
NVIDIAドライバー経由でも『CS:GO2』の噂が
並行して3月1日には、NVIDIAドライバーの最新アップデート時に、「Counter-strike 2」なるゲームへのサポートが追加されたことが発見され、注目を集めていました。
とはいえ、こうした「ティザーか?」と解釈できそうな出来事は2022年の9月や10月にもあり、その後今日まで何の発表もなかったので、CS:GOコミュニティの人々は今なお半信半疑でいるそうです。
3月中に『CS:GO2』ベータが始まる? 遅くとも4月1日
しかしRichard Lewis氏は、「今回は本当」にCS:GO2がリリースされ、その日は「すぐそこまで迫っている」とのことです。
このゲームの開発に詳しい人物から匿名で寄せられたという情報によると、『CS:GO』の新バージョンは、『CS:GO2』へとタイトルを改め、今まさにリリース予定。そのベータが3月中、遅くとも4月1日には始まるそうです。
開発はValveにとっても優先事項となっており、これまでの『カウンターストライク』シリーズの開発を監督してきたメンバーも関わっているとか。昨今『CS:GO』で報告されている不具合への修正が後回しにされている理由も、ここにあるそうです。
『CS:GO2』について分かっている(らしい)こと
『CS:GO2』の詳細部分としては、まずSource 2エンジンに完全移行するとのことです。SourceどころかSource 2も今や時代後れとする指摘もRedditでは見られましたが、低スペックPCでも十分に動くことは、むしろプレイヤー層の維持や増加が見込めます。
他には、以下の話が伝わっているそうです。
- 『CS:GO2』は「今まさにリリースされるところ」で、シアトルのValve本社でプロ選手たちによるテストプレイも実施済み
- 公式サーバー全体のティックレートも上がり、128hzで対戦できるようになる
- マッチメイキングシステムもアップデートされ、FACEITなど外部のサービスに頼る必要がなくなる
- ただしベータのマッチングはまだ現行システムのまま
- eスポーツシーンに関しては、『CS:GO』が『CS:GO2』に置き換わるのか、それぞれ別に競技シーンを展開するのかは不明。いつ導入されるのかも不明
ライバル作品『VALORANT』と真っ向勝負か
『CS:GO』は、Steam Chartsからも分かる通り、Steamでほとんど常に最大の人口を保持してきたタイトルです。
しかし昨今では、ライアットゲームズのFPS『VALORANT』がライバル作品として位置づけられており、長期的にはプレイヤーを奪っていく可能性もあります。
実際に『VALORANT』は2022年にTwitch配信で最も視聴されたタイトルになるなど、着実に人気を伸ばしているところですが、Valveもやはりこの事態を黙って見ているわけではなさそうです。
いつ正式発表されるのか、日本語サポートがあるのかなど、重要な部分はやはり不明瞭ですが、皆さんが大好きなFPSが大好きなFPSは、本当に新バージョンとして再出発を果たすのでしょうか。
上述の通り、真偽は遅くとも4月1日にははっきりするはずなので、楽しみに待ちましょう。
Gaming Device Power Tune for FPS
Source: Richard Lewis