シャープは同社の「プラズマクラスター」技術について九州産業大学の准教授と共同研究を実施。作業中のヒトにプラズマクラスターイオンを照射することで、脳活性が起きる可能性があるとする研究結果を公開しました。
プラズマクラスターとは?
シャープの「プラズマクラスター」とは、自然界に存在するものと同じ正イオンと負イオンを利用した空気浄化技術。プラズマ放電することで、空気中の水と酸素から水素のプラスイオン(H+)と酸素のマイナスイオン(O₂−)を発生させます。発生したイオンは空気中に浮遊する菌などの表面で結合し(OHラジカル)、菌などの表面から水素原子を素早く奪い取ることで、その作用を抑制します。
プラズマクラスターで脳活性化?
シャープはこれまで、屋内作業や自動車運転中のヒトのストレス低減・集中力維持やeスポーツスコアの向上など、プラズマクラスター技術がヒトの作業能力向上に寄与していることを、脳波測定を用いた研究により実証してきたとのこと。同社は今回、脳血流の変化を測定する装置を用い、作業中のヒトに対して、プラズマクラスターイオンを照射しない場合(送風のみ)とプラズマクラスターイオンを照射した場合で脳血流の変化量を比較する試験を行いました。
その結果、プラズマクラスターイオンを照射した場合、脳活性が起きる際に見られる脳血流の変化が確認できたのこと。「ヒトの作業能力向上効果メカニズムにプラズマクラスター技術による脳活性が寄与」している可能性があると結論づけました。今回の試験概要は同社のニュースリリースから確認できます。
これまで正イオンあるいは負イオン単独での研究は行われてきたが、同時に放出された際の研究は進んでおらず、今回初めて正と負のイオンが同時に照射されるプラズマクラスター技術により脳活性が起きる可能性を確認できたのは、この分野における研究を進める上で非常に意義深い。脳活性によりヒトの思考力・行動力が上がり、スポーツや学習、日常業務などさまざまな作業能力が向上する可能性が考えられるため、今後もさらなるプラズマクラスター技術の応用に期待したい。
九州産業大学 准教授 萩原 悟一(はぎわら ごいち)氏
ゲーミング空気清浄機が登場する?
今回の研究はまだ一例しかなく、他社の空気清浄機でも同様の結果が出るかどうかも含めてさらなる検証が必要でしょう。しかし作業能力向上に効果があることが証明されれば、eスポーツだけでなく様々な作業の能力向上にプラズマクラスター技術が応用できるかもしれません。
なにみに、ヒトではなくPCやコンソール機に限れば、空冷ファンにホコリが詰まるとうまく排熱できなくなります。最悪熱暴走する可能性もあるため、夏が来る前に掃除を済ましておきましょう。
Gaming Device Power Tune for FPS
Source: Pressrelease
コメント
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うさんくさ
はい?
しょうもな…