「イラリー」先行アクセス総評
扱いやすいが、パフォーマンスの発揮には慣れが必要
イラリーは、攻撃と回復の両方が即着弾の“ソーラー・ライフル”や設置してしまえば自動で回復を行ってくれる“ヒーリング・パイロン”、防御手段が限られる“キャプティブ・サン”などアビリティの使用感に癖が少なく、初心者でも扱いやすいヒーローに仕上がっています。
良くも悪くも味方に影響・補助するアビリティが少ないため、“ヒーリング・パイロン”設置後は“ソーラー・ライフル”での緊急回復時を除き、立ち回りの自由度も他のサポートに比べかなり高め。“ヒーリング・パイロン”や“アウトバースト”などで、敵の意識を要求する射線やポイントを増やすこともできます。
一方、高いパフォーマンスを発揮するためには“ソーラー・ライフル”のエネルギー管理やエイムの精度が求められるため「及第点以上は取りやすいが、満点を取るのは難しいヒーロー」となっています。
受け性能の低さを“突破力”でカバー
他サポート比での受け性能の低さは明確な懸念点の1つ。複数ヒーローを同時に回復する手段を持たないどころか、状況によっては一切の回復ができなくなってしまうという事態も発生しかねません。加えて“キャプティブ・サン”は、サポートロール初の味方の体力に一切干渉しないアルティメット・アビリティとなっています。
しかし、“キャプティブ・サン”はサポートらしからぬ一発に期待できるアルティメット・アビリティでもあります。イラリーを構成に組み込んだ場合は、「タンクやダメージのアルティメット・アビリティが1つ多い」という感覚で新しい戦術を組み立てることが可能。
また、受け性能が低いと言っても“ソーラー・ライフル”(サブ)と“ヒーリング・パイロン”の両方を使えない状況が発生し得るという話であり、それらの管理が上手くできればそれほど大きな問題ではありません。さらに、それらは同時に「最高レベルの瞬間回復力」と「絶対に見逃さない回復付与」という一級品の性質も持ち合わせているため、両方を確実に使用できる戦闘開始直後では文句なしの回復力を発揮します。
総じて先行プレイの段階でイラリーは、受け性能の低さを突破力を活かした短期決戦でカバーするタイプのサポートヒーローといった印象を受けました。“ソーラー・ライフル”の射程や“アウトバースト”の機動力も考慮し、味方の支援に徹するのではなく自身も戦地でバチバチに撃ち合いたいというプレイヤーにお勧めのヒーローです。
“ソーラー・ライフル”のパフォーマンス発揮には慣れが必要ですが、先述のとおり及第点自体は取りやすいヒーローなので、ぜひ初日から気軽に触ってみてください。
- タイトル:Overwatch 2(オーバーウォッチ2 )
- 発売日:2022年10月5日
- 対象機種:PC / Xbox Series X|S, Xbox One / PS5, PS4 / Nintendo Switch
コメント
コメント一覧 (3件)
誤りを確認しましたので、記事の内容を以下のとおり修正しました。ご指摘ありがとうございました。
(誤):秒間回復量としては約32/秒
(正):秒間回復量としては約50/秒
タレットの秒間回復量間違ってない?
1発40回復の射撃レートが毎秒約1.25発なら秒間回復量約50/秒になると思うんだけど
どっかのタイ人と違ってかなり強そうだな