先行してSteamなどで販売され好評な『RoboCop: Rogue City(ロボコップ: ローグ シティ)』だが、いよいよPS5版が11月30日に発売される。
本作は1987年に公開された、殉職した警官がほぼ無敵のロボットとなって犯罪者たちをなぎ倒す大ヒット映画「ロボコップ」を忠実に再現したゲーム。当時の俳優が声優を演じていたり、映画ファンに向けた小粋な演出や原作のテーマ曲、当時は少なかった四肢切断などの残虐要素まできっちり取り入れている(そのためCERO Z)。
PS5版『ロボコップ: ローグ シティ』 レビュー
まずは簡単なプレイ映像から。「様々な犯罪者との戦闘シーン」と、個人的には一番魅力が詰まっていた「カウンセリング」シーン、そして「ボスのED-209」と戦うシーンが含まれている。
プレイした感想は、FPSシューターを楽しむ!いうより「ロボコップ」の世界にどっぷり浸かりたい人向けには類を見ない至高のゲームとなっている。瞬間的な判断よりも総合的な判断や育成が求められるRPG的キャラクターゲームのため、FPS初心者でも安心してプレイできる。
ストーリー的には「ロボコップ2」と「ロボコップ3」の間のストーリーとなっており、整合性もばっちり。映画未見の方は、以下の1分トレーラーで概要を把握しておこう。
市民から情報を得たり、駐車違反の切符を切ったり、落書きした悪ガキを足跡をスキャンして追いかけたりといった街のお巡りさんパートも楽しい。
もちろん街の治安を守る以外に、壁をぶち壊して犯罪者の巣窟につこんだり、凶悪犯罪者の脳天をぶっ飛ばしたり、巨大ロボとの戦闘など、まさに「ロボコップ」のロールプレイにダイブできる。
治安を守ると経験値をもらえ、スキルポイントを振り分ける「育成要素」もあるのが嬉しいところ。クラッキングやダッシュ強化、調査能力の向上、リロード速度、貫通力、弾丸容量や拡散、なかにはスローモーションなどの超人的(半分ロボだけど)なスキルも含まれる。
PS5版とPC版の違い
操作はシンプルで、PS5版のロード時間はどこも4-5秒と非常に高速。ストレスなくプレイできた。ちなみに、最初から始めるとセーブデータが全て消える仕様ながら、クラウドストレージを利用すればセーブデータを元に戻すことができる。これはPC版だとできない利点かもしれない。
一方で、LRトリガーの重みが変わるPS5の「アダプティブトリガー」はどの武器でも重みと感触が同じだったり、ムービーシーンのカメラが変わる度にキャラクターに一瞬ノイズが見えてしまう(PC版の映像では発生していない)、コントローラー操作方法のプリセットが3種類&利き手で入替しかなく、自由度が少ないなどの不満点もあった。
ロボコップ: ローグ シティ レビュー総評
細かい不満もあるので完成度がめちゃくちゃ高いとは言えないが、「ロボコップファンが作ったロボコップファンのためのゲーム」が『RoboCop: Rogue City(ロボコップ: ローグ シティ)』だ。キャラクターRPGゲームとして、総合的に良い出来となっている。
総プレイ時間は16時間前後との声が多いので、年末年始に映画の世界にダイブしてみてはいかがだろうか。
Source: Pressrelease
コメント
コメント一覧 (2件)
グロあってこそのロボコップだしな
規制無しか!