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オーバーウォッチ2 シーズン10:シーズン開幕時に12名を調整、新ヒーロー「ベンチャー」は初日からライバル・プレイで使用可能

オーバーウォッチ2 シーズン10:シーズン開幕時の調整対象ヒーローは控えめの12名、「ベンチャー」はシーズン初日からライバル・プレイで使用可能
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2024年4月16日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch 2(オーバーウォッチ2 )』の「シーズン10:ベンチャー・フォース」開幕時のパッチノート(英語)をフォーラムで公開。シーズン10開幕時に適用されるアップデート内容が公開された。『オーバーウォッチ2』シーズン10は、明日4月17日より開催。

以下では、控えめとなる12のヒーローバランス調整について翻訳と解説を行っている。システム面のアップデートについては、こちらの記事を確認していただきたい。

CONTENTS

ヒーローのアップデート

新規ダメージヒーロー: ベンチャー

  • ベンチャーをラインナップに追加
  • ベンチャーはシーズン開幕直後からライバル・プレイで使用可能

シーズン10で追加される「ベンチャー」は、開幕時からライバル・プレイで使用可能となる。性能面については、トライアル時点から若干の調整が行われている(以下で紹介)。

タンクヒーローのバランス調整

予告済みジャンカー・クイーン/ラインハルト/レッキング・ボールに加え、ドゥームフィストとシグマに調整が実施される。

ドゥームフィスト(強化)

  • “ロケット・パンチ”
    • “サイズミック・スラム”または“パワー・ブロック”でチャージをキャンセルした際に、強化状態を維持したままキャンセルするよう変更

現在同じ流れで強化状態を維持したい場合、一度“ロケット・パンチ”自体の機能でキャンセルを行う必要があるが、今後はこの一手間が不要に。地味な調整だが、機敏な動きが売りのヒーローゆえに嬉しいプレイヤーも多いだろう。

ジャンカー・クイーン(強化)

  • “カーネイジ”
    • ヒット時のダメージを90から105に増加

ヒット時のダメージが増加するシンプル強化。今後は3秒間持続する傷ダメージと合わせ、対象に合計145の与ダメージを見込める

ラインハルト(強化)

  • “アース・シャター”
    • ノックダウンの持続時間を2.75秒から3秒に延長
    • 衝撃波の最大射程距離を20mから25mに拡大

ヒットさせやすく、ヒット時のリターンを高める調整。“アース・シャター”のノックダウンの持続時間はのびているがダメージは上がっていないので、射程先端の敵を倒し切るには一工夫(アビリティや味方の追撃)が必要。

シグマ(強化)

  • “エクスペリメンタル・バリア”
    • バリアの移動速度を16.5m/秒から20m/秒に増加

選出率が目立って落ち込んでいるわけではないが、バリアの移動速度UPの強化。基本的に遠くの味方を守る目的で使用する場合に恩恵を受けることになるだろう。+3.5m/秒はそこそこの増加量なので、今までの感覚で使用して前に飛ばしすぎないよう注意。

レッキング・ボール(リワーク)

  • “グラップリング・クロー”
    • 「クロー」が取り付けられている状態で射撃 or ジャンプキー(変更可能)を入力し続けることで、自身を「クロー」の地点に向かって引き寄せるアクションを追加
    • 攻撃判定の発生速度に達する前にキャンセルした場合のクールタイムを1秒に設定
    • 各種CC系アビリティやハック状態で中断された場合は、通常通りのクールタイムが発生
    • 攻撃判定の発生速度に達しない場合、アビリティの持続時間タイマーが発動しないよう変更
  • “アダプティブ・シールド”
    • アビリティの再発動で付近の味方に75のオーバーヘルスを追加する機能を追加
    • 敵(と味方)を検出する範囲を半径10mから13mに拡大
  • “マイン・フィールド”
    • 地雷1つあたりの耐久値を50から60に増加

レッキング・ボールは、“グラップリング・クロー”と“アダプティブ・シールド”に新機能が追加され、ついに念願のリワークを果たした。

まずは、攻撃判定を発生させなかった場合の挙動は、持続時間のタイマーが発動しないようになり「ぶら下がり続ける」ことが可能に。また、この場合のクールタイムは1秒とかなり短いものになる。

“グラップリング・クロー”を刺した状態で地上を通常移動した場合、ほとんどの場合で攻撃判定の発生速度に達してしまうため、この恩恵を受けられる場面はそれほど多くない。しかし、ここで新規アクションである「自身の引き寄せ」が機能するのだろう。

この「自身の引き寄せ」が攻撃判定の発生速度に達するのかどうかは現時点で不明だが、達しない場合は高所の確保やちょっとした移動がかなりシンプルでスムーズに。具体的な運用方法については今後の研究次第といった所だが、単純に“パイルドライバー”を発動できる場面が多くなるので、これまでレッキング・ボールをあまり使ってこなかったプレイヤーでも手を出しやすくなるだろう。

「高度制限」に一癖ある“パイルドライバー”

“アダプティブ・シールド”は、味方にも恩恵を与える機能を獲得。ジャンカー・クイーンの“コマンディング・シャウト”を上回る75のオーバーヘルスを付与可能。検出範囲もルシオの“クロスフェード”の半径12mより一回り大きい半径13mに拡大された。

オーバーウォッチ2のリリース以降1タンク化の波に乗れず、目立った活躍のなかったレッキング・ボール。リワークによって純粋に扱いやすくなるだけでなく、タンクの本分である「味方の立ち回りをサポートする能力」も手に入れたので、シーズン10での活躍を大いに期待したい。

ダメージヒーローのバランス調整

ダメージヒーローへのバランス調整は、予告されていたソンブラ/トレーサー/ベンチャーのみ。

ソンブラ(弱体化)

  • “ウイルス”
    • 持続ダメージの合計量を100から90に減少

“ウイルス”で与えられるダメージのうち、持続部分の合計ダメージ量が10減少。以降、非ハック状態の敵には合計115ダメージ、ハック状態の敵には合計140ダメージを与えるアビリティとなる。

トレーサー(弱体化)

  • “リコール”
    • クールタイムを12から13秒に増加
  • “パルス・ボム”
    • 投射物の基本サイズを0.2mから0.1mに縮小
      • トータルの投射物のサイズは0.25mに

自身の安全確保や回復のために使用される事の多い“リコール”はクールタイムが1秒延長。“パルス・ボム”はサイズが縮小され、付着を狙うのが少し難しくなるなど、シーズン9に比べ繊細さが要求されるヒーローに。

体力が150に設定されていたシーズン8以前とはまた違った繊細さの要求となるため、しっかりと運用できればそれほど大きな弱体化とはならないだろう。

ベンチャー(バランス調整)

オーバーウォッチ2:新規ダメージヒーロー「ベンチャー」のゲームプレイ・トレーラー公開、明日(29日)からは先行プレイも実施
  • “ドリル・ダッシュ”
    • ヒット時の保証ダメージを60から40に減少
    • 追加で発生するダメージの上限を40から60に増加
  • “クラバー”
    • 初動ヒット時の保証ダメージを40から30に減少
    • 追加で発生するダメージの上限を30から40に増加
  • “テクトニック・ショック”
    • 与える垂直方向へのノックバックを30%減少

“ドリル・ダッシュ”と“クラバー”は保証ダメージが低下し、追加ダメージが増加。合計ダメージは据え置きだが、瞬間火力の低下は基本的に弱体化。数少ないメリットを挙げるとすれば、“クラバー”は初動ヒットを外した場合にダメージが大きく低下(最小で1)するため、この場面での火力向上を見込めるか。

“テクトニック・ショック”に関しても、今回の調整がメリットとして働くことはごくまれ。ベンチャーはアンランクと同時にライバル・プレイでの使用が解禁されるため、慎重な調整が施されている。

サポートヒーローのバランス調整

サポートヒーローの調整対象も予告時点から変更はなく、イラリー/ルシオ/ライフウィーバー/モイラの4名。うち、ライフウィーバー以外の3名は「パワー配分の変更」を目的とした調整の予告通り、強化と弱体化の両方が行われている。

イラリー(バランス調整)

「オーバーウォッチ2:インベージョン」開幕、新サポート「イラリー」/新PvPルール「フラッシュポイント」/PvE「ストーリー任務」実装など
  • “ソーラー・ライフル”
    • メイン射撃のリカバリー時間を0.2秒から0.25秒に増加
    • サブ射撃の回復量を105/秒から115/秒に増加

イラリーの調整内容は予告時点のままで、メイン射撃の連射性能と引き換えに回復性能が向上。高チャージ状態を中心にメイン射撃を運用する場合は、強化点の影響の方が色濃く表れるだろう。

ルシオ(バランス調整)

  • “ソニック・アンプリファイア”
    • 弾丸1つあたりのダメージ量を20から18に減少(1ショット:20×4=80 → 18×4=72)
  • “サウンドウェーブ”
    • ダメージを35から45に増加

メイン射撃“ソニック・アンプリファイア”の火力と引き換えに、アビリティ“サウンドウェーブ”の火力が向上。一般射撃とクールタイム持ちのアビリティの性能トレードであるため、総合的な火力は低下傾向であると予想される。

しかし“サウンドウェーブ”のクールタイムは4秒と比較的短めで、マルチヒットが可能であったり“ディフェンス・マトリックス”などの吸収系や“木の葉返し”を貫通するという特性を持つため、上手く運用すればカバー可能な範疇に収まるか。

ライフウィーバー(強化)

  • “若返りの風”
    • 回復量を50から60に増加
  • “命の樹”
    • パルスによる回復量を75から90に増加

サポートヒーローで唯一純粋強化となったライフウィーバー。“若返りの風”は僅か10の回復量増加だが、“ペタル・プラットフォーム”や“命の樹”など、生き残りさえすれば続けて自衛に回せるアビリティを持つため恩恵はなかなかのもの。

“命の樹”は、設置時の即時150回復はそのままだが、追加で発生するパルス(最大8回)の回復量が1回あたり15増加。“命の樹”の回復には、超過分の50%をオーバーヘルスとして付与(最大100まで)する機能もあるため、今回の強化が無駄になる場面はかなり少ないだろう。

モイラ(バランス調整)

  • “バイオティック・グラスプ”
    • 与えるダメージ量を65/秒から60/秒に減少
  • “コアレッセンス”
    • 自己回復性能を50/秒から55/秒に増加

メイン射撃“バイオティック・グラスプ”の火力と引き換えに、アルティメット・アビリティ“コアレッセンス”の自己回復量が向上。一般射撃とアルティメット・アビリティの性能トレードであるため、ルシオ以上に弱体化傾向の強い「パワー配分の変更」となっている。

また、自己回復を目的とした“コアレッセンス”の発動はシャットダウンされるリスクが高く、仮に自己回復での受けが成立したとしても一時的な回復遮断を受け入れ“フェード”で逃げてしまった方が良い場面が多いのであまり大きな強化点とは言えないだろう。

OW2 シーズン10アップデート内容

シーズン10に関する詳細は以下から確認していただきたい。

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Source: Overwatch

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • 触ってないから何とも言えないけど、ベンチャーに瞬間火力なかったらお荷物キャラになりそうだが

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