MADFINGER Gamesのオープンワールド型FPS『Gray Zone Warfare(グレーゾーン ウォーフェア / GZW)』ではアーリーアクセスが展開中。既に50万本を売り上げる好調なスタートを切った。
一方アーリーアクセスということもあり、ゲームのパフォーマンス面には各種の不具合報告も。初週には2度の臨時アップデートを実施しつつ、引き続き改善を予定している。
『Gray Zone Warfare』は初週50万本の売上&同接7万人突破
4月30日にアーリーアクセスが始まった『Gray Zone Warfare』。PCゲーマーから注目を集めていた本作だが、アーリー初日はSteamの売上ランキング1位に載る好調な出だし。その勢いのまま、5月4日時点で早くも50万人以上のプレイヤー数を獲得した(Steam Store)。
さらに現地時間5月5日には、同接プレイヤー数が7万人を突破し71,503人に到達(Steam Chartsより)。開発側の予想を上回る、多くのプレイヤーがラマンでの作戦に参加しているようだ。
アップデート:2度の臨時パッチで不具合修正
アーリーアクセスということもあり、リリース時からさまざまな不具合が報告されている。たとえばプレイヤーが"首無し"や"服無し"で拠点にスポーンする恐ろしいものや、PCのメモリスペックを過剰に使用する不具合など。
期待したゲームプレイが成立していない点については、「アーリーアクセスだから仕方がない」、「アーリーアクセスとはいえお金を払っている」と人によって意見が異なる。Steamレビューも記事執筆時点で「賛否両論」に割れる。
なおSteamストアページには「推奨スペック」は明記されているが、記事執筆時点で「最低スペック」が定まっていないことも不具合頻発の一因かもしれない。
- 最低スペック
- 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要
- OS:TBA(後日公開)
- プロセッサー:TBA
- メモリー:16 GB RAM
- グラフィック:TBA
- DirectX:Version 12
- ネットワーク:ブロードバンドインターネット接続
- ストレージ:40 GB の空き容量
- サウンドカード:TBA
- 推奨スペック
- 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要
- OS:Windows 10 64 Bit (latest update) / Windows 11 64 Bit (latest update)
- プロセッサー:Intel Core i7-9700K / AMD Ryzen 5 3600X
- メモリー:32 GB RAM
- グラフィック:NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti / AMD Radeon RX 6800
- DirectX:Version 12
- ネットワーク:ブロードバンドインターネット接続
- ストレージ:40 GB の空き容量
修正済みの不具合
一連の不具合に関連し、5月1日と5月2日に行われた臨時アップデートでは以下の点が修正された。
- 修正済み:
- アンチチートがプレイヤーのサーバーログインを阻害する
- サーバーのクラッシュ問題
- VRAMをフルに使用しGPUがクラッシュするなど、GPU関連の不具合
- プレイヤーが、首や服などがない状態でスポーンする(アプデ後も報告が続いており調査継続中)
- ロード時間の遅さが原因でキックされていたプレイヤーに向け、タイムアウトを伸長
待機時間が長すぎると感じたら、サーバーを変更するという選択肢も提案されている。ただしこの場合レイテンシが上がる可能性がある点は留意。
ガイド:グラボの推奨設定
不具合修正と並行して、GPUごとの設定ガイドも掲載された。大前提として、NvidiaでもAMDでも常に最新のドライバーをインストールしておく必要がある。
Nvidia
- RTX 30xx:
- 「FSR」設定で最大のパフォーマンスが見込まれる
- (Options → Graphics → Anti-Aliasing - Upscaling Method - FSR)
- 「Frame Generation」をオンに。さらに「Super Resolution」設定で最適なパフォーマンスバランスが得られる
- (Options → Graphics → Fidelity FX Frame Generation + Fidelity FX Super Resolution)
- 「FSR」設定で最大のパフォーマンスが見込まれる
- RTX 40xx:
- 「DLSS」設定で最大のパフォーマンスが見込まれる
- (Options → Graphics → Anti-Aliasing - Upscaling Method - DLSS)
- ハードウェアアクセラレーションを有効化
- (Windowsの設定 → システム → デイスプレイ → グラフィックの設定)
- PCを再起動するとフレーム生成機能が有効化される
- (Options → Graphics → DLSS Frame Generation)
- 「DLSS」設定で最大のパフォーマンスが見込まれる
(※RTX 20xxとそれ以下は記載なし)
AMD
- 「FSR」設定で最大のパフォーマンスが見込まれる
- (Options → Graphics → Anti-Aliasing - Upscaling Method - FSR)
- さらにパフォーマンスを上げたい場合は、「Frame Generation」をオンに。さらに「Super Resolution」設定で最適なパフォーマンスバランスが得られる
- (Options → Graphics → Fidelity FX Frame Generation + Fidelity FX Super Resolution)
Intel
- 「XeSS」設定で最大のパフォーマンスが見込まれる
- (Options → Graphics → Anti-Aliasing - Upscaling Method - XeSS)
新機能:自己ワイプが可能に
5月2日のアップデートでは、自分でワイプ(プレイヤーキャラのリセット)も可能になった。派閥を変えたいときなどに活用できるだろう。
- メインメニューに、自分のキャラクターをワイプできるオプションを追加
- キャラクターをワイプすると、キャラクター作成と派閥選択画面に向かう
- 各エディションの報酬は再度獲得できる
- 作成してから1時間経過したキャラクターのみワイプできる
- ワイプ時にゲームが終了する
- ワイプすると元に戻せない
オープンワールドスタイルでPvPvE(またはPvE)が楽しめる『Gray Zone Warfare』は、売上にもあらわれているように今後のさらなる発展が期待される。日本語サポートはまだないものの、上述の通りサービスは最初期段階であるため急ぐ必要はなさそう。興味のあるプレイヤーは引き続きアップデート情報を追っていこう。
『Gray Zone Warfare』関連リンク
- タイトル:Gray Zone Warfare(グレーゾーン ウォーフェア)
- 対象機種:PC(Steam)/ コンソール
- 発売日:未発表
Gaming Device Power Tune for FPS
Source: X
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