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オーバーウォッチ2:ハモンドの過去とウィンストンとの出会いが明らかに、短編小説「ヒーローたちの夜明け:浅はかな神々」公開

オーバーウォッチ2:短編小説「ヒーローたちの夜明け:浅はかな神々」公開、明かされる“ハモンド”の過去と“ウィンストン”との出会い
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本日2024年6月16日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch 2(オーバーウォッチ 2 )』 の短編小説「ヒーローたちの夜明け:浅はかな神々」を公開した。

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短編小説「ヒーローたちの夜明け」シリーズ

本日公開された短編小説「団結」は「ヒーローたちの夜明け」シリーズの4作目。過去に公開された「ヒーローたちの夜明け」の作品は「オーバーウォッチ」や「タロン」といった中心組織に所属していないヒーローをメインストーリーに結び付けるシリーズとなっている。

短編小説「浅はかな神々」は明言されていないものの、おそらく1作目の「競い合う友」の後日談であると考えられる。

その理由は、現在ジャンカータウンの中心人物たちが「次世代反重力スラスター」の開発に注力している事が初めて明かされたため。これは恐らく「競い合う友」のラストシーンで登場したオムニウムに眠っていたお宝に関するものだろう。

ジャンカー・クイーンはこれを「足(移動手段の意)」と呼び、完成すれば世界を見て回るという目的があるようだ。

短編小説「ヒーローたちの夜明け:浅はかな神々」

短編アニメーション「The Wastelanders」に登場した「メリ」と「ガイガー」も久しぶりに登場

短編小説「ヒーローたちの夜明け:浅はかな神々」は、「レッキング・ボール(ハモンド)」の視点で進行。序盤は、アウトバックで独自の変化を遂げたオムニック達と、戦闘を繰り広げながら力強く生きるジャンカータウンの面々が描かれる。

その後、ヌルセクターの侵攻を報道するニュースを視聴するハモンドの目に、中国都市部の映像と「ルーチェン・インターステラー(Lucheng Interstellar)」のロゴが飛び込む。と、同時にハモンドは故郷とも呼べる場所「ホライゾン・ルナ・コロニー」に居た頃の記憶が呼び起こされる。その多くは実験動物として扱われていたつらい過去のものであった。

ジャンカー・クイーンの呼びかけで現実に引き戻されたハモンドは、ジャンカータウンの主要メンバーが目的としている「足」の完成に必要なスラスター用のパーツがルーチェン・インターステラーにあると考え、舞台を「レイコウ・タワー」に移す。

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ゲーム内でも実際にレイコウ・タワーで「ルーチェン・インターステラー」のロゴを確認できる。

レイコウ・タワーでハモンドは、ルーチェン・インターステラーのコントロールセンターを目指す。ウィンストンとの出会いを思い出しつつ道中のセキュリティをかいくぐり、コントロールセンターにたどり着いたハモンドは、スラスター用の部品を探すべく様々なセキュリティ映像をチェックしていく。タワー内の映像が次々と切り替わり流れていく中、現在の「ホライゾン・ルナ・コロニー」の映像が突如映し出され驚くハモンド。

そして、後ろから一人の女性が声がかけられる。その主は現ルーチェン・インターステラーCEOであり、ホライゾン・ルナ・コロニーで実験を行っていた「チャオ博士」であった。当時行われていた実験の目的や類人猿の反乱などについて、互いを良く思わない者同士の皮肉交じりの対話が続く。

しかし、チャオ博士の目的は対話ではなく単なる時間稼ぎであり、ハモンドはセキュリティ部隊に包囲されてしまう。その後ハモンドは、ゲーム内にも登場するアビリティを駆使し、スラスター用の部品をなんとか回収。現在の仲間たちが待つ、ジャンカータウンに無事帰還するのであった。

「ホライゾン・ルナ・コロニー」

オーバーウォッチ: 新マップ「Horizon Lunar Colony」プレビュー

小説内に登場する施設「ホライゾン・ルナ・コロニー」は、ルーチェン・インターステラーが建設した月面基地。主に低重力環境が生物に与える影響を観測するための施設として建設されたものだが、それに伴う技術開発は、同時に水耕栽培や繊維技術の進歩にも大きく貢献した。

「ホライゾン・ルナ・コロニー」のスタッフと言えば、短編アニメーション「RECALL」に登場する「ハロルド・ウィンストン」のイメージが強い方も多いだろう。その影響かルーチェン・インターステラーのイメージも比較的良好であったが、やはりオーバーウォッチに登場する大企業は何かしら暗い部分が見え隠れするようだ。

しかし、現実世界でも動物を使った研究や実験は少なくなく、人類がそれらの恩恵を全く受けずに生きていくことの方が難しい。今回ハモンドの視点で述べられたホライゾン・ルナ・コロニーでの経験は、そういったことに関して色々と考えさせられる内容となっている。

ホライゾン・ルナ・コロニーの「検体動物」たち

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そんな「ホライゾン・ルナ・コロニー」だが小説内でも説明されている通り、検体動物(主に類人猿)の反乱によってチャオ博士を除く常駐スタッフは全員故人となり、現在は人類の手を離れている。

現存する検体動物については現時点で9体の名前が明かされており、そのうち最小番号の8は「ハモンド」で、最大番号の28は「ウィンストン」である。

今回の小説内では、検体番号10のオランウータン「ダイソン」が登場。小説内の「類人猿たちが始めたことにケリをつけ、すべてを台無しにしてやろう。もしかすると類人猿たちの手も借りることになるかもしれない」 や、マップ実装時のウィンストンの「あの者たちはまだ居ます、いつか戻らなければ」などのセリフから、今後もほかの検体動物が登場する可能性は十分に考えられる。

「ウィンストン」と「ハモンド」

ウィンストンとハモンドが、同じ故郷を持つ天才動物であることは既に発表されていたが、今回は彼らの「出会い」や「別れ」などの詳細が語られた。特に、先に天才的な知能を獲得したのがハモンドであったこと(+ ピーナッツバター好きが彼の影響であったこと)に驚いた方は多いだろう。

また、同郷の友として比較的良好な関係を築いているように見えていた二人だが、ウィンストンが一人で脱出しようとしたことがハモンドの心を深く傷つけていた様子。確かに(ハモンドは便乗する形ではあるものの)無事脱出できた二人がストーリー上で再会していない点は、今考えてみると不思議に思える点である。

ちなみに「シグマ(シーブレン・デ・カイパー)」は、ハロルド・ウィンストンと面識があり、幼い頃のウィンストンとも直接会ったことがある。オーバーウォッチやタロンとしての活躍は定期的に描かれている両名だが、今後は宇宙組としてのストーリーの掘り下げにも期待したい。

  • タイトル:Overwatch 2(オーバーウォッチ2
  • 発売日:2022年10月5日
  • 対象機種:PC / Xbox Series X|S, Xbox One / PS5, PS4 / Nintendo Switch
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
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Source: Overwatch

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