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何がダメだった? 新作FPS『CONCORD』Steam版のオープンベータが最大同接わずか2,388人で様々な意見「キャラデザ問題」「マジで楽しい」「延期しよう」

何がダメだった? 新作シューター『CONCORD』Steam版のオープンベータが最大同接わずか2,388人「キャラデザ」「楽しい」「延期しよう」
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『CONCORD(コンコード)』はFirewalk Studiosが開発、ソニー・インタラクティブエンタテインメントが販売を手がける新作ヒーローシューター。PlayStation版のほかPC版(Steam、Epic Games Store)があり、8月24日の発売に向けて現在予約受付中。

予約者限定のベータアーリーに続いて、7月19日から7月22日にかけてオープンベータが開催された。SIEの新作シューターを無料プレイできるチャンスだったが、少なくともPC Steam版では思わしい成果は得られなかったようだ。ピーク時の同接プレイヤー数はわずか2,388人。

ずっと「本当に楽しい」との声が多くあるなかで、この人数は気になるポイント。参加したプレイヤーたちから「大反省会」と言っても過言ではない、様々な心配の声が寄せられている。

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オープンベータが開催された『CONCORD』だが...

新作ヒーローシューター『CONCORD(コンコード)』オープンベータ7月19日開幕 / 16人のクルーなどベータ版コンテンツ / 限定チャームなど参加者報酬 / PC版要求スペックをチェック
期間は短いが、無料プレイできるチャンスだった

PvPヒーローシューターの新作として8月にリリース予定の『CONCORD』。プレイヤーは銀河を旅するフリーガンナーとなり、アビリティやプレイスタイルを使い分けつつ、役割分担しながらチーム対戦をするというコンセプト。

月13日から予約購入者限定のベータ・アーリーアクセスが開催され、参加したプレイヤーたちからはさまざまな意見が見られた。予想以上に面白いと好評なコメントもあれば、ベータということで途中抜けが多かったり、機能面が不足していたりと不評な意見もあるが、ここは仕方のない部分だろう。

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新作ヒーローシューター『CONCORD』オープンベータ大反省会:Steam版は最大プレイヤーわずか2,388人 / ライバル作品との"違い"をつけるには?
オープンベータのコンテンツ(終了済み)

このアーリーに続いて、7月19日からは誰でも参加可能なオープンベータが各プラットフォームで開催された。ここではアーリー参加者の反応を見て、新たに『CONCORD』に興味を持ったプレイヤーたちが大勢テストに参加することが期待された。

しかし実際には、それほど大勢のプレイヤーは集められなかったようだ。

Steam版の最大同接はわずか2,388人

新作ヒーローシューター『CONCORD』オープンベータ大反省会:Steam版は最大プレイヤーわずか2,388人 / ライバル作品との"違い"をつけるには?
Steam DBより。ベータ期間のプレイヤー人口推移

あくまでPC Steam版に限った話だが、データトラッキングサイトのSteam DBでアーリーおよびオープンベータのプレイヤー推移が確認できる。データによると、オープンベータであったにも関わらず最大人口はわずか2388人。3日かけて、徐々に減少していく様子が見て取れる。

純粋なインディーズ作品なら「ピーク時人口2,388人」は大健闘だが、PlayStation Studiosの傘下となれば話は別だろう。

他のゲームは?

Steam版『HELLDIVERS 2』は、初月ピークで458,208人と大当たりだった。『HELLDIVERS 2』との比較は不当かもしれないが、Steam Chartsなどのトラッキングサイトからも察せられるように、「Steamで大人気のゲーム」の地位を狙うならピーク時10万人は集めたい。

もちろん、開発側の努力によってリリース後から人気を高め、10万を超える可能性はある。SIEつながりで、リリース8年目となるSFオープンワールド『No Man's Sky(ノーマンズスカイ)』が参考になるかもしれない。初月(212,321人)がピークだったタイトルの1つだが、継続的なアップデートによりリリース2年後にはピーク時96,954人まで回復。先日も大型アップデート「World Part I」を配信し、サービスを続けている。

『CONCORD』のデザインは賛否両論

Redditの『Concord』サブレやXなどでプレイヤーの反応を見ていくと、アーリーベータから引き続き、賛否がはっきり分かれている印象だ。

とりわけフリーガンナーたちのデザインには意見が激しく対立。キャラは個性的で「最高」という見方もあれば、ヒーローシューターもののライバルとなる『オーバーウォッチ2』や『Marvel Rivals(マーベルライバルズ)』と比較して「面白味に欠ける」とする評価も。

どちらが好みだろうか?

他にも、キャラクターデザインに関しては、「『The First Descendant』が好調な理由(関連記事)がわかった」「こんなに太ったヒーローはスタミナがないにひとしく、動くと心臓発作を起こす危険性があるはず」といった声も寄せられている。

ゲームの顔となる「キーアート」は、人外キャラクターや目立った特徴のない?キャラクターがメイン
いわゆる「美形キャラ」はあまりいないようで、人種も様々
Marvel Rivals
Marvel Rivals
オーバーウォッチ2 Overwatch2
OW2

『CONCORD』プレイヤーの声

SteamのデータはRedditユーザーにもチェックされている。「面白かったけど」という評価を集めつつも、リリース後の展開が心配されている。

  • 「ベータを14時間やったけど、間違いなく楽しかった。8年くらいやってたオーバーウォッチに飽きて、洗練された新作シューターを求めていた自分にはちょうどいいタイミングで出てきてくれた」
  • 「文句を言う人たちはともかく、自分はとても楽しい時間を過ごせた。『楽しめる要素』はほぼすべてそろっている。いくつか調整すれば、可能な限り最高のゲームになれるだろう」
  • 「ゲームはまともだが、方向性が分からない点は否定できない。ここにいる人たちは本当に『Concord』が好きなんだろうけど、現時点では予約しないほうがいいと思う。ゲームがリリースされた後、Firewalkが長続きするとは思えない」
  • 「基本プレイ無料にしようっていう議論はたくさん見たが、無料のオープンベータでも誰も参加してない。無料でプレイできるだけじゃ不十分ってことじゃないか?」
  • 「頼むから6~8か月延期してほしい。途中抜けペナルティ、プレイヤー補充型のマッチメイク、対戦後の自動キュー、グループやソーシャル機能、スコアボードの改善、対戦後の演出の改善といった機能を追加してほしい」
  • 「PS版の数字を見てみないとね」
    • 「PS5でロビーに入るのがPCよりずっと簡単だったのは知っているが、PSストアの予約チャートではまだとても低い」
  • 「PS5では 他のヒーローシューティングゲームと比べると非常に動きが遅い」
    • 「100%これ」
  • 「SONYはゲームをF2Pにしなければならない。 この貧弱な数字の後に値札を付けても売れないだろう。 悲しいのは、このゲームが実際にはかなりいい出来だということだ」
  • 「まあSteamがすべてじゃないしね」
  • 「幸いにもこれはSteamだけで、ただのベータ版」
  • 「私はこのゲームが大好きで、デラックスエディションを予約した。 しかし、ネット上では“DEI”、“退屈”などの代名詞のせいで、駄作と決めつけられている。集団思考が現実世界の製品に何をもたらすかは脅威だ。 もし皆が実際にこのゲームをプレイすれば、問題視されている点を差し引いてもうまくいくことは分かっている」
    • 「ネガティブな代名詞に流される人は少数派でしょ。このゲームはカジュアル層さえつかめなかったんだ。単純にゲームが良い出来ではない」

ライバルとどう差をつける?『Concord』を始める理由は?

こうしたデザイン、機能、コンテンツ面の課題が解決できたとして、さらに重要な課題である「ライバルになりそうな作品とどうやって差を作るか」は解決可能なのだろうか。ユーザーからは疑問視されている。

  • 「マーケティングの際には、『オーバーウォッチ2』や『VALORANT(ヴォロラント)』、『CS2』と何が違って、どこが優れているのかという疑問に答える必要があった。開発側は『他の5v5ヒーローシューターは、プレイヤーにxxxを与えることができていない。xxxが何なのか、『Concord』をプレイすれば分かる』みたいなことを言うべきだったんだけど、結果的にはみんな『こういうゲームはもう7年プレイしてきた。新鮮味に欠ける』って言ってるだけじゃないか」
  • 「元Bungieのスタッフも参加してるから、『Destiny(デスティニー)』のプレイヤーがもっと興味を持ってくれると思ってたんだけど」
  • 「『Destiny』のプレイヤーの多くは『Destiny』をやるだけだろ。最適なビルドを作るのに何年も毎日奮闘してきたクルーシブル勢からプレイヤーを取ってくるのは大変なことだ」
新作ヒーローシューター『CONCORD』オープンベータ大反省会:Steam版は最大プレイヤーわずか2,388人 / ライバル作品との"違い"をつけるには?
これらの人気作(+VALORANTやタルコフなど)のプレイヤーが、『Concord』を始める理由は?

アーリーベータ時点から指摘されてきたように、PvPシューターには既に多数の定番タイトルがある。「新作だから」、「意外に面白かったから」という理由だけで、何年もそのゲームに費やしてきたユーザーたちが急に移動してくるとは考えにくい。

「何千時間も同じゲームをプレイし続けて飽きている」というプレイヤーの受け皿にはなるだろう。しかしその場合でも、『Concord』には他の選択肢との「明確な違い」や「新鮮さ」が求められる。とはいえ激戦区に敢えて飛び込んできたSIEとFirewalk Studiosもこうした点を認識し、コンテンツに落とし込んでいるはず。それをプレイヤー側に認めてもらえるかどうかが鍵になるだろう。

Steam版のデータからは不穏なスタートが予想される『Concord』だが、ここからシューター界の新定番になれる道筋はあるのだろうか。また、今後出てくる新作も「よくできているが、今やっているタイトルから引っ越す理由がない」という反応に悩まされるはず。

とはいえ、このあまり話題になっていない状態でもまだまだ「楽しい」と訴えるプレイヤーの数の多さには要注目だ。小さな問題はあれど、大きなポテンシャルを秘めているように感じる。

次世代の代表作は何がきっかけで誕生するのか、ジャンル全体の動向にも引き続き注目していこう。

  • 『CONCORD』予約サイト
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Source: Steam DB, Reddit, X and others

何がダメだった? 新作シューター『CONCORD』Steam版のオープンベータが最大同接わずか2,388人「キャラデザ」「楽しい」「延期しよう」

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コメント

コメント一覧 (15件)

  • キャラデザは好みではないが人口がいれば買うつもりだった

  • オープンベータやってることすら知らなかったから宣伝の問題もありそう

  • キャラデの優劣は人それぞれだろうが、万人向けじゃないのは明らかだよね
    映画なら受けいれられそうな見た目してるけど、コアなファン向けのデザインはヒーローシューターじゃ特にウケんだろう

  • どのみち日本は流行らすの難しいやろ
    既存タイトルに人口が分散しすぎてて新作は大抵すぐ過疎るから入り込む隙間ないやろ。まぁこのゲームの場合海外でも微妙なのかもしれんが

  • というか普通に知らなかったわ
    参加人数が少ないのはただの宣伝不足なんじゃないか?

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