Logicoolは同社のゲーミングブランド「Logicool G」から、ハイエンドな薄型(ロープロファイル)ワイヤレスゲーミングキーボード「G915 X」シリーズを10月29日に国内向けに発売(Amazon特設ページ)。
2020年発売の「G913」シリーズを最新技術で刷新した「G915 X」は、ゲームからビジネス、クリエイティブワークまで幅広く対応する高機能モデルだ。
本レビューでは、2週間の使用経験を基に「G915 X LIGHTSPEED TKL(日本語版)」のブラック・ホワイトモデルを徹底分析。最初に結論を述べたあと、製品の魅力や気になる点、前モデルや競合との比較、そして新機能の活用法まで、詳しく解説していこう。
がっちりレビューしたので1万字近くなってしまったが、最初のレビュー総評だけでもぜひ読んでほしい。
G915 X LIGHTSPEED TKL 正直レビュー
- どんな機種?:最新技術のロープロファイルゲーミングキーボード
- 向いてる人:クールな外観を求める人 / 短いキーストロークや静かなタイピングが好きな人
- 向いていない人:薄型キーボードが苦手な人 / ラピッドトリガーを重視する人
- 競合製品:ZENAIM KEYBOARD / RAZER DEATHSTALKER V2 PROなど
- カラー:ブラック / ホワイト
- 良い点:アルミ合金の高級感ある外観 / ゲームから仕事まで何でもこなせる
- いまいちな点:ホワイトモデルは2種のみ / キーキャップのライティング
- 発売日:2024/10/29
- 価格:34,870円(税込)
- 購入先:Amazon.co.jp
- ロープロファイルキーボードとは?
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標準的なメカニカルキーボードのキーの高さは約18mmだが、ロープロファイルキーボードはそれ以下の高さに設計。そのため、キーを押す際のストロークが短くなり入力速度が上がる。キーボード全体が薄く設計されているため、持ち運びやすく、デスク周りがスッキリする。
- TKLとは?
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テンキーレスの略で、右側の数字のみのボタン群(テンキー)を省略した機種のこと。横幅が短く作業スペースを広く取れる。一方、数字キーをよく使う人はフルサイズキーボード(100% キーボード)の方が便利。
G915 X TKL レビュー結論:万能の一台で愛機に決定
- 素早いタイピングに最適な進化した薄型GLスイッチ
- 高級アルミニウム合金と薄型設計
- 摩耗に強いPBTキーキャップを新たに採用
- 念願のType-C対応!3種の接続方式
- 最大1000時間バッテリーに強化
- 便利なメディア操作と高いカスタマイズ性
- 安心の2年保証と高い入手性
- ホワイトの販売モデルは2機種
- キーキャップのライティング
- 白?青?
G915 Xは、洗練された美しさと高い機能性が融合した最高峰のロープロファイルキーボードとして、(筆者含め)多くのユーザーの「一生モノ」となり得る逸品だ。もちろん精密機器である以上いつかは寿命を迎えるものの、「こいつとは長く付き合っていきたい」と思える完成度を備えている。
次世代薄型GXスイッチの静音タイピングが心地良すぎて、2週間のレビュー後に元の愛用キーボードを使うと「こんなに打ちにくかった?」という戸惑いを覚えるほどの使用感の差を実感した。
Type-C対応も当然便利で、新採用の高耐久PBTキーキャップとアルミボディは、手入れ次第で高級感が長持ち。もちろんロープロ+ワイヤレスなのでデスクもスッキリ。精緻に作り込まれたアルミボディは見る者を飽きさせない気品を湛え、配信時の映えも抜群。さらに新機能の「KEYCONTROL」により、カスタマイズの自由度も一段と向上している。
完璧という観点では、いくつか改善の余地も残されている。しかし熱心なゲーマーや前機種G913のユーザーはもちろん、ビジネスやクリエイティブワークまで、あらゆるシーンで真価を発揮する万能の一台だ。
なお今回のレビューはテンキーレスだが、数字をよく使う方はフルサイズ(数字キー付き)がおすすめ。G915 Xはロープロファイルキーボードの魅力をまだ知らない方へも、自信を持っておすすめできる製品となっている。
その他の良い点や良くない点を含め、以下で詳細を見ていこう。
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