G915 X レビュー：“一生モノ”となり得る高級薄型ゲーミングキーボードはゲームにも仕事にもおすすめ

10/28/202411/21/2024

新型「G915 X」と前機種「G913」を比較

新型「G915 X TKL」と、前機種かつ筆者の愛機の一つでもある「G913 TKL」を比較。4年の歳月を経てどこが進化したのか見ていこう。視覚的な改良と構造的な改善、性能面の強化が行われている。

-	G915 X TKL（新）	G913 TKL（旧）
価格（税込）	￥34,870	￥32,010
発売日	2024年10月	2020年6月
タイプ	‎ロープロファイル	ロープロファイル
接続	LIGHTSPEED, Bluetooth, 有線（Type-C）	LIGHTSPEED, Bluetooth, 有線（Micro USB Type-B）
スイッチ	タクタイル, リニア（新型の薄型GLスイッチ）	タクタイル, リニア, クリッキー（薄型GLスイッチ）
アクチュエーションポイント	1.3mm	1.5mm
キーキャップ	デュアルショットPBT （印字も変更）	ABS
キーキャップ互換性	有（十字型）	-
トータルの厚み	22.6 mm（安定性向上）	22mm
ドングル収納スペース	有（全キーレイアウト対応）	有（テンキーレスのみ）
バッテリー	最大42時間（RGB100%輝度）	最大40時間（RGB100%輝度）
充電ケーブル	Type-C	Micro USB Type-B
RGB	有	有
メディアコントロール	有	有
KEYCONTROL	有	-
カラバリ	ブラック/ホワイト	ブラック/ホワイト
一言	現代技術で弱点消滅！	4年前の製品ながら実用的

新型G915 Xと前機種G913を比較

発表時には外観の変更はほぼないように感じていたが、じっくり見ると実は多くの箇所が変更されていた。皆さんぱっと見て気づくだろうか...？実は最近のLogicool Gデザインを踏襲し、細かくブラッシュアップされている。

気づきにくいけど、かっこよさも使い勝手も上がった！

また、キーボードのトータルの厚みが増したことで、打鍵音の緩和と耐久性が向上。実際にG915 Xを持ち上げて振っても、マラカスのようなカシャカシャ音は鳴らないことを確認した（G913はけっこう鳴った）。

まとめるとG915 Xは、G913の「ガタつくキー」や「ABS製キーキャップ」、「Micro USB」などの不満が消えたうえに、バッテリー強化やキー割り当て機能「KEYCONTROL」への対応などで確実に進化した後継機だと言える。

最後に重要な価格。物価高騰が続く中「さぞかしお高くなるんでしょ？」と想定していたが、Amazon価格で約3.1万円と値上げはかなり控えめ。前機種とあまり変わらない3万円台で入手できるのもうれしいポイントだ。

同系列のハイエンドロープロファイル採用ゲーミングキーボードとして、「ZENAIM KEYBOARD」「RAZER DEATHSTALKER V2 PRO TKL」のスイッチ、専用ソフト、価格などを比較してみよう。

-	G915 X	ZENAIM KEYBOARD	DEATHSTALKER V2 PRO
発売日	2024/10/29	2023/12/19	2022/10/28
スイッチ	新型の薄型GLスイッチ	ZENAIM KEY SWITCH	RAZER 薄型オプティカルスイッチ
ソフト	Logicool G HUB	ZENAIM SOFTWARE	Razer Synapse
筐体	メタル	メタル	メタル
一言	ゲーマー&ビジネス向け。静かで心地良い打鍵感。	ガチゲーマー向け。薄型ラピッドトリガー搭載。	ゲーマー向け。光学式スイッチでチャタリングなし。
定価(税込)	￥34,870	￥48,180	￥29,880

競合の薄型ゲーミングキーボードと比較。価格は執筆時

競合の薄型ゲーミングキーボードを比較すると、金属筐体採用モデルとしては適正な価格帯に位置している。ゲームだけでなく、仕事などでも活用したいビジネスマンには、G915 Xはベストチョイスと言っても良いだろう。なお仕事にはテンキーレスでなくフルサイズがおすすめだ。