Ubisoftは『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』の次回大型アップデート「オペレーション・コリジョンポイント」に向け、イヤー9ロードマップを更新した。
興味深い点として、新シーズンで行われる「オペレーターバランス調整」の対象が、シーズン公開前に明らかになった。コミュニティでも要望が多く見られた盾オペレーターの弱体化が決定し、一方ではYing(イン)、Sens(センズ)、Thunderbird(サンダーバード)が調整される。
『R6S』Y9S4でシールドが弱体化
更新されたロードマップの解説によると、イヤー9シーズン4(Y9S4)で予定している項目として「シールドの弱体化」が追加された。原文でも調整ではなく弱体化(Nerf)と明記されており、1つの面を弱くする代わりに別の面を強くする、という形ではなさそうだ。
Y9S1で、攻撃オペレーターのMontagne(モンターニュ)、Blitz(ブリッツ)、Fuze(フューズ)、さらに防衛オペレーターのClash(クラッシュ)はシールドのメカニズムにリワークを受けた。特に攻撃側の盾持ちたちには全体的な使用率の急伸が見られ、対戦により影響を与えられるようになった。
しかし、ついに「調整のときが来た」とのこと。盾持ちたちの「威圧感を低減させる」としている。対戦で遭遇したとき、特にル・ロックを展開したMontagneは止めようがないという感覚を抱かされる現状だが、どのように弱体化されるのだろうか。具体的な内容は日本時間11月18日午前4時から始まる公開パネルで明かされるだろう。
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Yingなど3オペレーターに調整
Ying、Sens、そしてThunderbirdがY9S4で調整される。概要は以下。
- Ying:防衛側のフラストレーションを低減させる方向で調整
- Sens:より戦略的にプレイできるチャンスを広げる
- Thunderbird:チームにとってより価値のある資産になれるようにする
現時点ではどれも抽象的な説明だが、Yingは弱体化、SensとThunderbirdは強化と予想して問題ないだろう。
Yingの「カンデラ」は、カジュアルな対戦ではラッシュに使ったり、eスポーツ公式戦ではエリア取りに使ったりと、何かと便利なガジェットだ。防衛側は、Warden(ウォーデン)がいないと強制的に閃光を浴びせられるしかない。
とはいえ、カンデラの数を減らしたり効果を弱めたりすると、単にピック率が下がる(そしてYingによって消されていた別のオペレーターのピック率が上がって次の問題の種になる)可能性が懸念されるため、どのようなバランス調整になるのか気になるところだ。
Sensについては、「R.O.U.プロジェクター」が最適解となる状況が未だに定まっていない。射線カット、エリア制圧支援、ディフューザー設置支援と多目的に使えるガジェットのはずが、YingやCapitao(カピタオ)など、似たような仕事をより効果的に果たせるオペレーターがいるため現環境では存在感が薄い。
画像の通り、PCランク・プラチナ帯以上のランクにおけるピック率もY9S3.3時点で最下位であるため、強化されるのは妥当だ。果たしてどのような変化を遂げるのだろうか。
Thunderbirdは、一度コンセプトを調整されたオペレーターだ。リリース時は回復ガジェット「コーナステーション」で味方を支援しつつ、アサルトライフルSpear .308やインパクトグレネード、ニトロセルで敵の体力を削り、攻防の体力差を広げることができた。
しかしY8S2でサブガジェットを変更。感知アラームと防弾カメラ、さらにその後は展開型シールドも与えられ、サポートに特化したオペレーターに変わった。その結果、対戦で目にする機会がほとんどなくなってしまった。最新のデザイナーノートで公開されたデータを見ても、PC版におけるピック率は最下位であることが分かる。調整内容の発表が楽しみだ。
Y9S4で確定した機能と内容変更
Y9S4のコンテンツは前回の記事でまとめたが、今回のロードマップ更新はそれを補足する内容となっている。
新機能「ファントムプレイヤー」の実装
これはマッチメイキングのバランスをとるための新要素として、以前から存在が明かされていたものだ。
現時点では、フレンド同士でチームを組み、フレンド間のスキル差が離れすぎている場合、高スキルなプレイヤーが低スキル帯のロビーに入れてしまうケースがあった。
- ※補足:シージのマッチメイキング方式
- 野良5人またはフルパのチーム:5人の平均MMR
- フレンドと野良の混成チーム:フレンド間の平均MMRを計算した後、野良のMMRを足してもう一度その平均を計算
そこで「ファントムプレイヤー」という6人目のプレイヤーを仮想し、チームの平均MMRが不当に低くならないように調整するのが目的だ。
「ダイナミック・マッチメイキング1.0」は延期
一方で、先日まで掲載されていた「ダイナミック・マッチメイキング1.0」はイヤー10に延期されることが発表された。これは「幅広いプレイヤー・データセットにもとづいて、サーバー割り当て方式を改善。よりダイナミックなマッチメイキングを実現する」というもの。
前述したファントムプレイヤーの実装にリソースを優先させたことがその理由で、順番が入れ替わった形だ。
イヤー9シーズン4「オペレーション・コリジョンポイント」は、日本時間11月18日午前4時から始まる公開パネルでその全体像が公開される。噂のBlackbeard(ブラックビアード)リワークなど、新コンテンツに注目しよう。
- タイトル:Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)
- 発売日:2015年12月10日
- 対象機種:PS5, PS4, Xbox Series X|S, Xbox One, PC(Steam)
Source: R6S Official
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コメント
コメント一覧 (10件)
センスはグラズのサーマル持たせてやれば?
自分のガジェットのスクリーンスモークだけ対応にして。
移動、視点操作すると完全に透過出来なくなって静止すると徐々に見えるようになるように振り幅を強くして、透過可能までの時間を少し掛かるようにしてやれば基本1箇所ずつしかロック出来ないからバカ強くもないけど防衛側からするとどこを見てるかわかんないから出て行くには脅威にはなる。って感じで
ROUは展開された面に射撃すると一瞬ノイズみたいなエフェクトで半透明になるようにしたら良いんじゃない?
SMGならレートの高さで途切れなく見れるし、LMGなら弾数で妨害し続けられるし
偵察ブロッカーはR6Eのフィールドウォール形式
つまり投げて設置出来るようにしても良いんじゃないすかね
パーティーのマッチ基準は一番上のやつに合わせればいいじゃん
なんで平均取ろうとするんだよ
上げランされる側も楽しくないからじゃないかな……(特に野良)
ROUはもういっそ反射無くしてスピードアップとか、設置方にするとか?
それかもうドローンにして体でスモーク操作したっていいし
ヴァロのカーテンは壁貫通だから、シージじゃあの便利さを再現すんのはむずい
ワイはSENSに「立ち止まっていればスモークを透過できる(ウォーデンのアレ)」を付けるか、もしくはメイン武器にSGを持たせるか、もしくはその両方を行えば順当に強くなると思う
センス本人があのカーテンを活かせないっつー特大の課題
アリバイみたいにカーテンを撃ったらピンが立つとかすればいい
今のままだとスモグレでいい
強くし過ぎた弱くし過ぎたを何回繰り返すんだよ